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前田 隆行
前田 隆行(まえだ たかゆき) 1976年、神奈川県生まれ。 University of Canterbury卒 アルファ医療福祉専門学校卒 老年精神科ソーシャルワーカー 在宅介護支援センター 第三セクターのE型デイサービス DAYS BLG! 代表 特定非営利活動法人町田市つながりの開 町田市つながりの開 理事長 株式会社100BLG 代表取締役/CEO 特定非営利活動法人 若年認知症サポートセンター 理事 特定非営利活動法人 認知症フレンドシップクラブ アドバイザリーボード 一般社団法人 日本認知症本人ワーキンググループ 理事
河野 禎之
もともと私は認知症の人の認知機能障害や行動・心理症状、QOL(Quality of Life:生活の質)をどのように評価し、ケアに活用できるのかという研究に取り組んできました。 しかし、認知症の人が自分の暮らしをこれまでと同じように続けていくためには、病院や介護施設などで認知症の人ご本人だけにアプローチしていても実現しないと感じるようになりました。 私たちは、暮らしの舞台である「地域」や「社会」を変える必要があると考えました。では、誰が「地域」や「社会」という “顔の見えない” 存在を変えることができるのでしょうか? 私のひとつの答えが、100BLGです。BLGは介護サービスを通じて、認知症の人の思いを形にすることで、いつのまにか地域や社会ともつながっています。そして、そこにいる人たちは「仲間」となって、人と人とのつながりを実感しています。そんな地域の拠点が全国に100個あれば、きっと風景を変えることができるはずです。 私は、BLGをいかに具体的に実現できるかを、研究者としての視点から分析し、研修プログラムとして落とし込んでいます。とはいえ、町田のBLGを100個つくるわけではありません。それぞれの地域、それぞれの事業所ごとに特長があるはずです。ひとつひとつの事業所と「ともにつくる」ことを何より大切にしています(決して「私たちが教えてつくる」わけではありません)。 近い将来、100個のBLGがお互いの長所や成功、短所や失敗を学び合うことができるようになれば、今まで思いもよらなかったような、さまざまな可能性が生まれてくるはずです。チャレンジする価値は十分にあると思っています!
Takehito Tokuda
2001年東京大学文学部を卒業後、NHKのディレクターとして、医療や介護に関する番組を制作。09年にNHKを退職し、認知症にかかわる活動を開始。10年より現職。NPOの活動とともに、認知症や高齢社会をテーマに、自治体や企業との協働事業やコンサルティング、国内外の認知症フレンドリーコミュニティに関する調査、認知症の人と家族のためのオンラインショップdfshopの運営などをしている。著書「認知症フレンドリー社会」(岩波新書)
Tomohiro Hirata
認知症がある人に「ハタラク 」を通じて新しい暮らしの選択肢を提供する100BLG株式会社CCO。2019年までNHK福祉番組ディレクターをしていました。 Eテレで「ハートネットTV」などの制作に携わる。介護・医療・認知症・自殺問題を中心に番組を制作。認知症に関する番組に、『[NHKスペシャル]シリーズ認知症その時あなたは』(2006年)、『[NHKスペシャル]介護の人材が逃げていく』(2007年)、『[認知症キャンペーン特集]わたしが伝えたいこと ~認知症の人からのメッセージ~』(2015年)などがある。 2017年には、番組をきっかけに出会った人たちが執筆した『認知症になっても人生は終わらない』(harunosora刊)の出版をプロデュースした。 取材を通してBLGと出会い、100BLGの立ち上げに参加。広報PR全般を担当している。
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