こんにちは。株式会社ヤプリで採用担当をしている石村です。
今回の社員インタビューは、日本を代表するテックチームでの開発を経て、今年6月にヤプリへジョインしたエンジニア・佐藤です。10月よりテックリードも担っている佐藤に、最先端の技術を取り入れ顧客志向でプロダクト開発を推進するヤプリの開発チームを、どんな思いでリードしているのか話を聞いてみました。
【プロフィール】
佐藤 源紀(さとう・げんき)プロダクト開発本部 プラットフォーム開発グループ/テックリード
東京大学大学院・工学系研究科(システム創成学専攻)を卒業後、新卒でIT系メガベンチャーへ入社。サーバーサイドエンジニアとして、ヒットモバイルゲームタイトルの開発を担う。その後、インフラ部門に異動し新規事業において設計・構築・運用を担う。リーディング・責任者・マネージャーを歴任し、Fintech系スタートアップへ入社。事業全体を俯瞰するエンジニアとして、サーバーサイド・インフラ・採用を担当。2018年6月にヤプリへ入社、サーバーサイドエンジニアおよびテックリードを務めている。
【Yappliについて】
「Yappli」は誰でも簡単に高品質なスマホアプリを制作・運営できるプラットフォームです。直近3年間の導入企業数は250社を超え、国内外の名だたるトップブランドの自社アプリを支えています。
ヤプリのプロダクトは、エンジニアの新しい仕事を創り出す存在
-これまでIT系メガベンチャーやFintech系スタートアップという、先鋭的な開発環境を持つ企業に身を置いて感じたことを教えてください。
IT系メガベンチャーに入社した当時は、ソーシャルゲームバブルと呼ばれている時期でした。入社した頃には800人近くのメンバーが在籍しており、カルチャーも成熟した環境で。体制も整っており、部署も役割ごとにきちんとカットされている環境でした。特定のスキルを身につけるには最高でしたが、色々と経験してみたいという思いも生まれはじめて。具体的には、違う領域や組織づくりに関わっていきたいという思いですね。
その後、Fintech系スタートアップに入社しました。入ったばかりの頃は、まさにサービスの立ち上げ期で、プロダクトも設計段階から携わりました。自分が感じていた課題をダイレクトに解決できる点はもちろんのこと、エンジニア採用にも関わらせてもらうなど、願っていた経験をたくさん積ませてもらったと思っています。感謝の言葉しかないですね。
-魅力的な会社を2社経験した身として、佐藤さんの目にヤプリはどう映っていますか?
これまでの2社では、常にBtoCでサービスを開発してきました。ヤプリではサービスの性質上「BtoBtoC」なのでシンプルにそこに興味が湧いたこともありますが、一番の魅力はサービスの汎用性だと思います。
低コストでネイティブアプリを簡単に制作・運用できるサービスは、多くの方に使っていただける存在になり得ます。こう聞くとアプリ開発エンジニアの仕事を奪っていくかのように聞こえる方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。
AWSやGoogleAppsなどのクラウドサービスがそうしてきたように、汎用的で面倒な部分を我々のプラットフォームでカバーし、世のエンジニアがよりクリエイティブでユニークな部分の開発に集中するための黒子のようなポジションを狙えると思いました。そしてそれが実現できれば、社会全体のアプリの品質を押し上げられる可能性がある。そこに魅力を感じました。
最先端技術を積極的に導入しつつ、守りの意識も高く
-入社後、ヤプリのプロダクトや開発チームに身を置いて、何か感じたことはありますか?
まずプロダクトについてですが、実装している機能の数が多く質も高いと思いましたね。それは、エンジニアをはじめ会社全体で、クライアントやユーザーとちゃんと向き合って開発を進めてきた証です。だからこそ、短期間でクライアントの支持を集められて、プロダクトとしても伸びていったのだなと思いました。
開発チームに関しては、他部署との関わり方に、ヤプリらしい特徴を感じました。開発を進めていく際、BtoCの場合だと SNS や友人から情報を仕入れて「ちょっとこうした方がいいかな…」と、考えて実装するというサイクルが中心でした。ただ、ヤプリのサービスはまずはBtoBなので、営業やカスタマーサクセス、制作などの社内の他部門から情報を仕入れ、改善に繋げていく。そのため、ビジネスサイドとコミュニケーションを密に取っているメンバーが多いという印象でした。
-ヤプリの開発チームが使用する技術については、どんな印象を持っていますか?
最先端の技術を既存システムの技術スタックに縛られずに、どんどん導入していますね。当社はAWSが基本ですが、新しい機能を導入する際にはあまりこだわらず、ときにはGCPなども使って小さな環境でまず試していますね。社内では実績のないgolangや gRPC、Nuxt.jsなども本番環境へどんどん入れていっているので、攻めていると思います!(笑)。とはいえ、ある程度事例が出てきているものを使っているので、攻めつつもしっかりと守りも意識していて、バランス感覚がいいなとも思いますね。
テックリードに就任して得られた「視点」
-ヤプリにおける、テックリードの役割を教えてください。
そもそもテックリードのポジションはこれまで無かったということもあり、何をしていくべきかを日々考えています(笑)。各ポジションの役割や開発状況を踏まえながら、今は「テックリード」という言葉に縛られず、開発を円滑に進めるためにはどうしたらいいのかを考えて、色々な人と密にコミュニケーションをとっていますね。
ヤプリが今後目指すビジョンを考えると、現在のシステムでは不足している部分があります。開発メンバーが増えた時にも対応でき、早いスピードで機能改善を進められるようなシステムの構築を積極的に進めたいと思っています。
-テックリードとして、得たものは大きかったですか?
これまでは、サーバーサイドという限定した領域でしかプロダクトに携われていませんでしたが、現在では、リーダー会や全社の部長会といった意思決定の場にも参加しています。色々な情報が耳に入るようになったので、得られた情報を元にどうチームをリードするか、プロダクト開発に臨むべきかという視点を持てるようになったのは大きかったなと思っています。
もちろん、時には悩むこともあります。ですが、心の底から楽しめていると思いますね。悩める範囲が狭ければ狭いほど、悩むことが無くてつまらないとも思いますし、悩むって自由度が高いがゆえのことですし、幸せです。
-では最後に、ヤプリの魅力をお願いします!
プロダクトに関しては今後更に成長し、多くの方々に使っていただく機会が増えていくでしょう。一方で、社内の体制はこれから整備していく段階です。プロダクトの成長スピードに合わせ、直近一年間、相当早いペースで採用が進みました。新しいメンバーが一気に増えたからこそ、各人がパフォーマンスを引き出すための体制づくりは急務といえます。
裏を返せば、自分たちが組織を作っていけると言えるのではないでしょうか。時には相談を受けたり、アドバイスをしたりという部分で力を発揮できますし、自身で「こういうことをやりたい、こういうところを改善したい!」というアイデアや意見を、まだまだ言える機会があるので、そこは意欲的な方にとって魅力に映ると思います。
これからのヤプリを一緒に創りませんか?
現在株式会社ヤプリでは、エンジニアを始めとする複数ポジションを募集しております。これからの「Yappli」はもちろん、組織づくりも一緒にチャレンジいただける方、ぜひお気軽に一度話を聞きに来てください。