NPO法人WELgee|自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会
WELgeeは紛争・迫害などから逃れ、希望をもって日本にやってきた難民たちが、経験や専門性を活かして日本で人生を再建するため「就労・キャリア」を手段にプログラムを展開しています。
https://welgee.jp/
今回は、今年の4月に入社した新入社員の吉野さんに、リングローに入った経緯についてお話を伺いました^^
吉野さんは、大学院を卒業後に新卒採用でリングローに就職。
おもに池袋本社のサポートセンターにてPCの購入や修理に関するお客様サポートを行っていますが、先月には1か月間奈良県に滞在し、新しい「集学校(※)」の立ち上げ準備を担当するなど、様々な業務にチャレンジしています!
※リングローが運営する「集学校(しゅうがっこう)」については、こちらをご覧ください^^
※↑奈良県でITよろず相談を開催した吉野さん
社内の人からもそう聞かれることがことが多いです。
「東大の院卒なの?なんでリングロー入ったの?」という感じです(笑)
でもその質問に私自身あまりピンと来ていなくて。ただ、リングローが素敵だなと思ったから入っただけなので、
「なんでそのことを質問されるんだろう…」
って思うんです。
通っていた大学院には、大学卒業時にまだ勉強したいと思い入学しました。
その気持ちだけだったので、学歴が欲しかったわけでも、すごいと思って欲しいわけでもなかったんです。
ただ自分の学びたいことが勉強できる大学院の一つに東京大学があったっていうだけで…(カッコ良すぎる…)
その勉強したいことっていうのが、『日本にのがれてきた難民の方達がどうやって生活しているのか』とい
うテーマで、最近だとウクライナとかミャンマーから来る人たちのことですね。「難民」って聞くと海外の問題だというイメージを持つ人が多いと思うんですけど、全然そんなことなくて。日本にもいるんです。
・なんで日本を選んだんだろう?
・どうやってきたんだろう?
・日本語もわからないから家も借りられないだろうし、仕事もないしどうやって暮らしているんだろう?
そういったことが気になって研究テーマにしました。
研究をしていく中で、NPO法人WELgee(ウェルジー)というところでインターンをする機会がありました。
そのNPO法人は、祖国での迫害や紛争などを逃れて日本にやってきた難民の方々のキャリア支援をしている団体だったのですが、その団体で働かれている方にリングローのことを教えてもらったんです。
WELgeeでは、「学歴や職歴、経験があるのに言語の壁や国のイメージで可能性や機会が制限されるのはもったいないという考えがあり、日本でもしっかりスキルが使えるように就労を支援しています。
そういう考え方が素敵だなっと思っているときにリングローのことを知り、「もったいない(活かしきれていない資源や人の魅力)を活かす」というようなビジョンに親近感がわいて、面白そうな会社だなって思いました。
日本は新卒ブランドじゃないけど、新人に対しての教育がしっかりしているから今まで勉強してこなかった
フィールドで働いてみるのもありかなって思いつつも正直、ギリギリまで迷っていました(笑)。NPO法人にいた時と同じような働き方をすれば即戦力になれるし、勉強してきたことも活かせるので。
でも最後は、素敵だなと思ったリングローのビジョンと、「よし!パソコンのこと分からないけど飛び込んでみよう!」という勢いでした。
私、エントリーシート(以下ES)をすっごく書きたくなかったんです。「あんな300字や400字でその人の何がわかるの?」と思っていました。
だから「他の会社はもっとお給料もお休みも多くてよかったんじゃないの?」って質問をされるけど、そもそもお給料やお休みの優先順位は高くありませんでした。それよりも言いたいことが言えて、社員同士がフランクに接することができる方が大事でした。だから他の会社はほぼ受けていなかったんです。
会社に対する不信感というか、ESで落とされたりするのも意味が分からないし、話も聞いてくれないなんてどうなのって。
もちろん説明会とかには行きましたけど、結局良い所しか話さないし、何をやっているのかもいまいち理解できませんでした。本音が見えないって言うか。
だからリングローの「ESいらないよ!オフィスいつでもきてね!」とか「学歴見ないから」って言うところに惹かれたし、嬉しかったんです。
学歴だけで期待されるのもプレッシャーで、勝手にイメージされるのも嫌です。学歴とひととなりは関係ないと思います。
入社した今もパソコンのプロになりたいとは思っていなくて、この会社で得た知識や経験は、海外からきた人の手助けをする武器の一つになればいいなと思っています。今取り組んでいることも、自分の人生の目標というか、「最終的になりたい姿」みたいなものに繋がっていくための時間だと思っています。
リングローで働いていくことに言えることですけど、何か目標があったり、自分のやりたいことがあって入社する人の方が強いと思います!
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます^^
また次回のストーリーをお楽しみに!