【Wantedlyの使い方】HR meet up「知名度は関係ない! 一歩踏み込んだWantedlyの使い方」イベントレポート andfactory株式会社様 株式会社イグニス様
こんにちは!Wantedlyカスタマーサクセスチームです。
先日弊社オフィスにて【HR meet up】が開催され、20社以上の企業様が集まってくださいました。 本日はイベントにて語られた「Wantedlyの活用術」についてご紹介します!
「HR meet up」とは?
人事や経営者の方を中心に、採用に関する情報を交換し合う交流の場です。採用は、他の業種と異なり、自社内だけでは参考になる資料や事例が少なくなりがち。一方Wantedlyは運用型メディアのため、採用担当者によって使い方は十人十色。お互いの運用方法を交換し合い、求める人材が採用しやすくなることを目的として開催されています。
第1部 Wantedly最新の活用事例 by Wantedly
プレスリリースをWantedlyで出す
Wantedlyの応募は、【応援数×いいね数】で決まると言っても過言ではありません。しかし、長期にわたってコンスタントに「応援」や「いいね」をもらうのは至難の技…。 そこでオススメなのが【プレスリリースをWantedlyで出す】です!
弊社を例にお伝えします。先日Wantedlyでは『Wantedly People』という新しい名刺管理アプリをローチンしました。
そこで…
この記事を…
このようにSNSに投稿し「いいね」を集めます。
新規事業・資金調達・事業アライアンスなど、【いいねが集まりやすい内容】をWantedlyで掲載し、応援ボタンからシェアをします。すると、その記事にされた「シェア」や「いいね」がそのままWantedlyの「応援」になるので、結果的に応援が増えることになります。 「どんな募集なら社員が喜んでシェアしてくれるのか」という視点から募集を掲載するのも一つの方法です!
第2部 企業様によるWantedlyの活用術のご紹介
今回はandfactory株式会社の梅谷様と株式会社イグニスの飯田様に「Wantedlyの活用術」についてご登壇いただきました。
「知名度のない会社のWantedly活用方法!」by andfactory株式会社
梅谷様andfactory株式会社は2014年に設立し、現在35名の社員が働いてます。「日常の中に&を届ける」をコンセプトに、幅広い分野にサービスを展開。現在までに50本以上のアプリをリリースしています。
費用対効果の高さがWantedlyの魅力
andfactoryでは、年間20-30名規模での採用を計画しています。昨年はWantedlyで5名(広報2名、経理・総務・インターンをそれぞれ1名)の採用に成功しました。Wantedlyを選んだ理由は、安価で長期掲載や求人数に制限がないため、高い費用対効果が期待できると考えたためです。しかし「知名度が低い」という採用課題が、常につきまとっていました。
社員の意識改革が採用につながった
まず【社内の意識醸成】に取り組みました。はじめにしたのは、全社員を「採用メンバー」に登録すること。全員がWantedlyを見れるようにし、候補者へのクイックレスポンスを心がけました。さらに、社長に、全社員に「いいね」をするよう呼びかけてもらうなど、全社員を巻き込んでWantedlyを活用しています。また、andfactoryでは週に一回、人事メルマガを発行し、その中にWantedlyのURLをつけるようにしています。
まずは会ってみる
採用フローにもWantedlyならではの工夫をしています。比較的ライトな応募が多いWantedlyからの候補者には、まずは面談として会ってみるようにしています。
経営課題に直結する採用。だからこそ、社内を能動的に動かし、経営陣も巻き込んだ活用が採用成功につながったと思います。
「Wantedlyのイベントなのに!?低優先度Wantedly活用法」 by 株式会社イグニス 飯田様
(※Wantedlyにてしっかり採用できています。)
株式会社イグニスは、スマホ向けアプリなどBtoCサービスを自社企画・開発している会社です。「次の当たり前を創る。何度でも」をミッションとし、今後の世の中でスタンダードとなるようなサービスをいくつも生み出し続けたいと考えています。
まわりに合わせず自分らしくWantedlyを使えばいい。
「優秀な採用担当者をリクルーティングしたい、けど人手不足…」「全社員に協力してもらうのは大変…無理」だからこそ、「気軽に」「時間をかけずに」Wantedlyを使ってみましょう。
定説に惑わされない、本当に大事なこと
以前採用がうまくいったこだわりの募集がこちら。(※採用広報は継続的に募集中)
