「SNSでバズる会社って、結局センスとノリでしょ?」——もしあなたが少しでもそう思っているなら、この記事でイメージは反転すると思います。Waveの現場は、想像よりずっと理詰めです。
▍「バズ」を運任せにしない
私たちが最初に新メンバーに伝えるのは、"見られた理由は分解できる"という考え方です。最初の1秒の見せ方、長さ、音、出す時間、添える文。反応があった投稿には必ず理由があり、それを12項目のチェックリストに落として、次に再現する。1回の当たりより、外す確率を下げることを重視しています。
▍数字が全員に見えている
担当タレントごとの投稿の数字は、チーム全員がいつでも見られる状態にしています。誰かの手柄でも、誰かの失点でもなく、"チームの実験ログ"として共有する。だから「なんとなく良かった」で終わる会議がありません。
▍泥臭い、でも面白い
正直、地味な作業も多いです。競合の投稿を延々と分析したり、キャプションを何十パターンも書いたり。それでも続くのは、やったことと返ってきた反応が毎回ひもづくからです。
反応が変わってきたと感じた時も、喜ぶ前にチーム全員で要因を洗います。何が起きたかより、なぜそうなったのかを言葉にできるかどうかを大事にしています。
▍失敗を責めない理由
検証には外れがつきものです。10本試して7本外れることもあります。ここで外した人を責める文化だと、誰も新しいことを試さなくなる。
だから振り返り会では、うまくいかなかった投稿こそ丁寧に扱います。原因が特定できれば、その1本は次のための材料になるからです。
▍未経験から入っている人が多い理由
いま担当を持っているメンバーにも、入社時にSNS運用の経験が無かった人がいます。理由は単純で、分解と検証は学べるスキルだからです。
むしろ「これまでのやり方」がない人のほうが、素直に記録を見られることが多い。経験者だからといって有利とは限りません。
▍会議の進め方も違うと思います
企画会議では、まず前週の振り返りから始まります。「先週いちばん反応があったのはどれか」「その理由は何か」を確認してから、今週の企画に入る。
好き嫌いで意見を言う場面はほとんどありません。「直近で反応が出ている型に近いから」という根拠で話すので、議論が短く済みます。
▍入ってから伸びる人の共通点
これまで見てきて共通しているのは、外れたときに原因を探しにいく人です。落ち込む時間より、次の仮説を立てる時間のほうが長い。
逆に、当たった時にだけ盛り上がって、外れた理由を見ない人は止まりやすい。この差は経験の有無より大きいと感じています。
▍検証は、変える条件を1つに絞る
検証でいちばん気をつけているのは、一度に2つ以上変えないことです。冒頭も尺もキャプションも同時に変えると、反応が違ったときに何が効いたのか分からなくなります。
だから1本につき変えるのは1つだけ。遠回りに見えますが、理由が残らない検証は次に使えないので、結局こちらのほうが早いという考え方です。
▍タレントのイメージは、数字より優先する
もうひとつ揃えているのが、反応が取れる形なら何でもいい、とはしないことです。煽りすぎる見せ方や、意味が変わる切り取りは採用しません。
短期で振り向いてもらうより、長く応援される状態のほうが結局は続くからです。ここは判断が割れないように、チームで基準を共有しています。
▍実際に使っている道具
分析はスプレッドシートと各SNSのインサイトが中心です。特別なツールは使っていません。
大事なのは道具より、記録を残して見返す習慣のほうです。どんなに良い分析をしても、次に参照できなければ意味がないので。
▍向いていない人も書いておきます
感覚だけで押し切りたい人にはしんどい環境だと思います。ここでは「なんとなく良さそう」が通らないので、根拠を求められる場面が多いからです。
逆に、なぜ見られたのかを説明できるようになりたい人には、これ以上ない環境だと思います。毎日データが返ってくるので、上達が早いです。
最後に
センスがある人が勝つ会社ではありません。「なぜ?」をやめない人が向いている会社です。理詰めで届け方を考えるのが面白そうだと思ったら、ぜひ。
面談では、こちらから事業と仕事の中身を説明します。用意してきた志望動機を読み上げる時間ではないので、構えずに来てください。合うかどうかを一緒に確かめる時間だと思っていただければ。
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