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風通しのよい学生ライター制度は、こうしてできた│京都大学 Oさん・Kさん

「コンサルティングxクリエイティブ」で大企業の課題解決に挑戦する日本ビジネスアート株式会社(JBA)では、学生インターンが、企画立案・編集・ライター・フォトグラファーなど様々な職種で活動しています。そんな、個性豊かで才能に溢れる学生たちに迫るのがこの企画。今回は学生ライター発足当初のメンバーで、現在は京都でライターリーダーを務めるOさん、Kさんの対談形式でお送りします。

(参考記事)

Oさんの紹介はこちら!→『バイト嫌い人間から脱却、学生ライターのリーダーへ│京都大学 Oさん』

Kさんの紹介はこちら!→『医学一筋じゃない!社会に目を向ける機会をくれたJBA│京都大学 Kさん』

私たちが「ライター」になるまで

O:今回はライターリーダー対談ということで、2人で取り組んできた京都でのライター制度構築の過程について、お話ししていきましょう。これまでの1年間を振り返ってみると、いろんなことがあったね。

K:ね、どこから話せばいいかわからないくらい。今は当たり前のように京都にライターがいて仕事の依頼が来て…という仕組みができあがってますが、もともと京都には企業調査や、企画提案を行うマーケティングのメンバーしかいませんでした。私も元はライター枠で採用されたのですが、入社当時ライター制度構築の話は全く進んでおらず、私はマーケメンバーとして働いていて。話が動き出したのは、2019年の4月頃のこと。ちょうど同じ頃、Oさんという強力なライター志望メンバーが入社してきたんです!

O:強力とかではないけど(笑)。入社から1か月くらいして、「ライターになるためのテストをします」って言われて、長くて難しい本を読んでなんとか提出して。JBAの社員ライターさんに添削していただいて、晴れて5月からライター教育課題に取り組み始めました。1つずつ執筆、提出して社員ライターさんからのフィードバックをもらう形で執筆の練習をしていましたね。

K:その時点でのライターメンバーは、私たち2人を含めて4人で、社員ライターさんの教育を受けて、徐々にライターとしての技術と心構えを身につけていきました。ライター育成課題は、初心者が引っかかりやすいポイントが盛り沢山で、とても勉強になりましたね。ライター同士でそれぞれの課題をチェックし合ったりもして。育成課題を一通りこなした後の5月中旬頃からは、実案件を任せてもらう中で社員ライターさんにフィードバックをいただいて勉強していきました。自分が初期に書いた文章を今になって見返してみたら、こんなミスしてたのか!ってびっくりするよね(笑)。

O:うん、書く力は1年前よりも確実についたと思う!実案件の執筆をやる中で気づいたことやもらったフィードバックなど、どんな小さなことでもノートにメモして、忘れないように工夫しました。その積み重ねで自然に力がついて、原稿も最初ほど直しが入らなくなりました。あと、私の紹介をしていただいてる記事でちらっと話したんですけど、ライター初期の頃は社員さんも手探りだったので、自分達からも発信して制度を整えていかないとって考えるようになって。それで他の学生たちの意見を聞いて、社員さんに「こんな仕事させてください」とか色々言いに行ってました(笑)。そしたら社員さんも真摯に聞いて、意見をちゃんと取り入れて下さるんです。そうやっていくうちに、だんだん仕事を受ける仕組みが整っていきました。

「ライターリーダー」としてのお仕事

K:さて、ここまでが、私たちがやっと「ライター」を名乗れるようになった段階までの話です。社員ライターさんの熱心な教育とフィードバックのおかげでなんとか「ライター」として執筆できるまでになった私たちでしたが、この頃、各自が執筆する原稿の本数が徐々に増えてきて、それまで私たちの教育を担当してくださっていた社員ライターさん一人では指導に手が回らなくなってきたんです。さらに、これから京都ライターチームの規模を大きくしていこうという提案もあって。そこで、社員ライターさんの負担を軽減すべく、特に案件に多く入ってきた私とOさんが「ライターリーダー」になったのです。

