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卓越したビジネスパーソンになるための強くなるメカニズム

(2016年10月17日に社内勉強会でウィルフォワード代表の成瀬が「自分の人生で成功を掴むたった一つの考え方」について話した内容をもとに記事を作成しています。)

強くなるメカニズム

今日は「強くなるメカニズム」について話をしたいと思います。

みんなの中に強くなるメカニズムってあるかな?これをやったら強くなる!みたいなやつ。例えば、ドラゴンボールのサイヤ人は、一度瀕死の状態になってから復活すると強くなっているよね。

でもこれって、普通の人間にも当てはまると思いません?

例えば、プレゼンテーション能力を例に考えてみよう。当然プレゼンテーションを上達するにはプレゼンテーションの練習をする必要がある。でも、自分が負荷を感じないレベルの練習を何度しても実は全然強くなれない。簡単なことをより簡単にできるようになるかもしれないけど、難しいことができるようになることはない。そこそこほどほどのプレゼンテーションを繰り返していても大して伸びない理由はここ。やるなら、自分の能力ギリギリの負荷をかけないといけない。

スポーツを例にしても同じことが言える。僕は陸上競技大会で5000mを15分55秒の社会人としては自己ベストタイムで走ったんだけど、自己ベストを出すために、どういった練習をしたかと言うと、大きく分けると2つの練習に力を入れたんだよね。一つは本番の5000mよりも速いスピードの練習。その代わり、距離は短くする。本番が1kmあたり3分11秒で走っているので1kmを3分5秒とかね。スピードという点で本番より負荷を掛ける。もう一つは、長い距離の練習。本番の5,000mよりももう少し長い距離を走る。当然ペースは落ちるけど、距離的な負荷をかける。10,000mを3分30秒/kmとかでね。

このようにパフォーマンス要素を因数分解して、同時にやれなくても、因数ごと(要素ごと)にしっかり負荷を掛けて練習するようにするんだよね。

自分が卓越したい分野のパフォーマンス要素は?

実は強くなるメカニズムは仕事の成果でも同じことが言えるんだよね。そのためには自分が卓越したい分野のパフォーマンスに関係ある要素を因数分解できている必要がある。

例えば、自分は映像クリエイターの分野で卓越したいとする。映像クリエイターのパフォーマンスに関係ある要素を因数分解してみると、「作り出したいものをイメージする力」、「関係者と円滑なコミュニケーションをする力」、「想いを伝えるプレゼンテーション力」、「言葉を引き出すインタビュー力」、「斬新なアイデアを生み出す企画力」、「アイデアを映像の落とし込む構成力」、「ストーリーを作り上げる脚本力」、「撮影機材や環境のマネジメント力」、「撮影シーンに応じた各種撮影スキル」、「映像に必要な編集スキル」、「CG作成スキル」、「選曲・作曲」、「グラッフィックデザイン」、「タイムマネジメント」、「仕事に着手するスピード」などなどキリが無いくらいの色々な要素がある。これらの要素が高まっていくことにより映像クリエイターとして確実に成長していると言える。

ということは効率よく成長するには「今日はコレを鍛える」と決めて特に負荷をかけてトレーニングすることで効率的にその要素が伸びる。意識しないと自分のできる範囲のことを超えてやろうとしないので負荷がかからず繰り返しやっていても伸びない。

新入社員の時は何をやるにも負荷がかかっていたけど、ちょっと慣れてくると日頃の仕事ではあまり負荷がかかることってなくなってくる。できることをやっていてもダメだから、常に今の自分を超える前提のアウトプットを目指して仕事に取り組む必要がでてくる。しかし、自ら意識的に求めないと、役割として与えられる仕事をやっているだけだとなかなか負荷がかからない。時間的・体力的な負荷ばかりかかって、肝心の伸ばすべきスキル要素に負荷がかかっていない。これが伸び悩みの原因になる。

卓越するための因数分解とトレーニング方法

仕事人として卓越する上で大切なことは2つあって、一つは、自分の卓越分野において因数分解して整理できているかどうか。そして、もう一つは、その要素に負荷をかける方法がわかっているかどうか。

営業パーソンで営業成績を上げたいのに、なかなか成績が上がらないという人はパフォーマンスに関係ある要素を因数分解できていないことが多い。例えば、お客様と信頼を築けていないとか、商品についての知識が乏しいとか、クロージングが上手くできていないとか、商品説明が下手くそとか、マメなコミュニケーションなど顧客の心理的なフォローができていないとか。因数分解できない人は自分が売れない理由がわかっていない。もしくは、どう変えていけば良いのかわかっていない。

どうやったら良いかは実は非常にシンプルなのよね。まずはとにかく上手くいっている人の真似をすればいいだけ。全部を完全に真似するのは難しいかもしれないけど、因数分解して「この要素だけは徹底的に真似る(モデリングする)」ということであれば、そんなに難しくないんだよね。

だから自分の分野だけではなく、様々な分野でうまくいっている人の方法論は学ぶと自分の要素を伸ばすヒントが見つかったりする。特に何かの分野で卓越した人ってのは他分野に通じても必ず参考できることはあるもの。だから色んな本から学べることがたくさんあるわけだよ。

得た知識は持っているだけでは負荷はかからない。でもその知識を使おうとすると負荷がかかる。やったことないことをやるわけだから。でもこの負荷が大事。そして、自分の中にも「こうしたら上手くいった」、「こうしただけでは上手くいかなかった」というフィードバックをちゃんとして、次にそのことを活かして、やってみると最初よりもうまくできるようになっている。これが今までの簡単な事だけを繰り返しやっていた頃とは違うトレーニング効果。

簡単なことだけをやっている人は全く伸びていかない。だから、人前で話せるようになりたいなら、人前で話す機会を作らないといけないし、簡単に飛べる高さではないハードルの高さに上げていかないと成長しない。

簡単にやって80点取れる人が、そこで「80点取ってすごいですね」って言われて終わりじゃなくて、100点取るとかそれより上を目指してやっていかないといけない。そうやって挑戦すると失敗するかもしれないけど、それでも負荷をかけ続けていくことが大切。そうしないと変わらないからね。

卓越こそが最高のマーケティング

とはいえ、まだ自分の卓越する分野がない、または見えていない人もいるよね。そう言う時は、まず目の前の仕事で卓越することを目指すと良い。目の前の仕事でも因数分解した要素ごとに見ていけば、自分が伸ばしたいと思う要素はあるだろうから、まずはそこから卓越させていけばいい。

力がついていって卓越したビジネスパーソンになれば、マーケティングという概念からは開放され始める。売り込まなくても、自分にあった仕事が向こうからやってくるようになっていく。平たく言うと、必要とされる人になれば自ずと仕事はやってくるってことね。

もうそういう時代になってるから、自分が卓越していくことこそが、ウィルフォワードのメンバーとしても重要なテーマなわけ。社内のサプライズ企画とか、社内の会議とか、社内の制作とか、社内のことでも自分を成長させる機会はたくさんある。「できるレベル」から特定の要素だけでも良いので「負荷がかかるレベル」 を目指して取り組むことから、卓越化が始まる。

市場とか景気は関係なく、確固たる自分の価値を卓越させて、自分の分野で社会人自己ベストを出していきましょうね!

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