ココモンズ | 広報業務委託 PR代行 フリーランス・副業人材サービス
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最近SNSやニュースサイトで話題のお店や商品、気になって思わずチェックしたことはありませんか?私たちの興味を惹きつけ、行動を促すその裏側には「PR」のプロの技が隠されているかもしれません。
PRとは、企業や商品の魅力を届ける仕事です。メディアやイベントなどを通じて情報を世の中に広げていき、人々の心を動かし、購買行動にまで影響を与えます。
そんなPRの力を活かして、日本中の企業や商品を輝かせているのがアウル株式会社(以下、アウル)です。PRの可能性を最大限に引き出し、最新のテクノロジーを活用して、より多くの企業が効果的なPR活動を行えるよう支援しています。
今回は、アウルが目指すPR業界の未来とビジョンについて、代表取締役兼COOの瀬戸にインタビューしました。PR業界の仕組みや課題にも触れているので、PRに興味をお持ちの方にとって、今後のキャリアを考えるきっかけになれば幸いです。
瀬戸大輔 / 代表取締役・COO
インターネット広告大手オプト(現デジタルホールディングス)でキャリアをスタートし、Webマーケティングの領域で多くの企業を支援。2006年にアウルを共同創業し、COOとしてPRやデジタルマーケティングを中心に事業を牽引している。
PR(パブリックリレーションズ)とは、企業が顧客、メディア、インフルエンサー、投資家などのステークホルダーと良好な関係を築き、支持を得るための活動です。これにより、企業の認知度や好感度が高まり、商品やサービスが選ばれやすくなります。
企業とステークホルダー間のコミュニケーションをスムーズにし、相互理解を深めることで、「企業やその商品、サービスが社会から信頼され、支持される存在になる」ことを目指す活動と言えます。
そして、PR活動にはその目的に応じて、さまざまな手法や領域があります。
代表的な手法は、テレビやWebメディアなどの外部のメディアと関係をつくって露出をするメディアリレーションズや、自社のオウンドメディアやSNSなどを通してブランド認知度を高めるコンテンツマーケティングです。また、企業自体をPRするコーポレート領域や人材獲得を狙った採用領域など、さまざまな面から企業の成長を後押しすることができます。
確かに先ほどの説明だけだとPRのイメージを掴みづらかったかと思いますが、実は私たちの日常生活におけるさまざまなシーンで、PRは機能しているんです。
たとえば、あなたが最近行列に並んで買った話題のケーキ屋さん。実は、PR会社が戦略的に仕掛けた情報発信がきっかけで人気に火がついたのかもしれません。
また、毎日何気なく見ているニュースサイトで、宿泊施設の記事を読んで旅行を予約した経験はありませんか?これもPR会社がメディアと連携し、魅力を発信した成果かもしれません。
このように、PRは日常生活に自然と馴染んだかたちで、私たちの購買行動に影響を与えているんです。
広告とPRの大きな違いは、情報発信の主体とその情報に対する受け手の捉え方です。
広告は企業が費用を支払ってメディアに掲載する、いわば「宣伝活動」です。そのため、消費者に対して情報を発信するのは企業(当事者)が主体です。一方、PRではメディアやインフルエンサーといった第三者が情報を発信します。
テレビを例に挙げると、CMは企業が費用を払って情報を発信する「広告」ですが、テレビ番組で企業やサービスが紹介されるのは「PR」です。
PRの魅力は、第三者の視点や評価のフィルターを通すことで、情報を受け取る側の信頼を得やすく、共感や購買意欲につながりやすくなることにあります。
例えるなら、お店側が「うちのケーキはとても美味しいです」と言うよりも、仲の良い友人から「あそこのケーキは絶品でおすすめだから一度食べて欲しい!」と言われるほうが買いたくなるのと同じですね。
さらに、費用対効果の面でもPRは広告とは異なります。広告は初期段階から多額の費用がかかることも少なくありませんが、PRはSNSやプレスリリースサイトを活用することで比較的低コストでスタートすることができます。
実はそうでもなくて......。残念ながら日本ではPRの浸透率は非常に低く、活用している企業は全体のわずか3%ほどにとどまっているのが現状です。特に中小企業や地方企業においては、PRの活用がほとんど進んでいないんです。
理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、「PRに対する理解不足」です。広告は費用をかけるとすぐに効果が数値として表れる一方で、PRは中長期的な活動を前提としており、効果がわかりづらいという側面があります。短期的な成果を求めるあまり、PRが後回しにされてしまうケースが多いんです。また、単純にPR自体の認知度が低く、手法や効果を知らない企業も多くいます。
2つ目が、そもそも日本に「PRを担当できる人材」が圧倒的に不足しているということです。大手企業でさえもPRを扱う担当者は2〜3人ほどしかおらず、中小企業やベンチャー企業にいたっては特化した人材をかける余裕がないことも少なくありません。そのため、PRのノウハウが企業に蓄積されにくいという悪循環に陥っています。
また、今のPR業務は属人的な要素が強く、標準化や効率化が進んでいません。各担当者の経験やスキルに依存する部分が多く、ノウハウの継承がうまく回らないことも人材不足の一因となっています。
こういった理由があり、多くの企業にとって、PRは手間と時間がかかる業務であるイメージが強く、PR活動に踏み切れないケースが多くなっています。
