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【社員インタビュー】広告運用×マーケティング戦略で、戦略を「描く」だけでなく「実現」できるストラテジックプランナーに

プロフィール

金親 敬寛(かねおや たかひろ)

2020年新卒入社。プランニングUnit ストラテジックプランニングDivision 所属。入社から2年半はストラテジストとして広告運用に従事。レジャーや人材、クレジットカードなど幅広い業界の案件を担当。現在はストラテジックプランナーとして、マーケティング戦略の立案・提案をおこなっている。趣味は登山・バックパック旅・グルメ。

-本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介をお願いします!

 新卒入社4年目の金親です。ストラテジックプランナーとしてマーケティング戦略策定から戦術の実行プランまでを担当しています。よろしくお願いします。

海外での衝撃から「人の可能性を拓く」広告業界へ

多様な価値観に触れた学生時代

-はじめに、学生時代はどのように過ごしていましたか?

 大学は法学部で、国際政治学を専攻していました。特にゼミ活動では ODA(政府開発援助)について学びました。また、ゼミがきっかけで Webマーケティング事業のイン ターンシップにも参加し、社員が6人のベンチャー企業で海外に対して日本の旅行情報を発信する業務を担当していました。

 この経験から海外、特に東南アジアに興味を持ち、海外旅行が趣味になりました。これまでに10を超える国に行きましたが、一番印象に残っているのは、卒業旅行の南米縦断です。登山が趣味ということもあり、マチュピチュとパタゴニアを目当てに行きましたが、自然が豊かで、スケールの壮大さに圧倒されました。

-グローバルに活動をされていたのですね! 数ある海外経験の中で、印象的だったことはありますか?  

 東南アジアの人々の日常風景です。大学2年時に初めて発展途上国へ行ったのですが、全てが新鮮でした。ゼミを通じて貧困問題は知識としてはありましたが、現地の様子を目の当たりにすると「こんな世界が本当にあるのか」と衝撃を受けました。

 一方で、街中を歩いていると、現地の人たちがのびのびとしていて、幸せそうに暮らしていました。街で出会って食卓まで招いてくれたラオスの人との交流などを通して、貧しくても家族や友人と日々を幸せに暮らす人のリアルを知りました。それまでは、良い大学や良い会社に行くことが大事だと思っていましたが、その固定観念が覆された瞬間でした。

 自分の価値観が変わったこの体験がきっかけとなって「新たな気付きや選択肢を提供し、人の可能性を拓きたい」という思いを持つようになりました。

「デジマス横断」と「人の良さ」が決め手でアイレップに

-「人の可能性を拓きたい」と思ったとのことですが、就職活動中はどのようなことを大事にしていましたか?

 私の就職活動の軸は2つありました。「人の可能性を拓く仕事」であること、「若手から活躍できる環境」であることです。

 1つ目の理由は先ほどの通りですが、生活者が知らないモノ・サービスを伝えられる広告は、その広告を見た人の選択肢を増やせるので、「可能性を拓く」というビジョ ンを追求できると考えました。

 2つ目の理由は、「一度きりの人生を後悔なく楽しく生きたい」という思いからです。 生活の時間の3分の1を占める仕事を楽しくするために、若手から積極的に挑戦し多くの成果を出したいと思いました。

-最終的にアイレップに入社を決めた理由は何でしたか?

 インターンシップの経験からデジタルマーケティングの価値を感じていましたが、デジタル施策とマス施策を横断したマーケティングができるアイレップなら、より幅広い生活者に情報を届けられると考えたからです。

 また、アイレップの社員と会うなかで、人の良さ・誠実さをひしひしと感じたということもあります。ひとりひとりが熱い思いとこだわりを持っていました。この環境で切磋琢磨しながら成長したいと思いました。

-「デジマス横断の強み」と「誠実かつ熱い思い」はどちらもアイレップの大きな特長ですね!


「妥協なき最上志向」×「高速 PDCA」でクライアント企業の「真のニーズ」に応える

あらゆる知見と手段で戦略立案をおこなう

-現在の業務内容について詳しく教えてください。

 ストラテジックプランナーとしてクライアント企業のマーケティング戦略の立案をしています。

 生活者に商材を知ってもらう「認知」から実際に購入してもらう「獲得」、さらにその商品を繰り返し購入してもらう「継続」まで、あらゆる段階のマーケティング戦略を提案し ます。

 このときに用いる手段は、テレビ CM などのマス広告やアイレップが特に強みとするデジタル広告だけにはとどまりません。クライアント企業の課題にあわせて、デジタルとマスの横断施策も提案します。

-業務のなかでのおもしろさややりがいは何ですか?

