こんにちは。
フリースタイルエンターテイメント(FSE)で人事を担当しています。
これからWantedlyの記事を通じて、普段なかなか外からは見えにくい、FSEの「人」や「組織」、「働き方」について少しずつお伝えしていこうと思っています。
最初の記事では、今まさにFSEで始まっている人材育成の取り組みについてご紹介します。テーマは、「人間力を磨く」です。
15期目を爆走中。FSEはいま、「第2創業期」へ
フリースタイルエンターテイメントは、現在15期目です。
私たちは次の大きな成長に向けて、会社として「第2創業期」の立ち上げを進めています。社長だけでも、経営陣だけでもなく、本当に、社長以下みんなで会社をもっと良くしていこう、もっと成長させていこうと、日々一生懸命に取り組んでいます。
FSEは創業以来、Web制作を一つの柱としながら、クリエイティブ制作、Webマーケティング、動画制作、ブランディング支援など、その領域を広げてきました。
ただ、「できることを増やす」こと自体が目的だったわけではなく、根底にあるのは、
「お客様の課題を解決するために、必要なものは何か?」という考え方です。
そのために必要な技術や知見があれば、社内に取り込み、学び、磨き、進化させ、
少しずつ事業領域を広げながら成長してきました。
言い換えれば、
お客様の課題と向き合い続けた結果、会社そのものが進化してきた会社です。
第2創業期に必要なのは、「スキル」だけではない
これまでFSEでは、実務に必要なスキルの多くをOJTの中で身につけてきました。
Web制作、デザイン、動画制作、マーケティング、営業、ディレクションなど、それぞれの職場で先輩から学び、仕事を任され、実践しながら成長してきました。ここは、これからも変わりません。
一方で、会社がこれからさらに事業を拡大していくためには、これまで以上に組織として人を育てる基盤を整えていく必要があり、FSEとして特に大切にしたいのが「人間力」です。
専門的なスキルや知識は、もちろん大切ですが、能力が高ければ、それだけで良い仕事ができるわけではありません。会社が大きくなればなるほど、一人で完結する仕事は少なくなります。仲間とともに一生懸命に働き、お客様と向き合い、部下・後輩を育て、ときには難しい判断をしなければならず、そう考えると長く活躍するために必要なのは、スキルだけではなく、どのように物事を考え、どのように人と向き合い、どんな姿勢で仕事をするのかという、一人の人間としての土台がとても大切になってきます。
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
FSEで昔から社長がよく社員に伝えてきた言葉があります。
京セラやKDDIを創業した稲盛和夫さんの、
「人生・仕事の結果=考え方 × 熱意 × 能力」
という考え方です。
この方程式の中で、現状のFSEにとって、特に大切だと考えているのが、
「考え方」です。(熱意、能力はもう十分すぎるほど、社員一人ひとりがストイックに日々の仕事や自己研鑽で自分たちで伸ばしてくれています)
稲盛さんの考え方で特徴的なのは、「能力」と「熱意」はゼロ以上である一方、「考え方」にはマイナスが存在する、と捉えていることです。
つまり、どれだけ能力が高くても、どれだけエネルギーを持っていても、その根底にある考え方がマイナスであれば、その力は社会にとって良くない方向に使われてしまうことも・・・。
逆に
良い考え方を持ち、そこに熱意と能力が掛け合わされれば、人はより大きな価値を生み出すことができる という考え方から、FSEでは、熱意を増やし、スキルを磨くことと同じくらい、「考え方を磨くこと」を大切にしていきたいと考えています。
「考え方」はどうやって磨くのか?
もちろん、正解は一つではなく、仕事を通して学ぶこともありますし、
上司や仲間との対話から気づくこともたくさんあると思います。
その中で、FSEが今回取り組んでいるのが
「偉大な先人たちの考え方を学ぶ」という方法です。
私たちが今悩んでいることの多くは、これまでの長い歴史の中で、たくさんの人たちが同じように悩み、考え続けてきたことでもあると思っています。先人たちの言葉には、今の時代にも通じるヒントがたくさんあります。まずは知ることから始めようという取り組みです。
自分にとって吸収できるものがあれば、どんどん取り入れていくことで、自分たちの人間力を磨くことにつながるのではないかと。こうした想いから今期、今回の新しい取り組みが始まりました。
社長と一緒に本を読む。「輪読会」がスタート
今期から、社長と社員が一緒に本を読みながら学ぶ「輪読会」をスタートしました。
世代ごとに分かれ、社長と直接対話をしながら進めています。
記念すべき1冊目は、稲盛和夫さんの『生き方』 です。
稲盛さんが長い経営者人生の中で培ってきた、「人はどう生きるべきなのか」という考えがまとめられた一冊です。
ただし、この輪読会は、「この本に書いてあることを覚えましょう」
という研修ではなく、みんなで本を読みながら、
役職も年次も関係なく、感じたことを、忖度なく自由に話していい場にしています。
8月は『生き方』のプロローグから
8月のテーマは、『生き方』のプロローグです。
「人は何のために生きるのか」「人生で本当に大切なものは何なのか」「能力や熱意以上に、なぜ考え方が重要なのか」といった、本書全体につながる大きなテーマが語られています。
実際に輪読会をやってみると、世代によって反応がかなり違いました。
年次が上の中堅社員以上からは、共感の言葉が多く見られたのに対し、
一方で、若手社員からは「少し抽象的で難しい」「今の自分にはまだ実感が湧かない」
「ちょっときれいごと過ぎてまだ腹落ちしていません」という声も上がりました。
これはとても自然なことだと思っていて、私自身も、その時の年齢や経験によって読んだ本の見え方が大きく変わってきた経験があるからです。
「今は理解できなくてもいい」
若手社員に対して、社長が話していた言葉が印象的でした。
「今は理解できなくてもいい。これを押し付けるつもりもない。」
そのうえで、
「ただ、こういう考え方があるんだと知っておくこと。それが、みんながこれから経験を重ねていく中で、必ず役に立つ時がくると思っている。」
と伝えていました。
この言葉は今回の取り組みをすごく象徴していると思っています。
会社が社員に対して、「こう考えなさい」と答えを与えるのではなく、
いろいろな考え方に触れながら、自分自身で考える材料を増やしていき、
必要な時がきたら、それを自分たちの「引き出し」の中から取り出してこれたらいいな、と思っています。
人事として、これからが楽しみです
人材育成を担当する立場として、今回の輪読会がこれからどんな変化につながっていくのか、とても楽しみにしています。
本を一冊読んだからといって、人が急に変わるわけではありませんし、研修を一回やったから、会社が強くなるわけでもありませんが、この小さな積み重ねが、数年後の一人ひとりの仕事の仕方や、人との関わり方を少しずつ変えていって、会社が強く素敵になっていったらいいなと思っています。
第2創業期を迎えるFSEが、これからどんな会社になっていくのか。
このWantedlyでも、そんなFSEのリアルな成長の様子を、これから少しずつお伝えしていきたいと思います。