誰も席につかない映画館の秘密
Photo by Pawel Czerwinski on Unsplash
こんにちは!貴志太一です。
薄暗い映画館のスクリーンに、息をのむほど美しい映像と胸を打つ物語が流れているのに、客席には誰もいない。そんな光景を想像したことがあるでしょうか。実は、現代の多くの企業が直面している採用の現場では、これとまったく同じことが起きています。社内には情熱を持った社員がいて、素晴らしい挑戦が日々行われているのに、その劇的な物語が外の世界に全く届いていないのです。
多くの会社が、知名度がないから、あるいは特別な実績がないからという理由で、採用難に頭を抱えています。しかし、私がこれまで多くの組織の内側をお預かりしてきた中で確信しているのは、語るべき物語のない企業などひとつもないということです。ただ、自社という映画を上映するための正しい方法や、求職者の心を動かす予告編の作り方を知らないだけなのです。
単に給与や勤務地といった条件だけを並べた求人広告を出すのは、映画館の入り口に上映時間とチケットの値段だけを書いた紙を貼るようなものです。それでは誰も、その物語を観てみたい、その世界に飛び込んでみたいとは思いません。
私がフリーランスとして行っている採用支援とSNS運用の仕事は、いわばこの誰もいない映画館に、最高の予告編を作って観客を呼び込むことです。企業が普段の仕事の中で当たり前に生み出している温度感や、働く人々の誠実な背中を丁寧に切り取り、SNSという広大な街のスクリーンへと映し出します。
採用とは、最初から形が決まっているパズルを完成させるために、四角い無難なピースを機械的にはめ込んでいく作業ではありません。本当の採用の面白さは、少し歪な形をしているけれど、誰にも真似できない鮮やかな色を持ったピースを、お互いに持ち寄ることにあります。そんな二つのピースが奇跡的に噛み合わさった瞬間、そこには想像もしなかった新しい景色が広がります。
私は大学を卒業してから人事を5年間経験し、その後はSNSマーケティングの世界で届ける技術を磨いてきました。この両方の視点を持っているからこそ、企業の奥深くに眠る物語を、一番響く言葉に変えて発信することができるのです。
あなたの会社という映画館には、まだ誰の目にも触れていない素晴らしい物語が必ず眠っています。その魅力をただ閉じ込めておくのは、本当にもったいないことです。社外の人事部、そして広報部として、私はあなたの隣でその声を拾い上げ、未来の仲間へと真っ直ぐに届く物語を一緒に紡いでいきます。