O:それが、実案件をやり始めて4ヶ月ほど経った9月のことでした。その頃のリーダーの仕事は、主に京都学生ライター全体のシフト管理や案件の振り分けなどで、社員さんに準じた権限を与えてもらって、案件を受ける際に社員さんと直接交渉する機会もありましたね。また、担当の社員ライターさんを含めた3人がライター全体の稼働状況を把握しておく仕組みを整え、今まで教育担当の社員ライターさんに集中していたトラブル発生時の対応も、より迅速にできるようになりました。週1回のペースで社員さんも含めたライターリーダーミーティングを行い、成果を報告しあったり、問題を振り返って改善に向けて意見を出し合ったりしました。

K:ミーティングでは、他にも本当にいろんなことを話し合って…。シフト入力や依頼を受ける際のルール決めといった基本的なところから、依頼の進行状況を把握するための仕組み作りや日報制度の構築など、効率化のための工夫も。執筆の質を上げるために、案件ごとに社員さんからフィードバックをもらう時間を取ったりもしましたね。あとは、今後のライターチームのことも見据えて、ライター採用の仕組みや採用後の育成制度の内容を考えるなどもしています。マーケとライターの学生が同じ空間で作業しているという京都オフィスならではの環境を生かし、マーケチームとの連携を進める構想も練っています。

ライターリーダーになって得たもの、気づいたこと

O:そんな感じで、問題への対処が適切だったかなどといった振り返りはもちろん、たくさんの視点を持ってライターとしての仕事に向き合ってきた1年間でしたね。リーダーになってからは、自分の原稿執筆に加えて、ライター全体のマネジメントのお仕事が加わったので最初は大変に感じることもありましたが、しばらくすると慣れてきて、それまでよりもお仕事が楽しくなって。会社のこと、京都オフィスのこと、ライターメンバーのことを俯瞰して見れるようになったし、仕事に対する心構えなども学べたと思います。

K:学生リーダーから自主的に提案して仕組み作りをしてきたことで、柔軟で風通しが良いライターチームができあがったのかなと思います。そして、私たちが自主的に提案してこられたのは、私たちの意見を真剣に聞き入れて、すぐに動いてくださる社員さんたちがいたからだと感じますね。

O:ほんとに、JBAの社員さんは、相手が学生であってもその裁量を信じて仕事を任せてくださるよね。そこに妥協も存在しないからこそ、私たち2人はライターリーダーとして強い責任感を持ちながら、萎縮せずに積極的に意見を言うことができました。そんなJBAという恵まれた土壌の上で、今はライターのレベルアップの制度や執筆の体系も整ってきて、ますます働きやすい環境ができていると思います。ぜひ、一緒に高め合っていく新しい仲間が入ってきてほしいですね!

ライターの今後の展望

K:私たちが取り組んできた舞台は京都でしたが、ここで形作られてきた執筆のプロとしてのライターチームのモデルを、ほかの拠点にも発信していきたいとも考えています。これまでライター専門の学生育成プログラムがなかった東京や大阪、あとは今後発展していくであろう札幌の拠点でも、京都のライター育成モデルやライターの働き方のモデルを使ってもらって、JBA全体で学生がもっとレベルの高い執筆をできるようになれば、と期待しているんです。

O:拠点間のつながりという点では、実際既に大阪のライターメンバーと顔合わせして意見交換をしたりと、各拠点のライター同士をzoomでつないで話し合いをする機会も作ってきました。とはいえ、全社的にライターの人数が足りていないのが今の大きな課題。この記事を読んでくれた方で、文章を書くことが好き!日本の経済を動かす大企業のための執筆って楽しそうかも!という方は、ぜひ一度オフィスへ足を運んでみてください。ライターはみんな未経験のところから始まっているので、挑戦してみたい方は誰でも大歓迎です!

K:私たちもまだまだ学びの最中です。一緒に成長していける仲間がもっとたくさん増えてくれると嬉しいです。みんなでレベルアップできれば、もうJBAのライターの可能性は無限大です!(笑)

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