両國　執 (りょうごく　たもつ) 株式会社クライド(フルスピード)　コアテクノロジー開発室　室長 [経歴] 1977年8月生まれ。宮城県出身。山形大学教育学部総合教育課程音楽文化コース卒業。卒業後、アルバイトなどをしながら、県主催の職業訓練校でITコースを履修し、基礎を学ぶ。2002年1月より創業間もない株式会社エキサイトに入社、顧客先に常駐しWindowsServer、UnixServerを中心に業務システムの構築、保守運用、更改プロジェクトなどを担当。 2011年サイバーエージェントグループのエンタメ領域を担う株式会社ジークレスト入社。ポータル事業部でMAU300万人オンラインゲームのデータベースを中心としたミドルウェア領域の設計や運用、チューニングなどを担当。2011年4月社内MVP受賞。その後2013年7月、エクスペリアンジャパンを経て、株式会社フルスピードへ入社（現職）。同社アドテク事業立ち上げ間もない時期に初期メンバーとしてジョインし、現在に至るまでインフラ全領域の責任者に従事。事業の柱である広告配信システムを24365で支えている。コアテクノロジー開発室長として、エンジニアのマネジメント、育成、採用に加え、情報システム部門や他事業部への技術支援、アドバイスなども行っている。 [現職で私が情熱的に取り組んできたこと] 既存の仕組みを常に改善し、モダンなものへと変化させ、一緒に働く同僚がより効率的で、楽しく働けるような環境を整えること。会社組織としてスクラムを取り入れる方針の中、インフラエンジニア組織としてValueを高めるため、DevOps推進による品質とスピードの向上、少ない人的リソースで大規模システムを運用していくための自動化。24365の負担を軽減するため人事や経営層を巻き込んだ働き方改革、インフラ環境改善の企画を主導し、実行実現した。 [技術、経験] ・ユーザー企業としてデータセンタ設置システムの移設 ・アドテクのインフラに求められる高トラフィック、低レイテンシなシステムの設計 ・10万/sec を超えるリクエストを捌くシステム設計、構築、チューニング ・OSSに求められる調査力、解決力 ・データベースの運用設計、構築保守(MySQL/PostgreSQL) ・データ分析環境の設計、構築、運用(CDH/Hadoop,Hbase,Spark on Kudu) ・DevOpsツールの導入、開発、運用 ・スクラム開発をベースとした他セクションとの連携 ・コスト重視したGlobalな機材の調達 ・クラウド上に構築されたSSPシステムの運用保守 ・AWS、GCPを利活用したメディアサイトの構築、運用 ・カンファレンスやセミナー、研修への積極参加

【目標】 事業会社でラインマネージャーとして、エンジニア組織を強固な形に牽引する。 →事業側でバリューを出す経験をした際に「次世代の育成」に試行錯誤をした →その内容に面白みを感じたので、今度はエンジニアの育成や組織の醸造にミッションを追ってコミットしたいと考えた 【経験】 ○株式会社テプコシステムズ ・共通基盤システムと基幹システムの開発業務に従事し、要件定義から受け入れテストまで担当。テクニカルなスキルだけでなく、業務知識や折衝能力およびチームリーディングに必要な力を養う事が出来た。 ・インフラアーキテクチャ・開発環境を担当するチームのリーダーとして、10名のチームを率いてプロジェクト全体最適化の観点でチームマネジメントやプロジェクト問題発生時の上位エスカレーション等を積極的に推進していた。 ○株式会社リクルートテクノロジーズ ・社内向け/商用Webシステムのインフラ基盤設計/構築業務、定型業務担当チーム20名のマネジメントに従事し、社内外のステークホルダーがいる中で折衝・調整能力を養いつつも、事業と密接に関わり「どうしたらシステムが良くなるか」だけでなく、「どうしたら事業に貢献出来るか」という1段上の視野を身に着けることが出来た。 ・納期短縮/コスト削減を目的とした構築から運用を短納期化・自動化する為の取り組みを開始し、実業務における改善ポイントを見定めて、グランドデザインから詳細設計を推進した。 ・2017年4月からSUUMOに対してSRE活動を推進する組織の構築を担当。PMO業務など、システム系以外の組織運営に必要なものも含めて「SRE活動の意味と事業につながるバリュー」を検討しつつ実装した。 ○株式会社フルスピード　※株式会社クライドへ出向 ・インターネット広告配信システムのDevOps / CSIRT担当として、システムのQCD向上、生産性向上、情報セキュリティの強化に従事。 ・サイロ化している状況であったので、現状調査と分析に時間をかけ、「今がどういう状況なのか？」をQDCを軸に明らかにしていき、課題の明確化と効果の見立ておよび実装をスピード感を持ってこなすことで、DevOpsを実現した。 ・また、少数精鋭で運営されているチームということもあり、業務の自動化にだけ囚われず、そもそもの業務のあり方や効率化の検証を行うべく、業務を1つ1つひも解き、生産性を可視化するところから着手する事で、改善の効果も見える化した。 【活かせる知識・技術】 ・アプリケーション設計、インフラ設計および実装・構築技術 ・SW、HWの設計・構築経験・知識・技術 ・業務に必要となる資格（主にベンダー系） ・チームマネジメント、チームビルディング ・情報セキュリティマネジメント ・会社を超えた折衝・調整能力