 クライアント企業の事業成長のために、必要なものを考え抜いて柔軟に提案できることです。例えば、クライアント企業からデジタル広告による課題解決が期待されていても、市場分析をするなかで必要であれば、テレビ CM などのマス施策を追加でご提案します。マーケットにおけるクライアント企業のあるべき姿を描くところから関わることができるのはストラテジックプランナーのおもしろさだと感じます。

戦略と戦術を結ぶ難しさを、社内のエキスパートを巻き込んで乗り越える

-できることが幅広いのですね! その一方で、日々の大変なことや困難を教えてください。

 戦略を戦術に落とし込むことです。戦略を考えること自体ももちろん難しいのですが、私にとってはそれを実行する戦術を作ることの方がより難しいです。

 先日、テレビCM制作のコンペがあったのですが、そのときに特に大変さを痛感し ました。「誰に何を伝えるか」という戦略の部分はストラテジックプランナーが中心となり考えますが、戦術に落とし込む際は社内の各部署と連携する必要があります。例えば、クリエイティブ部署と連携する場合に、情報が粗くわかりづらいと良いクリエイティブは作れません。そのため、キーにするメッセージから一緒に議論したり、戦略に合ったデザインになっているかを確認したり、クリエイティブ担当と細かく連携します。さら に、SEO*やオウンドメディアの活用、CRM*など施策は幅広いので、さらに多くの専門 部署やエキスパートたちを巻き込みながら戦略を実行します。

*SEO(Search Engine Optimization):検索エンジン最適化。検索アルゴリズムにより特定のWebペー ジとキーワードの関連性が高く評価されるようにWebサイト/ Webページ、それらを関連づけるリンク、 テーマなど様々な要素を最適化することを指す。

*CRM(Customer Relationship Management):商品やサービス、コンテンツなどを通して、顧客(カスタ マー)と良好な関係を長期的に構築し、売上拡大や収益向上を目指す経営マネジメントの手法。マーケ ティング領域では、顧客が求めるニーズに応えて満足度を高めたり、顧客がリピーターやファンになる ような活動を実施したりして、自社と顧客の相互利益を向上させることを表す。

コンペは常に時間との戦い。本質的な顧客理解のためにあらゆる手段を尽くす

-用いる手段や求められる知識が幅広い職種かと思いますが、自身が考えるストラテジックプランナーに向いている素養は何かありますか?

 私は2つあると思います。1つ目は、既存の枠組にとらわれない知的好奇心と情報収集力です。クライアント企業の複雑で難易度の高い課題解決をするためには、あらゆるマーケティング施策から適切な手段を考案・実行する必要があります。担当する案件のサービスを利用したり、社内の勉強会に参加したりして、日々自分の知識を増 やすことを習慣にしています。

 2つ目は、商材の特徴やターゲットなどの要点を短時間で捉える力です。コンペは常に時間との戦いであり、短い期間内での広くて深い企業理解が必要だからです。これは今でも苦戦しています。

より良いものを作るため、妥協せず PDCA を回し続ける

-吸収することが幅広いからこそ大変だと感じました。それに加えて、困難を乗り越えるために必要なマインドやアクションもあわせて教えていただけますか?

 必要なマインドは、クライアント企業に真に必要なことを届けたいという思いを持ち続けることです。その思いを持って、実際にサービスを利用したり、クライアント企業の書籍を読んだり、自分で一次情報を取りに行くことを心掛けています。もう1つは、仲間を大切にすることです。提案や戦術の幅が広く、自分一人では解決できないことも多いため、専門部署との連携が必須です。日頃から頼れる仲間とのコミュニケーションを大切にしています。

-1人ではできないからこそコミュニケーションやチームワークも大事なのですね。チームの雰囲気はどんな感じなのでしょうか?

 案件によってチームメンバーは異なりますが、いつもお互いに言いたいことを言い合える雰囲気です。ひとつの提案を作るにあたっても、各部署からさまざまなプロが参加します。そこでは多様な意見がでてきますが、その意見をきちんと共有し、議論ができる関係性作りを意識しています。

-チームで仕事をすることが多い広告会社においてチームワークはやはり重要ですね。続けて、個人として仕事をするうえで大事にしている価値観や思いは何ですか?

