当社は企画制作会社なので、企画制作ができる方を募集しています。

不思議なのが、いまだに「Word、Excel、Powerpointはひととおり学びました」「WordもExcelもいまもう勉強中です」などということを、さもスキルの一つのように自己紹介で言ってきたりプロフィールに書いたりする人が多いのですが、そういうのは伝えていただかなくて大丈夫です。

15年前とかならまだしも、今はWordやExcelのスキルというのは「私は鉛筆ではなくシャーペンを好んで使っています」ぐらいのレベルの話であり、またその後にいろんなツールも出てきていて、少なくとも「どうです、私」と誇れるようなものではなくなっています。

できなくてもいいというわけではありませんが、うちの小学生の子どものクラスメイトにも、Wordで小説を書いて電子書籍で販売したり、Excelでお小遣い管理ができたりしている子がいるのを見ると、使ってみれば小学生でもすぐ使えるようなシロモノです。

少なくとも、企画制作の仕事で応募される方には、そういうツールではなくて企画力や発想力の部分でアピールされてはいかがかと思うのです。

ちなみに当社では、Word、Excel、Powerpointが使えるという人よりも、Pages、Numbers、Keynoteが使える、という人のほうを優先しております。

自社にも取引先にもMacを愛用されている方が多いので、そちらを使う頻度が高いからです。

こういうことはあまり言いたくないのですが、「Wordが使えます」「Excelが使えます」などとスキルのように言ってくる人って、WordやExcelのファイルのままメールに添付して送ってきたりするじゃないですか。向こうの現場ではその拡張子が一般的じゃないかもしれない、という想像力ができてないというか。

それだけで受け取る側は時間をロスしたり正しく情報が受け取れなかったりするのですが、そういう当たり前の意識から説明する時間も、当社の人間や取引先の皆さんには非常に惜しいのです。

それに比べると「Pages使ってます」「Numbers使えます」という人は、一般的にはMacではないということが自覚できているので、そういう送信はやらないんですよね。これはストレスが少なくて嬉しいです。

つまりは、企画力や発想力の他にも、そういう相手への気遣いができる人っていうのは、当社にとってはすごく助かります。

PagesやNumbersも結局は、WordやExcelと同じようなものなので、使えようが使えまいが正直に言ってくださればそれでいいです。仕事で扱えばすぐ使えるようになりますから、心配ないです。

ただ、「Wordは使えます」「Excelは勉強中です」とかそういう自己PRは、少なくとも当社では要らないです。PagesやNumbersで原稿や資料を扱うことが多いので、そっちに愛着がある人のほうが優先されるかなー、という感じです。あくまでスキルとして見るならば、の話ですよ。実際にはそういうのはスキルとしてカウントしてないので、お気になさらず。

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