PRは日本社会を変える大きな可能性を秘めており、アウルは「PR業界を活性化させ、日本社会の発展に貢献していく」ことを目標に、日々事業に取り組んでいます。
日本には「社会を良くしたい」「社会課題を解決したい」などの熱い想いを持って、新しい商品やサービスと向き合い続けている企業が多くあります。ただ、どれだけ素晴らしい商品やサービスを開発しても、必要としている人に届かなければ、その価値は発揮されません。
企業の想いを社会に伝え、共感を生み出すことで世の中にその価値を届ける。この点においてPRは、重要な役割を担っています。
アウルは革新的なサービスを通じて、PRの力をより多くの企業に届け、企業の成長を支援したいと考えています。PR事業領域における、アウルが掲げるビジョンは以下の3つです。
日本のPR業界はまだまだ停滞している部分が多いです。PR自体は新しい概念ではなく、日本に導入されてから80年ほど経っていますが、広告に比べると浸透率や認知度は低いのが現状です。
この現状を打破するため、私たちは最新のテクノロジーを積極的に取り入れ、業務効率化や標準化を進めています。たとえば、PR人材をマッチングする『CoComons』や、広報業務を効率化するツール『広報クラウド for Notion』など、革新的なサービスを提供し、誰もがPRの力を活用できる環境を整えています。
例えば、『広報クラウド for Notion』は、広報担当者が日々行うメディアとのやり取り、掲載情報の管理といった煩雑になりがちな広報業務を、一元管理できるSaaS型のプラットフォームです。ツールを活用することで、貴重なPR人材のリソースを戦略策定などのコア業務に割けるようになります。
そうなんです。このようなテクノロジーの力を使って業界全体の生産性を高め、PRをもっと身近で効果的なものにしたいと考えています。
そもそも、私たちが新しい取り組みを積極的に行う理由は、業界が存続し続けるためには、単に同じことを繰り返すだけではなく、時代の変化に柔軟に対応して進化することが不可欠だからです。能や歌舞伎のような伝統文化も、定期的に新しい風を取り入れることで長く続いてきました。アウルも同じように、PR業界に新たな風を吹き込み、業界全体の発展に貢献していきたいと考えています。
どの企業でも同じですが、業界に大きな風を巻き起こすためには社員の力が欠かせません。社員一人ひとりがPRのプロフェッショナルとして成長できる環境を提供することが、アウルの成長につながり、ひいてはPR業界全体の発展に貢献すると考えています。
具体的には、PRに必要なスキルやビジネススキルを学べる研修制度「アウルアカデミー」や、先輩社員によるOJTなどを通して社員の成長を支援しています。社員の成長と成果に応じて、もちろん報酬もアップします。これによって社員のモチベーションを高め、精神的にも経済的にも豊かになることを目指しています。
PR業界の課題の背景には、多くの企業が広告に依存し、PRの本質的な価値を見出せていないことがあります。アウルはこの課題に対して、1社でも多くの企業に「本質的なPR」を広めることを目指しているのです。
特に、資金力や人材などのリソースが不足している地方企業や中小ベンチャー企業に対して、PRの重要性を啓蒙しPRを効果的に活用することで、彼らの企業価値向上をサポートします。さらに、アウルが展開するDXツールの活用によって、より多くの企業に安価で気軽にPR活動に取り組んでもらいたいと考えています。
中長期的な視点で、以下の4つの方針を進めたいと考えています。
まず「IPOを実現し、全国47都道府県に支社を展開する」という方針について。現在、PR会社の多くは東京に集中しており、地方企業にとってはハードルが高い状況です。私たちは、PRの価値を地方にも広めるため、全国に支社を展開して、地方の企業と直接つながりを持ち、現地の課題に寄り添った支援を行っていきます。
次に、「10万社以上の企業にPRを広め、「PR・広報士」のようにサムライ業化する」という方針については、PRの専門家を、弁護士や会計士のような「サムライ業」として社会的に認知させ、PRがもっと身近なものになるように推進していきます。これにより、PRのプロフェッショナルが各企業にとって必要不可欠な存在となり、持続的に活用される未来を目指しています。
そして、1つ目、2つ目の取り組みを進めた結果として「全国の中小ベンチャー企業50万社をPRで支援する」といった状態を作ります。
最後に、「社員やPRタレントが地元に貢献できる環境を創出する」という点です。社員が地元に戻っても、そこで現地の課題に真剣に向き合い、地域に根差したPR活動ができる環境をつくっていきます。社員が地域社会に深く貢献し、自身も成長していく。そんな環境を通じて、社員一人ひとりが働くことに誇りと使命感を持てるような仕組みを創造していきます。
これら一つひとつの取り組みを通して、アウルがより大きな影響力をつけることで、日本全国の企業がPRの力を活用し、社会全体が活性化していく未来を創造します。
まずはアウルのビジョンに共感し、PRの力で社会に貢献したいという熱い想いを持った方にジョインしてほしいですね。アウルの掲げるビジョンに共鳴し、実現に向けてともに歩んでいける方を求めています。
また、PRの新しい時代を創ることに挑戦したい方、従来のPRの枠にとらわれず、新しい手法やアイデアを生み出していくことに意欲的な方も歓迎します。現在DXツールの展開に注力しているため、テクノロジーを活用したPRなどにチャレンジ精神を発揮できる方であればなお嬉しいです。
アウルは社員一人ひとりの成長を重視し、挑戦を後押しするカルチャーがあります。もし、私たちのビジョンや取り組みに共感していただけたなら、ぜひ一度お話できればと思います!