「未経験歓迎」と書いてある会社に、すでに経験のある人が入る意味はあるのか。これは、私たちが自分たちで考えるべき問いだと思っています。
▍発信が未経験向けに寄っていました
これまでに公開した記事を数えたところ、3本が未経験で入った人の体験談でした。求人のタイトルにも「未経験スタート」と書いています。
事実として、入ってから覚えた人が多いのは本当です。ただ、そればかりを出していると、経験のある人には「ここで学べるものはなさそうだ」と読まれます。実際そう読まれていたと思います。なので、こちらの記事を書きました。
▍経験者に渡せるのは、個人の経験値ではありません
正直に書くと、この業界を長くやってきた人が社内に何人もいる、という会社ではありません。渡せるのは人ではなく、貯まっている記録のほうです。
投稿を出したあと、何を変えて反応がどう動いたかを記録に残しています。同じ市場の66社を毎日見て、募集1,071件ぶんの反響も貯めています。預かっているのは23のアカウントと、合わせて300万人のフォロワーです。ここから出た数字が、次に何を試すかの材料になります。
つまり、前職で「やりたかったけれど時間が取れなかった検証」を、材料がある状態から始められます。
▍検証の回数を取れます
経験がある方ほど、うまくいかなかった原因に見当が付くと思います。問題は、それを試す回数を取れるかどうかです。
私たちは分析も自動化も自分たちで作っているので、試すための準備にかかる時間が短くなっています。毎朝その日にやることが届き、週に1回は勝ち負けの判定が出ます。ここで浮いた時間を、検証の回数に回してもらう形です。
材料も用意してあります。過去の投稿は構図や見せ方で分類してあり、「この型は何回試して、どう動いたか」を後から引けます。ゼロから集め直す工程が要らないぶん、初日から検証の側に立てます。
▍裁量は、職種ではなく具体性で決まります
「裁量があります」と書く会社は多いので、どういう意味かを書いておきます。
うちでは、やりたいことを具体的に言える人から順に任されます。「もっとこうしたい」ではなく「この型を3週間試して、保存の動きで判断したい」まで言えると、だいたいそのまま通ります。人数が少ないので、通すための会議も稟議もありません。
逆に言うと、指示を待つ形だと持て余します。そこは向き不向きがあると思います。
▍数字で言うと、まだ小さい会社です
会社のフォロワー数は、1年前の19から310へ増えました。募集は9職種で40本以上。応募はこれまでに240件を超えています。
大きい数字ではありません。ただ、1年前と比べて何がどれだけ動いたかを、全部数字で言える状態にはなりました。ここから先を一緒に伸ばしてもらえる方を探しています。
▍先に書いておきます
私たちが預かるファンクラブには、成人向けの内容を扱うものがあります。これは応募を決める前に知っておくべきことなので、募集にも書き、面談でも最初に説明しています。合わないと感じる方がいるのは当然だと思います。
▍入って最初にやってもらうこと
経験がある方に最初にお願いしているのは、既存のやり方を一度そのまま回してみることです。良し悪しの判断はそのあとで構いません。
理由は単純で、外から見て変に見えるものの半分くらいには、そうなっている理由があるからです。残り半分は本当に直したほうがよいもので、その区別は一度回してみないと付きません。
だいたい2週間ほどで「これは変えたほうがいい」が出てきます。そこからは、その人の判断で変えてもらう形にしています。
▍最後に
未経験を歓迎しているのは本当です。そのうえで、経験がある方には、貯まった記録と検証の回数を渡せます。どちらか片方しか取れない会社ではないつもりです。
経験がある方との面談では、こちらから聞くことも決めています。前職でうまくいかなかったことと、その原因をどう考えているか。この2つが具体的な方とは、入ってからの話が早く進みます。
募集は職種ごとに出しています。気になるものがあれば、まずは話を聞きに来てください。
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