この募集にはポイントがいくつかあるんですが、こだわった一つが「タイトル」です。採用したいと思っている理想の人が、どんな気持ちで転職先を探すだろう?と、本音に迫るコピーづくりを心がけています。その一言を見つけるために、コピーライティングや広告に関する学習を積み、求人のインサイトとは…?と深く追及しています。
勉強会に行って話を聞くなかで、Wantedlyを使う採用担当者の間には定説があり、「カバー写真は、社員の笑顔や集合写真が良い」「すべての項目はしっかり埋めた方がいい」「平日昼間にリリースするべき」「プロフィールを充実させなきゃだめ」「社員や役員を絶対巻き込め」などなど、かなりの労力が必要だと感じていました。
それらが出来れば、もちろんやった方がいいんですが、大変だからと諦めるくらいなら、私はそんなもの気にせず自分らしく使えばいいんだよと言いたい。実はこの募集のカバー写真なんてフリー素材から選んで1分くらいでサクっと作ってますし、他の募集では「こんなことやります」以外書かない・写真を載せないこともあります。
何のために募集を作成し、誰に何をどれだけ伝えたいか、をその都度考えてやるのが大切だと思っています。定説にとらわれず、自分なりの活用法で使ってみましょう。
Wantedlyから日本の採用を変えていく
多くの国や業界、企業、職種でWantedlyが活用されていけば、今は採用難易度の高い職種でも、もっと人が集まるようになる可能性があると期待しています。採用担当者は、昔ながらの手法に思考停止せず、どういう未来をつくるべきか考え行動する必要があると思っています。自らの組織を成長させ続けるためにも、転職市場の活性化、Wantedlyの活用を進めていきたいですね。
第3部 パネルディスカッション
参加者の皆様から事前にいただいた質問に、登壇した3名の方にパネルディスカッション形式で答えていただきました。
—面談はどのようにしていますか?
飯田さん:初回の面談はできるだけカジュアルに行っています。企業ブランドがまだまだ弱い会社なので、あんまり偉そうにはできないですよね。何も知らない人へ説明して魅力に気付いて帰ってもらうのが、1次面談を対応する私の役割だと思ってます。
梅谷さん:名刺交換をしたり、食事をしたり、人によってフロー方法を変えています。
—Wantedlyで募集要項を書く上で気をつけていることは何ですか?
飯田さん:候補者の方をイメージして、直接その人へ伝えるように書いています。「私からのメッセージ」として、個性が出るよう心がけております。
梅谷さん:僕は一緒に働く各事業部署の担当者に書いてもらっています。具体性をもたせた募集のおかげで、その募集に共感した候補者を採用することができましたよ。
—ズバリ、採用のコツは?
飯田さん:組織の個性、求職者の個性を知り、今後の会社に合った必要な人材だけを採用できるようにすることは大切。そして、長く働いてもらうためには嘘はつかないこと。違和感を感じながら採用しないことも大事だと思います。
梅谷さん:一人じゃ難しいと思います。なので、会社全体で採用していこうねっていう意識を作ることじゃないでしょうか?
—飯田さん:「人事メルマガ」ってどういう内容何ですか?
梅谷さん:それぞれの部署の事業内容を書いたり、入社した社員のプロフィールを面白おかしく紹介したりしています。
—フォロワーを意識してブログなどを書いたほうがいいのでしょうか?
Wantedly :実際にブログを有効活用している企業さんの中には、候補者の中40%が事前にブログを見ていることがわかっています。
—まず、最初にするべきことは?
飯田さん:採用担当者の集まるイベントに参加して、業界を知り、採用に取り組む仲間をつくりましょう!(笑)
梅谷さん:社長のお尻を叩きまくって、社員の協力を求めました。
—Wantedlyでスカウトを打つ時のコツはありますか?
Wantedly: 候補者の絞り込みですが、候補者の「この先やってみたいこと」で絞るのが効果的だと思います。
飯田さん:私は自分の名前でメッセージを送るようにしています。誰からの言葉なのかを明かすことで心理的なハードルを下げ、「どんな人と関わるのか」わかった状態で、候補者の方が会えるようにするためです。
おわりに
Wantedlyの活用方法は十社十色。 だからこそ、様々な企業のアイディアを知り、自分に最適な活用方法を確立していくことが成功の秘訣です。そして、採用を応援してくれるのは社内だけではありません。採用にかかわる方々が交流を深め、お互いに支え高め合うことが大切です。
今後もWantedlyでは、採用担当者様向けのイベントを開催していく予定です!
次回の開催もお楽しみに。
以上、Wantedlyカスタマーサクセスチームでした!