「未経験で入って、本当にやっていけるのか」——応募を迷う理由は、だいたいここに集まります。答えの代わりに、未経験でWaveに入った私の失敗の記録をそのまま書きます。きれいな成功譚ではありません。
▍1ヶ月目:企画が、全部スベる
良かれと思って出した投稿に、面白いほど反応がありませんでした。1ヶ月で8本出して、手応えがあったものは1本もありません。
原因はシンプルで、私が"自分の好きなもの"を作っていたからでした。見ている人が何に反応するのかを、まったく見られていなかった。自分が面白いと思うものと、見られるものは別だと頭では分かっていたつもりでしたが、手が動くとつい好みが出ます。
▍2ヶ月目:分解の量を増やす
先輩に言われて、企画を出す前に参考投稿を10本分解することにしました。最初の1秒で何を見せているか、尺は何秒か、音は何か、コメント欄が何で盛り上がっているか。この4点をメモに落とす作業です。
正直、最初は面倒でした。早く自分の企画を出したいのに、人の投稿ばかり見ている時間が長い。ただ、20本、30本と分解していくうちに、見られている投稿に共通する形が見えてきます。
▍3ヶ月目:感覚が"言葉"になり始める
反応があった投稿となかった投稿を毎回分解するうちに、冒頭の作り方とキャプションの1行目の違いが、少しずつ見えてきました。
いちばん変わったのは、振り返り会で自分の意見を言えるようになったことです。それまでは「なんとなく良さそう」としか言えなかったのが、「この構成は直近で見られている型と同じだから」と根拠で話せるようになった。ぼんやりした感覚が、根拠に変わっていく感覚です。
▍4ヶ月目:外し方が変わってきた
相変わらずスベる投稿はありました。ただ、外し方が変わってきたんです。
前は「なぜ届かなかったか分からない」でしたが、この頃には「冒頭で結論を出すのが遅かった」「音の入りが弱かった」と、外した理由を自分で特定できるようになっていました。
外れた原因が分かるということは、次の一手が決まるということです。ここから先は、迷う時間が一気に減りました。
▍5ヶ月目:初めて、狙った形で出せた
担当タレントの投稿を、初めて"当てずっぽうではない1本"として出せました。音の入りを冒頭のカットに合わせて、尺を15秒短くしただけです。派手なことは何もしていません。
ただ、前の週に外した投稿の反省がそのまま反映できた。振り返り会でその狙いを自分の言葉で説明できた時、初めて「この作り方なら繰り返せる」と思えました。
▍いま思うこと
未経験で不安だったのは、正解が分からないことでした。でもこの仕事は、毎日答え合わせができます。分からないまま進むことがない。
逆に言えば、うまくいかない理由も毎回はっきり出ます。それを個人の責任にしない文化だから続けられました。
▍分解のメモは、必ず残す
続けるうえで効いたのは、分解のメモを捨てずに残しておくことでした。あとで見返すと、自分の見立てがどう変わったかが分かります。
1ヶ月目のメモは、いま読むと的外れなことばかり書いてあります。ただ、その的外れさが見えること自体が、進んだ証拠になる。手応えが数字で出ない時期を越えるのに、これがいちばん効きました。
▍先輩の見てもらい方
もうひとつ効いたのが、聞き方を変えたことでした。最初は「この企画どうですか」と丸ごと見てもらっていたのですが、それだと返ってくるのも漠然とした感想です。
途中から「冒頭の1秒、この形とこの形で迷っています」と、決めきれない箇所だけを持っていくようにしました。そのほうが具体的な指摘が返ってきますし、自分がどこで迷いやすいかも分かります。
▍向いていないかもしれない人
正解を教えてほしい人には向きません。ここは正解が毎回変わる仕事なので、自分で仮説を立てられないと止まってしまいます。
あと、結果がすぐ数字で出るのを重く感じる人。私は逆に、答え合わせができるほうが気楽でした。ここは向き不向きが分かれると思います。
最後に
入社前にやっておくべきことは特にありません。強いて言えば、自分が普段よく見ている投稿が「なぜ最後まで見られたのか」を一度考えてみてください。それがこの仕事の入り口です。
Waveは、失敗が"損"にならない場所です。全部が次の材料になるので。ゼロから始めたいあなたを、歓迎します。
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