こんにちは。イエソド プロダクトマネージャーの冨田です。
本日は東京大学大学院を卒業後すぐに起業し、2019年4月に入社された塚本さんにイエソドに入社を決めた理由をお話ししてもらいました。
塚本 啓太 / Tsukamoto Keita
1992年生まれ。千葉県出身。東京大学修士。
GoogleやWikipediaといったWebアプリに感銘を受け、大学では情報系の学科へと進学。
学部・大学院を通してソフトウェアテスト・プログラム自動修正といったソフトウェア工学の研究に従事。
何でも自動化&仕組み化するのが好き。最近はCloud RunとTypeScriptがお気に入り。
プロダクト開発中に気づいたことは積極的にOSS貢献するのが趣味。
大学院卒業後、就職せずに起業
ー 卒業後、直ぐに起業されたのですか?
はい、大学院まではソフトウェア工学を研究していました。
東京大学大学院の修士課程を卒業後、そのままスピンオフする形で当時の研修室の助教をされていた方と二人でテスト自動化と自動プログラム修正の領域で会社を立ち上げました。
ー 就職せずに起業するのは怖くなかったですか?
躊躇は特にしなかったですね(笑)。就職活動自体は少ししてみたのですが、起業に踏み切りました。
ー 起業してみてどうでしたか?
研究してきたことと現実で求められていることの間に、自分たちの力では埋められないギャップを感じました。日本企業は人の手でテストをする文化が根付いています。自動テストがまだそれほど普及していなくて、テストを自動化することの意味や意義を中々ご理解いただけませんでした。また、ご理解いただけたとしても前例がないので中々導入プロジェクトが進まないし、いざ導入できてもテストの運用保守まで含めた体制がなく、メンテナンスが疎かになりがちです。
このままではいけない、エンジニアとして世界を変えられるいいものを作りたい、という思いが芽生え、転職をして今はこうしてYESODでエンジニアをしています。
インタビュー中にジュースを飲む塚本さん
イエソドに転職
ー 入社の決め手となったポイントや出来事はありますか?
代表の竹内に直接声をかけられて、初めてイエソドを知りました。
色々と話を聞いているうちに将来性のある楽しそうな会社だなと感じました。
ー入社の決め手となったポイントや出来事はありますか?
まず、サービス自体が凄く良い、世界が幸せになるプロダクトだと思いました。
前職ではGitHubやSlackの権限設定がすごく大変で苦労していました。
というのも、世の中のSaaSは、サービスによって微妙に権限の考え方が違っていて、それを一つ一つユーザーが調べて適切に設定することが大変なのと同時に、それは世界のリソースの無駄遣いだと思いました。
いわゆるベストプラクティスはないかと思っていたところで、SaaS for SaaSであるYESODに出会い、その思想(中央集権型のSaaS管理)に納得しました。
また、竹内と小さなチームで仕事ができる事も魅力的でした。僕のような経験の浅い若手が、上場企業のCTO経験者と机を並べて仕事をする機会は中々得られません。元々、CTOになるエンジニアがどれだけ凄いものなのか肌で感じてみたいと思っていて、これには飛びつくしかありませんでした。ちなみに、竹内は、研究室同期として東大理情を見てきた僕からしても(コンピュータヲタクさが)かなり凄いです(笑)。
加えて、Amazonで有名なTwo-Pizza Teamみたいなスモールチームが好きなこともあり、起業初期のステージであることにも惹かれました。
ー 入社後一番大変だったことはなんですか?
竹内とは大まかな方針を一緒に決めた上で、僕が担当するパートについては基本的に自分の力で進めています。大きな裁量があり、非常にやりがいを感じられる一方、やはり大変なときはしんどいです(笑)。
ー その大変さにどのように立ち向かっていますか?
まず、自分の力で調べたり、勉強を常にしています。
技術的な問題については竹内もいつでも質問に答えてくれますし、ドメイン知識などは周りの人の力もうまく使って乗り越えていますね。
ー 会社の特徴はなんだと思いますか?
