オンボーディングから考える従業員体験のデザイン【第6回】Wantedly Recruiting Academy レポート
Wantedlyを通じてナレッジを共有し、つながる場として開催しているWantedly Recruiting Academy(通称WRA)。第6回目となる開催を、株式会社グッドパッチさんのオフィスで行いました。
今回のテーマは、「オンボーディングから考える従業員体験のデザイン」。デザインカンパニーであるグッドパッチさんが実践されている「メンバーの入社体験デザイン」の発表をメインに、ご参加いただいた皆さんと一緒に、ワークショップ形式でメンバーのオンボーディング体験のジャーニーを作成することでアウトプットしました。
当日の様子を会場の様子と併せてお伝えします!
そもそもどんなコミュニティなの?
WRAは、Wantedlyユーザーである人事の皆さんに運営をお任せしているコミュニティです。
以下の皆さんには “認定アンバサダー” として活動いただき、アンバサダーの皆さんを中心にイベントを開催しています。
認定アンバサダーとは?
Wantedlyのビジョンである「シゴトでココロオドル人をふやす」に共感し、一緒にその世界観を発信してくださっている企業のご担当者様を “認定アンバサダー” とさせていただいています。
▼認定アンバサダーのみなさま
株式会社グッドパッチ:小山さん
freee株式会社:栗林さん、上赤さん
株式会社スペースキー:太田さん
株式会社ヒトカラメディア :森さん
Retty株式会社:小花さん
株式会社Loco Partners:徳山さん、岡田さん
and factory株式会社:梅谷さん、斉木さん
株式会社マネーフォワード:大崎さん
第6回目のテーマ:オンボーディングから考える従業員体験のデザイン
今回は、会場もお貸しいただいたグッドパッチさんのPeople Experience(PX)の取り組みについて、経営企画室の高野 葉子さんにライトニングトークとして発表していただきました。
【アジェンダ】
1.乾杯・オープニング
2.ライトニングトーク by 株式会社グッドパッチ 高野 葉子さん
3.お食事タイム
4.ワークショップby 株式会社グッドパッチ 小山 清和さん
5.懇親会
1.乾杯・オープニング
WRAのオープニングは、アンバサダーとしてご協力いただいている小山さんの乾杯でスタート!今回はWRAに初めてご参加いただく皆さんも多かったため、WantedlyからWRAについてご説明させていただきました。
2.ライトニングトーク by 株式会社グッドパッチ 高野 葉子さん
User Experience(UX:ユーザー体験)という言葉を大切にされているグッドパッチさん。そんなグッドパッチさんのPeople Experienceチーム設立のきっかけとなったのは、組織の崩壊だったとのこと。バリューの再構築など一時的なチームで注力してきましたが、「UXの従業員版」といえる「Employee experience」に責任を持つチームを設立することによって、強固なチームを作ることを目指し、People Experienceチームを設立されました。
詳しくはこちらの記事もご参照ください:
カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 前編
カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 後編
People Experienceチームはオンボーディング以外にもバリューの浸透、人材育成、文化醸成、社内イベントなど多岐にわたっています。
オンボーディングは「エンゲージメントとカルチャーへの共感を得る体験を提供する」
というコンセプトで、一貫した体験をデザインしているそうです。
カスタマージャーニーマップを用いて、入社前〜入社日〜研修〜入社1ヶ月後のアンケートという各フェーズで必要な施策を同時並行で行なっています。それらのデザインの節々には、「Employee」ではなく人として向き合う「People」という意志や工夫が散りばめられていました。
最後に発表していただいた「最高のチームのつくり手になる。」 という言葉が、People Experienceチームのすべてを表現する言葉だなと感じる発表でした。
3.お食事タイム
ライトニングトークの後は、お腹も空いてきた頃ということでお食事タイム!代官山のKing Georgeさんのケータリングでワークショップの前にエネルギーチャージです。
4.ワークショップby 株式会社グッドパッチ 小山 清和さん
今回のWRAでは、ワークショップの時間を設けて、ご参加いただいた皆さんに「オンボーディング体験のジャーニー」を作成していただきました。
▼「ジャーニーマップ」
ターゲットとなる人の「行動」、「思考」、「感情」などのプロセスをまとめた、いわゆるフレームワークです。ひとは、アクションの前後、背後にもさまざまな思考や感情、課題を持っています。どのタイミングで、どのような情報を提供するべきなのかなどをつかむために、役立つ手法とされています。
司会進行は、株式会社グッドパッチの小山さん。
ワークショップのゴールは、参加者の皆さんでメンバーの気持ちとその後の活躍を考えながら、オンボーディングについて考えて、アウトプットするということ。
事前にランダムにグループになっていただいた皆さんには、「架空会社の人事チーム」という設定で、新しく迎え入れるメンバーの「オンボーディング体験のジャーニー」を作成していただきました。
まずはチームとなったメンバーを知ることが大切!ということで、自己紹介からスタート。
自己紹介をうけて、チームメンバーの個性を活かした会社名が素敵でした!
グループワークでは、自社での施策を発表したり、これからのアイデアの壁打ちをしたり、いつもとは違うメンバーだからこそ刺激になる意見が飛び交っていました。
最後は、代表して2つのチームに発表していただきました。
それぞれ、自社の特色をテーマに設定し、オンボーディング体験を設計されていてのが興味深かったです。発表者の皆さん、ご協力ありがとうございました!
5.懇親会
懇親会では、参加者同士の情報交換で交流を深めていただくことはもちろんのこと、ご登壇いただいた小山さん、高野さんともじっくりお話しいただけていたようです。
今後もWRAは、採用・組織作りに関わっている皆さんにとって、日々の活動のヒントとなるようなコンテンツを提供提供したいと考えています!
「Wantedlyのイベントはあまり言ったことがないな」という方も、ぜひお気軽にご参加いただけると嬉しいです。環境を変えて、少し違う視点で一緒に「採用」について考えていきましょう。
【過去レポート】
内定辞退にはどう向き合う? 第3回Wantedlyコミュニティイベントレポート
採用につながる自社ファンづくりの体制って?第4回Wantedly Recruiting Academyレポート
急成長企業に起こる「成長痛」と、その乗り越え方【第5回】Wantedly Recruiting Academyレポート
WRAでは「コミュニティ運営に加わりたい」というWantedlyユーザーの皆さまからのご連絡もお待ちしております。
お問い合わせ:cx@wantedly.com(Wantedlyカスタマーサクセスチーム)