 1つは「妥協しないこと」です。

 昔からどんなときでも「より良いものを作りたい」と思ってきました。学生時代は、文化祭の演劇で「もう1 回通しで練習しよう」と口に出したり、部活動のハードな練習も率先して取り組んだりするなど、手を抜かずにやり込んできました。それは今も変わりません。

 もう1つは「PDCA サイクルを速く回すこと」です。ひとつひとつの施策は、成功すれば成果が上がり、失敗すれば悪化するといった具合に、結果がはっきりと数字で表れます。なぜこの結果になったのかをさまざまなデータから考察して、次の施策に繋げます。広告運用の仕事は、PDCA サイクルを回し続けることが重要なので、 アイレップが会社として持っている「改善」の価値観とも一致しています。

-おっしゃる通りですね! 「PDCA」はアイレップで働くなかでもあらゆる場面で使われているキーワードですね。



「置かれた場所で成功する」をモットーに常に全力で。「成果を出す力」はどこでも通用する

-これまで、初期配属ではストラテジスト、3年目からストラテジックプランナーというキャリアを歩まれてきましたが、ストラテジストのときに大事にされたことは何ですか?

 大事にしてきたことは「再現性」です。デジタルマーケティングは結果がデータとして見られるので、なぜそのような結果に至ったのか数値を通じて要因を明らかにすることができます。データの裏にある要因を日々徹底的に追求していたので、事実に対して「なぜ」と5回以上繰り返すことは当たり前でした。良かった施策のノウハウはさらに拡大・横展開し、悪かった施策は要因を排除して改善に繋げます。そうすることで、 クライアント企業へ単発や偶然の成果ではなく、継続的かつ安定的な価値提供をすることができます。こうして培ったデータから事実を読み解く姿勢は、マーケターとして重要なスタンスなので、今の業務でもずっと役立っています。

-その後異動したとのことですが、ストラテジックプランナーになりたいという思いはもともと持っていたのですか?

 入社前から持っていました。入社の決め手にもなったように、博報堂DYグループであり、デジタルとマス両方ができるアイレップで、幅広いマーケティング戦略の立案をしたいと考えていました。

-当時からその目指す姿に向かって意識していたことはありますか?

 最初からストラテジックプランナーになれなかったとしても、まずは配属された部署で全力を尽くすことを意識していました。

 実際に、初期配属は広告運用だったのですが、今いる場所で結果を出し続けることにこだわり、クライアント企業の成果改善やその施策の事例共有などに積極的に取り組んできました。

 どんな場所であれ、仕事で一定の成果を出せれば、その「成果を出す力」は他のどんな場所でも応用できると思っていたので、最初はどこの部署でも頑張ろうと思って いました。

-どのような環境でも成果を出し、成長することは重要ですね。では入社後に一番成長したと感じる経験を具体的に教えてください。

 クライアント企業からお預かりしている広告予算のなかで成果を大きく改善して、高い目標を達成できるようになったときに成長を感じました。

 2年目の秋に、LINE広告を初めて担当しました。もちろん最初は苦戦しましたが、自主的に社内の知見を勉強し、ノウハウを身に付けました。地道に分析し続け、改善余地を見出して提案した結果、目標を大きく超える成果を出し、社内的にも先進的な事例を創出できました。その結果、全社に事例共有されたときは達成感がありましたし、クライアント企業の担当者から「高い目標を達成してくれてありがとうございます。」と言っていただけたことが、とても印象に残っています。

-2年目でそのような成果を残すには、自主的にかつ地道に行動する必要があるのですね!

「企画屋」にならず、戦略~実行のマーケティング全体を描けるストラテジックプランナーに

社内のノウハウを積極的に活用し、あらゆる知識を吸収する

-今後挑戦したいことは何ですか?

 マーケティングの戦略を提案するだけでなく、その提案の実現まで取り組んでいきたいです。2年半広告運用に従事したからこそ、「実行」に重きを置きたいと思っています。

 ストラテジックプランナーはマーケティングの戦略を作って提案する「企画屋」の側面がありますが、企画に留まらずしっかりと実行して成功させることを強みにしたいと考えています。そして、マーケティング全体を認知から獲得・継続まで立体的に提案して実行する案件を増やしていきたいです。

-戦略から実行まで担うということですね。そのために今取り組んでいることはありますか?

 さまざまなマーケティング手段の知識を身に付けるため日々学んでいます。認知や獲得という特定の領域だけではなく、テレビCMやWebサイトの改善など、 各領域の手段について理解を深める必要があると思っています。今期も社内のSEOに関するゼミに応募しました。幸い、インプットの機会は社内に多いので積極的に活用しています。

-学びと成長の機会を自主的に掴む姿勢は重要ですね!

最後に

-それでは最後に、就職活動中の学生の皆さんにメッセージをお願いします!

 就職活動は人生で一度きりで重要な分岐点になるので、しっかりと向き合ってほしいと思います。主体性や成長、最上志向があるなら、アイレップはそれを実行・行動に 移せる環境があり、その行動を評価してもらえる会社なので、共感いただける方はぜひアイレップに来て一緒にマーケティングに取り組めたら嬉しいです。

-本日はたくさんの貴重なお話をお聞かせいただきましてありがとうございました!




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