なぜ「心の備蓄」を始めたのか
私が「心の備蓄」という考え方に取り組み始めたのは、人の心が危機の中でどのように揺れ動くのかを、多くの現場で見てきたことがきっかけです。
災害や強いストレスの状況では、人は普段とは違う心理反応を示すことがあります。
不安や混乱の中で、
・判断ができなくなる
・人間関係が悪化する
・組織が機能しなくなる
といったことも起こります。
しかしそれは、特別な人に起きることではありません。
誰にでも起こりうる自然な反応です。
私はこのことを知ったとき、一つの疑問を持ちました。
「もし人が危機のときの心理反応をあらかじめ理解していたら、状況は変わるのではないか」
物資は備蓄するのに、
心の備えはほとんど考えられていない。
そこに大きな課題を感じました。
そこで提唱しているのが
「心の備蓄」という考え方です。
これは
災害だけでなく
ストレスの多い現代社会の中で
人と組織が崩れないための心理的備え
をつくる取り組みです。
現在は企業向けの研修やプロジェクトを通して、
この「心の備蓄」という考え方を社会に広げる活動を行っています。
災害の多い日本において、これから必要なのは
物資の備蓄だけでなく、心の備蓄
だと考えています。
この考え方を、
企業や社会とともに広げていきたいと思っています。