プロフェッショナルの集まりだと思います。よく社内で使われる言葉に「自由と責任」というものがあります。そこを履き違えないでうまくやれる人達が集まっているように思えます。
あと、足りないところを補い合える。専門性が高いけど、協調性も同時に備えている集団かなと思います。
ー 会社の好きなところは何ですか?
Netflixのカルチャーとして有名なドリームチームを体現しているところですね。
エンジニアチームも「情熱プログラマー」の中にある Be The Worst を体現できるようなレベルの高い人が集まっている所が好きです。
ー 今後会社をどうしていきたいですか?
直近の目標としては、しっかりお客さんに使ってもらえるいい製品とそのための良い組織を作りたいです。
中期的な目標としてはG SuiteやSlackのように当たり前にYESODが使われる世界を実現していきたい。
長期的には世界をリードするテックカンパニーにしたいと思っています。
インタビューをする冨田
仕事について
ー 現在の仕事内容を教えてください。
エンジニアとして主にSaaS連携機能を実装しながら、必要に応じてYESOD本体のフロントエンドやバックエンドを改修・実装したりしています。
ー 仕事の面白い部分、難しい部分を教えてください。
これを作ると誰かが便利になる、幸せになるという実感が得られるのが面白いです。
技術自体も流行りのものなので、仕事を通じてキャッチアップも一緒にできるのも楽しいです。
難しい部分は既存のMVCフレームワークなどの枠組みを使わずに、仕組みをゼロから作っている所です。
全体設計やYESOD本体とSaaS連携機能のインターフェースをどうしようか考えながら、何度も作っては壊し作っては壊しと試行錯誤しています。
ー やりがいもありそうですね。
そうですね。SaaSは世の中にいっぱいあるので、底が見えないというか、YESODでまだまだできることがたくさんあるということが見えているので、やりがいがとてもありますね。
プライベートについて
ー プライベートはどのように過ごしていますか?
規則正しい生活が好きなので、平日はルーチンを守って家で過ごすようにしています。
一方で、休日はスポーツ観戦したり、最近は自転車に乗ったりしています。
ー プライベートな時間のために大切にしていることはありますか?
朝型の人間なので早寝早起きを心がけています。
仕事中は限られたリソースでどのように最大限のアウトプットを出すのかを常に考えています。
僕が思うに集中力は大事なリソースで、1日に4時間集中できれば良いと言われています。毎日4時間の最高レベルの集中力を保てるように考えて行動しています。そうすることで、労働時間が短くてもアウトプットが出せると考えています。
ー 実際のところ、どのくらい働いていますか?
平均すると1日8時間弱くらいですね。それ以上は集中力が続かないので帰って寝るようにしています。
皆様へ
ー イエソドが気になっている方が居たら、なんて声をかけたいですか?
エンジニアの方にとっては、創業初期で技術的にもプロダクトの解決する課題的にもチャレンジングで面白い環境だと思います。それに代表の竹内自身がインフラの話から、最新プロダクトまでわかる技術ヲタクなので、話していてとても楽しいです。
それ以外の領域の方についても、会社としても成長するタイミングなので、この波にうまく乗ることでキャリアップを目指す人にはいい機会になるかなと思います。
スタートアップに行くのは勇気が必要なことですが、自分に自信があったり、現状に満足していない人が居たら、話を聞くだけでもコンタクトしていただけると嬉しいです。
インタビュー後にオフィスにて記念撮影
// 編集後記
このインタビューはオフィス近くのHubで行いました。
取材の協力スタッフが居るわけでもないので、取材する冨田と取材される塚本さんの二人で対面して座り、お互いに写真を撮り合いながら進めました。
インタビューという性質上、会社のものを身につけるべきかなと思って二人共会社パーカーを着ていったのですが、外から見たらいい年した男子が二人ペアルックで写真を取り合う、小っ恥ずかしい感じになってしまいました。。。