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viviONがWEBTOON(ウェブトゥーン)をテーマに産学連携プロジェクトを発足! 企業が教育現場を舞台にクリエイティブ業界へ貢献できることとは?

今、『Z世代』と呼ばれる若い世代に注目されている、縦スクロールのデジタルコミック「WEBTOON(ウェブトゥーン)」

viviONでは読者の皆様により多くの感動を届けるため、品質の高いWEBTOON作品を制作していくべく、2022年1月にWEBTOONスタジオを設立いたしました。

しかしながら、日本でのクリエイター市場はまだ成熟しておらず、後進育成が必須だと考えた私達は「東京コミュニケーションアート専門学校」との産学連携プロジェクトを発足し、4月には授業をスタート!

本記事ではこのプロジェクトについて、中心メンバー3名に想いを語っていただきます。


岡本 純(Jun Okamoto)/コンテンツ部 IP開発チーム マネージャー
プロデューサーとして数多くのコンテンツ制作に関わる。
WEBTOON産学連携プロジェクトでは企画立ち上げを担当。


阿部 伸之介(Shinnosuke Abe)/経営戦略部 経営戦略チーム リーダー
新規サービスや、事業の立ち上げを数多く手掛ける。
WEBTOON産学連携プロジェクトでは、プロジェクトマネージャーを担当。


宮崎 晋輔(Shinsuke Miyazaki)/事業推進部 comipoチーム
viviONの運営する電子書店アプリ『comipo』で、編集業務を担当。
WEBTOON産学連携プロジェクトでは、講師として登壇。

『面白い』が決まっていない!? セオリーのない挑戦。

――まずは、みなさんの考えるWEBTOONの魅力について教えて下さい。

阿部:そうですね、1番はWEBTOONというジャンルがまだ新しい領域ということもあって、良い意味でやり方や勝ち方……セオリーみたいなものが決まっていないんです。そこが魅力かなと。

宮崎:わかります、「こうすれば面白い」みたいな王道が決まっていないのって魅力的ですよね!

いろんなことに挑戦することができるコンテンツだからこそ、若いクリエイターにフィットするっていう側面はあると思います。

岡本:お二人がすべて話してくださいましたね(笑)

そして、だからこそ若い世代と一緒に取り組んでいく産学連携とはばっちり親和性が高いと思っています。

宮崎:WEBTOONはZ世代……生徒さん達の世代に最適化されていますよね。

「読むもの」だったマンガから「見て体験する」新しいコンテンツに進化していると思います。本当に魅力的ですね。

指名制!?産学連携プロジェクト発足、その経緯――

―― 先日、第一回目の授業を終えたと思いますが、手応えはいかがでしたか?

岡本:とってもよかったです! 生徒さん、みんな前向きで私達まで気が引き締まりました(笑)

阿部:わかる、嬉しかったよね。

岡本:改めて、これからの時代を担う若いクリエイターさんたちに、もっと熱意をもってWEBTOONの知識や技術を伝えていきたいと思いました。

宮崎:やる気が伝播してくるというか……こちらも頑張って最後まで授業をやりきりたいですね。

―― みなさん、今回はいろんな部署から集まってプロジェクトを進めているようですが、講師側の人員はどうやって決めたんですか?

岡本:私は専門学校でイラストレーションや2DCGの講師をしていた経験があって、すでに学生とは密接に関わったことがあったのと……私自身、WEBTOONが大好きなので選ばれたんだと思います。
そして、お二人に関しては私が指名させていただきました!(笑)

阿部:そうなんですよ、ご指名いただいて(笑)

宮崎:一緒にやらないかって誘ってもらえたの、嬉しかったですよね。

岡本:阿部さんは新規サービスや事業の立ち上げのプロ。だから、今回のプロジェクトを安心してお任せできるのは阿部さんしかいないなと思いました。

阿部:僕はこの話を聞いた時に、後進育成に携わるということが弊社の経営理念の一つである「ユーザーとクリエイターが楽しみながら、幸せに生きていける社会にする」という考え方とマッチしていると感じたんです。

なので、ぜひ参加したいなと思い、即OKしました!

宮崎:お〜……!

岡本:ちなみに宮崎さんも、即OKしてくれたんですよ(笑)

宮崎さんは、困っている人がいたら率先して「こっちだよ〜」って旗振りをしてくれるとても優しい人なんです!

だから、そんな宮崎さんなら、先生としても生徒さんたちから信頼してもらえる『いい先生』になれるんじゃないかと思って、声を掛けました。

宮崎:だって、将来有望な生徒さんがたくさんいる専門学校で、新しい時代のクリエイターを育てられる! これってとってもワクワクしますよね?

ぜひ、間近で素晴らしい作品が作られていくところを見てみたいなと思い、二つ返事でOKしたんです。

僕は、今までマンガ編集者として働いてきたので、生徒さんたちに伝えられるものが何かしらあると思っています。

なので、ぜひぜひ僕たちのアドバイスをいっぱい吸収して、素敵なクリエイターとして育って欲しいなと考えています。

―― みなさんの想いや熱量が高いからこそできる、産学連携プロジェクトなんですね。

阿部:はい、部署が異なっていても、このプロジェクトを成功させたいという思いは同じなので一丸となって本講義に関わることができていると思います!

早朝ウォーキング!?授業前の悲喜こもごも。

―― もう少し踏み込んで授業についておうかがいしたいのですが、授業の前になにか特別に準備したことや意識したことはありましたか?

