Issue

大手メーカーの中核事業部では、長く国内トップレベルの地位を保持してきたものの、外資からの本格攻勢、デジタルを用いた新興プレイヤの登場によって、事業モデルを自己変容する必要性に迫られていました。
デジタルを活用しながら、売り切り型の事業モデルを革新すること、を目的に取り組みを開始しました。

Team

既存事業のプロフェッショナルであるクライアントチームと、事業開発の専門チームとしての当社、領域スペシャリストが一体となって、構想策定・事業構築推進を行いました。

Approach

なぜ変革が必要なのか？について、置かれている競争環境の分析を踏まえ、当該事業の抱えるイシューを特定し、トップマネジメントとの討議を通じて、変革ビジョンを定めました。
ビジョンが絵餅にならないように、ビジョンを実践する具体的な事業仮説を導出し、各事業の戦略的な意義を明確にしながら、具体的な事業構想を策定しました。
実際の事業開発推進に向けては、当社メンバーが推進チームの一員となり、社内のR&Dとの協議や、社外企業に対する初期的な商談設計を進めました。
構築の推進に際して、都度生じる様々な課題を踏まえ、柔軟に計画の軌道修正を重ねながら、活動を推進しました。

Highlight

領域スペシャリストと連携しながら、顧客候補と、その他ステークホルダーが参画する枠組みを形成し、事業の実現に向けた重要な学びを得る場を構築しました。
大きな事業の実現に向けては、単一企業としての自助努力だけに留まらず、いかに社外の重要なステークホルダーと関係性を構築し、社会トレンド化を含めた働きかけを推進していくか、が重要であることを学びとしてチームで共有しました。

Outcome

本件検討をきっかけとして、他の事業においても、本業をトランスフォーメーションする必要性について共有し、全社的な変革の動きに繋げました。
本件の事業構築について、引き続き、投資判断も得ながら、上市に向けた取り組みを進めています。