こちらの記事は前回から引き続き、全国221店舗の美容室EARTHグループ代表である”國分利治(こくぶん としはる)”さんによって著された一冊『地道力』でインスピレーションを受けて書いた記事です。
派手なスーツを着こなし、フェラーリに乗り、10億円の豪邸に住む國分利治さんの成功は、地道な努力によって引き寄せられたものでした。
この本は、普通のサラリーマン家庭に生まれ、やんちゃだった國分利治さんが、成功を掴むために実践したことを惜しみなくまとめたものとなっています。
どんな状況や環境からでも、努力で社長になったというのはとても勇気をもらえます。
若い時は時間ぐらいしか掛けることはできない
この本で書かれていた事でとても衝撃を受けたことは、”Give and Take”の考え方です。
若い時に差し出せるものは皆さんならどんなことを思い浮かべますか?
お金?知識?経験?ただ、若い人にとって差し出せるリソースも少ない人の方が多いのではないでしょうか。
差し出せるもので一番手っ取り早くて効果が高いのが時間です。僕も若い時に差し出せるものは、時間ぐらいしか思いつきませんでした。
國分利治さんは、「若い時は自分の時間を銀行預金に積み立てるように時間投資しなさい」と著書の中でも述べられています。
時間を積み立てるという”投資”の考え方が経営者だな、と勉強になったことを思い出します。
僕自身も若い時にひたすら営業や経営の勉強に取り組んでいましたので、今考えるとそれが時間を積み立てていた”投資”という事なんだなと感じています。
今差し出せるものは時間のみ。そのため、最大限働いて将来の自分に投資する感覚で行動するのは、とても良い考え方だなと感じます。
女、酒、賭け事に溺れないこと
これは僕にとってもとても刺さる言葉です。
「飲む、打つ、買う」という言葉があり、男性にとって理想の夢になりえるような状態を指す場合に用いられる言葉でもあります。
一方で人生を崩してしまう要因になってしまうというものを表している言葉でもあります。
先ほど触れた”give and take”の考えがここでも出てきますが、仕事に没頭するということは、女、酒、賭け事におぼれず断ち切る力が必要だという事です。
この3つの要素が原因で夢を諦めることになった人が多いのも事実です。僕の周りにいる多くの人達にも陥りがちな事でもあるな、と感じています。
成功を掴みたいのであれば、この要因には真っ向から立ち向かいたいものですよね。目先の欲に溺れずに、オンオフを切り替えていければ良いのではないかとも僕自身は思っています。
過去に自分がやってしまったことは、「あ、こんな自分もいるんだな、かわいいな自分(笑)」と想いながら仕事へのモチベーションにされることをおすすめします。
まとめ
経営者を目指している方々にとって、これほど刺激になる本は他ににないなと感じています。
僕は起業する時にすごく背中を押してくれた本でもあります。
僕自身、この本を定期的に読み、日々の仕事に向き合う姿勢というのを正しているほどです。本当に感謝しかないなと感じています。
経営者を目指している方は特にぜひ手に取って読んでいただければ幸いです。
それではこのへんで。
住谷知厚(すみたにともひろ)
<参考>
◆地道力[新版] 目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!
◆強いチームは「基準」でつくられる | ワクセル Official Web Site