MMTの主軸事業『Moment Movie』では集客プロモーションを狙いとした、イベントのアフタームービーを制作、提供しています。
原宿で開かれたオアシス展での、ある依頼をきっかけに『鮮度のある映像』と『イベント』を掛け合わせる『Moment Movie』を追求していくことを決めたMMT。今回は弊社が『Moment Movie』に力を入れたきっかけについて、代表の伊東に聞いてみました。
「展覧会の映像記録をとる」という依頼
イギリスのロックバンド「Oasis(オアシス)」の展覧会が、2015年10月に原宿のラフォーレ原宿にて開催されました。
そこで”Definitely Maybe”というジャケットのプロモーションをするために、ソニーミュージックからMMTへ依頼がありました。依頼内容は「原宿で行われる4日間の展示会で映像記録を取って欲しい」というシンプルなものだったんです。
「もっとMMTらしい価値をどうしたら出せるか?」と常に考えちゃうタイプなので、「記録をとるだけ」「言われたことをやるだけ」というところにモヤモヤしていたんです。
当時、オアシス展の集客目標人数を開催者に聞いてみると、4日間で5000人が集客目標だと言われたんですよ。その時、僕の中では「オアシスって日本でもファンが多いはずなのに、4日間で5000人って目標は少ないんじゃないか」と思ったんです。
集客に向けて、映像で貢献できることを模索
そうした中で何か「映像で貢献できることないかな」って考えていました。そして『リアルタイムで起こっているイベントの映像を、短い尺で毎日、世の中に出していく』そんな提案をしました。
「Champagne Supernova」や「Don't Look Back in Anger」「Whatever」など、オアシスの代表曲しか知らない、にわかのファン層って、むちゃくちゃ日本にいると思ったんですよ。イベントの雰囲気を、15秒くらいのリアルタイムな映像で発信できれば、こうしたにわかのファン層にもっともっと展示会に来てみようかなって思ってもらえるきっかけになるんじゃないかなと。
にわかのファン層って「オアシスの展示会がある」という情報を知っただけでは「よし、行こう!」とはならないんですよね。でも今日も、明日も、明後日も「オアシス展」の情報を目にしていたら、3日目、4日目あたりで「ちょっと行ってみようかな」なんて思うんじゃないかなと考えていました。
Instagram ストーリーズもない時代に、『即日で出すショートムービー』を発信
当時はFacebookのページくらいしかなくって、今のようにInstagramのストーリーズも無かったんですよね。なので当然、『即日で出すショートムービー』という文化すらもありませんでした。
そこでオアシス展の担当者に「オアシスのFacebookページで、その日に消してもいいから、15秒くらいの動画を毎日投稿してほしい」ってお願いしたんですよね。
それがうまく通って、毎日このようなショートムービーを発信し続けました。
「イベントの雰囲気」だったり
「飾られているギターの感じ」だったり
このような短い映像を発信してきて、最終日には来場者が10,000人を超えました。最初はこんな来場者が増えると予想してなかったんですけど、展示会の模様を毎日毎日、投稿していくことで他のメディアにも映像が転載されたり、新聞に載ったりとか、様々な波及効果がありました。
当初の目標集客数は5,000人だったので、そこからから大きく目標数を大きく上回ることができました。
『鮮度のある映像』と『イベント』を掛け合わせる
『Moment Movie』を追求していこうと決意
『Movie』という映像は、何か人の心を動かしたり、人の行動を動かしてくれると思っているんですね。その日の内に起こった鮮度のある映像を、手元のスマートフォンに綺麗な形で届け続けることによって、人の行動を変えていける。
イベントの開催者や来場者をより幸せにできる、そして人の心や行動を変えていけるような『Moment Movie』を追求していきたいと考え、この事業を始めました。