三菱電機株式会社 / 開発本部開発業務部 技術戦略グループ・専任
私はこれまで半導体の研究開発で仮説の立案、検証というサイクルを繰り返すことによって課題を解決する方法を身につけてきました。これは研究開発だけに留まらず、新規事業の立ち上げや文部科学省出向時の研究開発テーマ立案にも活用して参りました。例えば私がプロジェクトリーダーを務めた新規事業の立ち上げでは震災時における新規救助装置のコンセプトを作り、それを被災経験者や消防隊員にヒアリングすることで検証とさらなる
研究開発をマネジメントすることによって、新たな研究開発テーマの創出や技術の社会実装に貢献していきたい。
自社の研究開発の将来のポートフォリオや戦略を策定しています。国内外の技術動向の調査と自社の研究開発の分析を行い、自社の研究開発のマネジメントを行っています。
自社の研究開発のファンディングへの応募を支援しています。また、大学との共同研究のマネジメントに従事。
大学発ベンチャーの成功に影響を与える研究開発について調査・分析に従事しました。
文部科学省に出向し、「未来社会創造事業」や「Q-Leap」といった助成金事業の運営に携わりました。事業の運営にあたり、国内外の技術動向を分析し、事業の新規テーマの立案に従事しました。また、財務省との折衝により事業の予算確保に貢献しました。
携帯電話基地局向け窒化物半導体高電子移動度トランジスタの研究開発に従事しました。短期特性改善のプロジェクトとして目標としていた信頼性の向上に成功しました。また、国家プロジェクトに参画し、窒化物半導体高電子移動度トランジスタの信頼性劣化機構の解明、及び特性向上に従事しました。
社内の新規事業創出を目的とした部署に異動し、震災時における新規救助装置の企画立案をプロジェクトリーダーとして行いました。本企画は社内公募のインキュベーションプロジェクトとして採択され、米国との共同研究により技術検証を行いました。また、社内の保有技術を社外の事業に適用することによる新しい事業創出を目指したプロジェクトを推進し、新規事業創出の手法を構築しました。
酸化物半導体薄膜トランジスタの信頼性向上を目指した研究開発に従事しました。開発の中で主に電気特性評価から特性劣化モデルを構築し、プロセス及びトランジスタ構造の改良によって目標としていた酸化物半導体薄膜トランジスタの信頼性向上に成功しました。本開発のにおいて執筆した6件の国内特許と2件の海外特許が登録され、所長表彰を受賞いたしました。
パワーデバイス材料として期待される炭化ケイ素では積層欠陥の拡張が特性劣化の原因として問題になっており、その原因究明するためにフォトルミネッセンス法を用いた研究に従事しました。
フォトルミネッセンス法と呼ばれる光学的手法を用いてパワーデバイス材料として期待されている炭化ケイ素の積層欠陥の検出に関する研究に従事しました。