岡本:初回の授業はWEBTOONをより深く知ってもらうことや、WEBTOONを取り巻くビジネスに焦点を当て、阿部さんと宮崎さんにメインで喋っていただきました。

宮崎:そうなんです。作品を作り始める前に、まずは「WEBTOONとは何か」「それは今どんな市場なのか」「そこに将来性はあるのか」を説明したいと考えたんです。

なので、まずは僕自身がWEBTOONについて改めて勉強しなおしました。あやふやな状態じゃ、生徒さんに責任を持って教えられないですからね。

阿部:具体的にはどんなことをしたの?

宮崎:いろいろしましたよ!例えば、各販売サイトの人気作や、WEBTOON制作会社の記事を読み漁ったり。

今売れているWEBTOONの共通点は何か、そもそもWEBTOONがどのようなものか生徒さんに知ってもらう為の準備をしましたね。

阿部:なるほど、僕も準備自体は万全にしていましたが……正直、学生の皆さんに興味をもってもらえるのか? という根本的なところに不安がありましたね。

不安すぎて、朝から無駄にウォーキングしちゃったりして(笑)

岡本:ウォーキング!(笑)その不安は無事、払拭できましたか?

阿部:できました!

授業の最後にやった質問コーナーでは、実際に働くことを想定した質問がきたりもして……とても嬉しかったし、これから授業を続けていくことが楽しみになりましたね。

―― 今後の授業の流れはどんな予定なんですか?

岡本:授業はひとまず全6回を予定しています。

今回のプロジェクトでは、私たちがWEBTOONの制作工程をお伝えしつつ、生徒さんに全ての工程を経験してもらう形にしています。

最終授業では、自身の作品が少なくともワンシーンは出来上がっているような設計になっているんですよ。

―― それは楽しそうですね!

宮崎:はい。なんだったら、僕たちも受けてみたいですねって話していました(笑)

一芸特化も大歓迎!みんなが『クリエイター』として生きていける社会に。


―― これからWEBTOON業界を目指す生徒さんに向けて、なにか一言アドバイスはありますか?

宮崎:まずお伝えしたいのは、WEBTOONなら一芸に特化しているだけでプロを目指すことができます。

制作の工程が分かれていることで、イラストが得意な子、着彩が得意な子、お話を作ることが得意な子、それぞれが自分の『得意』で輝くことが出来るんです!
この制作形式は、これからマンガ業界を目指す学生にとって、挑戦しやすいフィールドだと言えると思います。

さらに縦スクロールマンガは、マンガという形式になじみがない海外の方でも簡単に楽しむことができるんです。
読者の母数が大きくなれば、今までよりずっと活躍の場が増えます。マンガ家になれるかどうかという厳しい現実に向き合わなくてはならない生徒さんたちには、ぜひこの授業を通して自分の可能性を知ってほしいですね。

―― 得意なことが1つでもあれば、WEBTOONに関わることが出来るんですね。とても夢があります!

阿部:そうなんですよ。若い世代にはとても魅力的な話ですよね!

若いクリエイターが作るからこそ、同世代のユーザーに深く刺さる新しいWEBTOONが作れるかもしれませんね。

―― 新時代の象徴になるような作品、楽しみにしていますね!

岡本:が、頑張ります(笑)

でも、本当にそんな作品をviviON発で生み出せるように努力していきたいですね。

宮崎:確かに、そんな素敵なマンガを世に出したいですね!

だからこそ、若いクリエイターの育成に力を入れ、生徒さんと我々が二人三脚で『新時代のWEBTOON』を制作していければと思います。

岡本:好きなことを生涯の仕事にできる社会にしたい。

私達の思いと学校の思いとが、この部分では強く合致していると感じています。

これからの授業もとても気合いが入りますね。

今1番、アツい業界!WEBTOONで求められている人材とは?


―― 最後にお聞きしたいのですが、みなさんが思う「WEBTOON業界に必要な人材」とは何でしょうか?

阿部:さっきも一芸特化の話が出ましたが、WEBTOON制作は分業制になっています。
だからこそ、若い頃から自分の強みを集中的に伸ばすことが可能なんですよね。

プロが早い段階からサポートし、知識や技術を教えて成長させていける環境を作りたいですね。

余談かもしれませんが、僕個人としては外部のクリエイターを巻き込んだ、『オープンイノベーションプラットフォーム』のような事業を行っていけたらと考えています。
たとえばですが……クリエイターが自分の感性を強く反映させた企画を持ち込み、その企画の実現の為に、我々ビジネスサイドがサポートして、より精度が高く、より濃い事業を展開していけると楽しいですよね。

WEBTOONにも、そんなオープンな取り組みを一緒にやっていけるような方が来てくれるとうれしいですね!

―― ありがとうございます、宮崎さんはどうお考えですか?

宮崎:WEBTOONはその読みやすさから日本だけではなく、世界中の人に親しまれています。

しかも一芸特化でも活躍できる土壌がある。

そんな”今アツい業界”だからこそ、熱意を持って制作に取り組める方が業界に必要だと思います。
でも、新しくなにかに挑戦するのは不安……という方も、我々が全力でサポートするので安心してください。
より多くのクリエイターが活躍できる舞台をviviONがご用意できればと思います。

―― 最後に、本プロジェクトの立ち上げをされた岡本さんはいかがでしょうか?

岡本:WEBTOONはもちろんコンテンツ業界全体に共通することですが、熱意を持って制作に取り組み、一緒に最前線を走り続けることができる人が求められているかなと。

愛を持って、WEBTOON制作に取り組める方がいたらぜひご一緒したいですね。
熱いパッションがあり、モノづくりがお好きな方、私たちと力を合わせて、素敵な作品を創りましょう。

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執筆:鮎澤圭亮・あいざわあつこ
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