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CIC Tokyo合同会社 / Marketing&PR
ホップ農業の仕組みを変え、廃棄物の有効活用で新しい価値を創造した経験である。 具体的には、ホップの廃棄物からセルロースナノファイバー(以下CNF)を取り出すプロジェクトをリーダーとして0から始めたことだ。その成果は「Newton」「NATURE」と肩を並べる化学系ジャーナル「ACS Agricultural Science & Technology」に成果が掲載され、その月間エンゲージメント数はNo.1となり、次月号の表紙を飾るに至った。 CNFとは、木材から抽出する素材であり、その機能の高さから、車のボディやランニングシューズのソールなどで活用されている。しかし、木材以外からCNFを抽出する前例は無く、これまで不可能とされていた。 私は、中学・高校時代の化学系の友人に尋ね、抽出が不可能ではないと直感した。また、「もしこれができるならば、従来負とされてきたものを活用して、逆に大きな価値を生み出すことができる」と考え、実家のクリ農家が閉業した背景からそれに似た状況のホップ農業を助けたいという使命感で行動してみようと思った。 プロジェクトを進めるため、アプローチしたが、「廃棄物からの抽出ができるならば、どこかの研究機関が既に思いついてやっているはずだ。どこにもそんな研究機関がないことからも、それができない理由があるはずだ」「仮に抽出が奇跡的に成功した場合でも、廃棄物由来の新素材という前例は聞いたことがない。どの企業も実装に協力してくれないから無理だ」、そういった返答で20の研究機関、30の企業に断られ続けた。 そんな状況でも諦めず、自分の構想を信じ続けた。断られる度に何が原因だったかを省みて、何度も挑戦した。 その結果、ホップ農家、地域起業家、市公務員、研究機関(横浜国立大学)、町工場、リテール会社やビール会社に協力を得て、チームに参加していただいている。 チームができた後も、私はチームに向けて週に1回、Slackを使って総括を配信している。理由として①チームがどこに進もうとしているのか仲間全員の共通認識をつくるため、②ニュースや情報への感度を高めるためである。その結果、アウトプットを、他研究所、他地方組織の3〜5倍のペースで作成できた。 成果物として、廃棄物においてホップ産業の仕組みを変え、経済・環境・社会的に価値を創造することができた。
30代に以下の価値のものを生み出したい。 私が生み出したい価値とは、①今にはない価値であること、②10年後にスタンダードになり得る価値であること、③その価値が自分も知らない多くの人に(少なくとも日本人すべてに)提供できることである。 特に教育に関心を持っており、教育のDX・Ed Tech方面の活躍を目指している。
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