負の資産を流用した時の話
製造現場あるある→導入失敗の在庫を活用した話。
何年も前の事ですけども、シンクライアント用に導入されて放置されてたAndroidタブレットがあって、それを現場用に使えないかと考えたんですけども。
その当時、工具開発部門で事例を記録するのに何年分もの紙をファイル何冊にも渡って保管していたものをExcelに移し替えたけど件数が増えてExcelの検索にも限界が来ていた。
紙からExcelでも結構手間が掛かるけど、掛かった手間に応じた効果はあったようで。
彼らはこのデータを資産と捉えて記録してたみたい。そこで、紆余曲折あって「なんとかこのデータ活用できんか?ずいぶんあるよ?」と相談されたのが経緯です。
予算?ないです。でも端末はタダ同然で転がってるし、自分というリソースはある。4ヶ月間、その現場とああでもない、こうでもないと言いながら作りました。それから少しずつ改良していって、という流れ。
会社が自分達にに払ってる金額考えたら、正直買った方が安いケースもある。
でもね、合うパッケージがあるとは限らないし、あったとしても既存のDBに繋がるかは別問題。買ってきたものが多機能過ぎたり、思ってたのと違ったりで倉庫で眠る、ってのは製造業あるあるだと思います。
買った方がノウハウ込みで実用できる。けどなんでもかんでもあるわけではないし、自分たちの業務に最適化できるのは自分達だけ。
大掛かりな準備は必要なくて「ちょっと便利だな」ぐらいから始めていくと着実に結果に繋がります。このタブレットアプリ、結局あとからWebAPIの起点になって部門間のデータ連携にまで育ちました。
最初から壮大な計画を立てなくていい。転がってるものを拾って、現場が「これ使える」って思える形にする。それだけで十分始められたりします。
そういうもののほうが長続きしてたりするんですよね。