弊社は不動産仲介を主な事業としています。そのため、毎日数々のオフィスを仲介し、今まで数えきれないほどのオフィスを見てきました。
また、弊社は契約をして終わり、というわけではありません。オフィス移転の仲介を行ったお客様から、契約後、内装・インテリアについて相談を受けることがあります。そういったニーズに答えるべく内装事業としてデザインや施工のお手伝いをしています。
そんなオフィス仲介で培ったノウハウを生かし、これからこのブログでもオフィスに関することをプロの目線でお届けしていこうと思います!
今回は、おしゃれなオフィスの7つの共通点をご紹介します。実は内装を少し変えるだけでもグッとおしゃれになるんです。会社とは思えないおしゃれなオフィスって憧れますよね。
おしゃれなオフィスを作ることは、社員の満足度だけでなく会社のブランディング、採用にも良い結果をもたらします。最近は小さな規模でも、工夫しておしゃれに見せているオフィスが圧倒的に増えています。
おしゃれのポイント、オフィスがどのように作られたか、自社に取り入れる参考にしてみて下さい!
おしゃれなオフィスを作る7つの共通点
まず第一に、おしゃれなオフィスとは① 社員が働きやすい② 一貫したコンセプトを持つという2つのことが条件となります。
① 社員が働きやすい
オフィスは社員が人生の大半の時間を過ごす場。「社員が働きやすい環境」を追求しています。
社員同士がストレスにならない動線がレイアウトされ、作業に集中したり、肩肘張らずにくつろげるリラックススペースやミーティングスペースを作っている場所が多いです。
② 一貫したコンセプトを持つ
オフィスのおしゃれさは全体のバランスで決まります。一貫したデザインのコンセプトがなければバラついた印象になってしまうからです。
「緑と光があふれる、明るく開放的な空間」などといった具体的なコンセプトがあると、コンセプトに沿って導入するインテリア、壁や座席のレイアウトがおのずと決まって、まとまりのあるおしゃれなオフィスが出来ます。
それでは実際に、オフィスをおしゃれに見せる方法をお教えします。多くのおしゃれなオフィスが取り入れているノウハウなので、参考にして下さい。
①ニュートラルなカラーを使っている
極端な配色は避け、白やグレー、セピアカラーなどのニュートラルな配色をベースに、黒やグリーン、レッドなどのアクセントカラー、さらには、壁や床、カウンターなどのワンポイントにウッドや金属などの素材感をプラスするとおしゃれな印象になります。
ですが、クリエイティブなイメージや活気あるイメージを重視したい場合は多色使いも効果的です。
http://blog.kushii.net/archives/1840195.html
ピクシブ株式会社のオフィスは、あえてカラフルな配色を内装に使うことで、様々な作品が発信される自社サ-ビスを体現するようなオフィスデザインに仕上げ、企業や各メディアからの注目を集めました。
②壁紙や床にこだわりを持つ
視覚的に床や壁紙が占める面積が大きいため、ここを変えるだけでもかなり雰囲気が変わります。
白い壁にグレーのカーペットという昔ながらのオフィスから脱するには、色や柄つきの壁紙やフローリング、タイルカーペットに変えてみるのがおすすめです。最近はコンクリート打ちっぱなしのような雰囲気のモルタル風タイルカーペットや、木目調の壁紙など、素材感のあるものがオフィスのトレンドです。
タイルカーペットの平方メートル単価は2000円前後で、フローリングも同じくらいの単価で施工が出来ます。
③照明に気を遣っている
照明は、オフィス全体の雰囲気に関わる重要な要素です。間接照明やペンダントライトを取り入れる、また照明の色温度を変えるだけでもおしゃれになります。
照明の色は、暖色系であればリラックス出来る落ち着いた雰囲気を演出できます。
従来のオフィスでは、明るさから脳を活性化するといわれていた寒色系の昼光色が普通でしたが、おしゃれなインテリアを取り入れているオフィスでは、昼白色と呼ばれる暖色系の照明を取り入れることが増えてきました。
インテリアショップやおしゃれな飲食店などでも、暖色系の色味が使われていることが多く、リフレッシュスペースやエントランスなどは照明の色を変えることで空間にメリハリをつけることも出来ます。
④観葉植物を取り入れている
オフィス内にグリーンを取り入れることは近年のオフィスデザインのブームです。味気ない事務的な雰囲気にならず、オフィスが明るくなります。
グリーンには目の疲れを癒したり、集中力を向上させる効果があり、リフレッシュ出来る空間を演出できます。
また写真栄えするため、コーポレートサイトなどで内装をアピールする際に効果的です。手入れが大変なので、造花のグリーンを使っても問題ありません。
一般的な鉢植えで観葉植物を取り入れるのもいいですが、壁面緑化や、天井に配置するなどオフィス全体に大胆に取り入れると、よりおしゃれに見えます。
こちらは弊社の廊下です。会議室や執務スペースにもグリーンを多く取り入れていますが、廊下にも抜かりなくグリーンを配置しています。
⑤家庭用のインテリアを使用している
オフィス用の家具は事務的な見た目で選択肢が少ないため、他のオフィスと差をつけるには家庭用の家具から選ぶとおしゃれになります。
カラフルなソファを置いたり、会議用のテーブルにダイニングテーブルを使用したりすると、個性的な空間を演出できます。
また、家庭用インテリアはオフィス用のものよりもコストが下がるため、小規模な移転を考えているオフィスや模様替えを楽しみたいオフィスにもおすすめです。
⑥おしゃれなブラインドを使っている
ブラインドが味気ないアルミ製やロールスクリーンで汚れていたりすると、せっかくインテリアをおしゃれにしても台無しになってしまいます。
おすすめは木製のブラインド。ブラインドが違うだけでも、重厚感がありナチュラルな印象になります。
画像のような色つきのブラインドもあるので、オフィスに明るい雰囲気を演出したい場合はグリーンやベージュに近い色を取り入れるのがオススメです。
木製のブラインドであれば、落ち着いた素材感が出るので明るい色でも安っぽくならずに済みます。
⑦リフレッシュできるスペースがある
おしゃれなオフィスに必ずといっていいほどあるのが、社員がリフレッシュできる休憩スペースです。カーペットとクッションで足を伸ばしてくつろげるスペース、社員が自由に使える休憩用のソファ、コーヒーが飲めるカウンターなど、少しのスペースでもリフレッシュできる空間を作りましょう。
ビリヤード台や卓球台などを置いている企業も多くあります。場所は取りますが、その分来客へのインパクトは抜群。ゲームは脳を活性化させるので、息抜きにやることで作業効率もアップ出来ます。
こうしたゲームを利用したレクリエーションを企画することで社内のコミュニケーションも活発になります。
ごろ寝スペースを取り入れている株式会社MEJさん。社員の憩いの場になっており、ここで軽いミーティングを行うこともあるそうです。
まとめ
オフィスをおしゃれに見せる方法や、実際に工夫しているおしゃれな企業を紹介しました。
一貫したコンセプトを決め、社員の働きやすい環境を目指して小さなところから工夫するだけでもおしゃれなオフィスを作ることは出来ます。社員の働きやすいオフィスは対外的なブランディングにもなり、会社の成長にもかかわる部分なので、ぜひ自社のオフィスをおしゃれにする参考にして下さい!