太田 安純
伝統の虫
「urban」というテーマのもと伝統工芸品の展覧会を開催しました。 京都工芸繊維大学 中野デザイン研究室では、毎年職人の方々のご協力の下、制作を行い、伝統工芸の新しいあり方を考えてきました。 主に手仕事により、時間と労力を要する伝統工芸は、消費サイクルの早い都市での日常使いは容易なことではありません。 しかし、そのような「都市」と「伝統工芸」を組み合わせて生まれた今回の作品は、伝統工芸の未来を考えるきっかけとなります。 伝統に囚われず「urban」を工房で実際に素材と技術に触れながら「伝統工芸」と掛け合わせ、様々なアプローチを試みたプロジェクトです。