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ベトナムが熱い!海外進出のIT企業CEOに現地から届けてもらった想いとは…。

今回のインタビューは、ヴィックスエイジ海外拠点としてベトナムを拠点にて4つの事業を展開しているAgeCode Co., Ltd.の池ヶ谷氏に、オフショア受託開発事業について詳しくお話を伺います。

サービス内容の強みや特徴だけでなくベトナムでの起業時に大変だったことやこれからのビジョンについても教えていただきました。

【経歴】

1982年静岡県静岡市出身、18歳で上京し美容師として従事、2年で退職しベンチャー企業であるヴィックスコミュニケーションズに入社、23歳で70名規模のコールセンター統括、その後複数の事業立ち上げに携わり人材部門事業部長を経て2014年株式会社ヴィックスエイジ代表取締役に就任。主にITエンジニアの派遣事業を行う。2016年にベトナムホーチミンにAgeCode Co.Ltdを設立、現在に至る。



AgeCode発足までのストーリー

––最初に、なぜAgeCodeを立ち上げようと思ったのかお聞かせください。

池ヶ谷氏:会社として新たなチャレンジが必要だったからです。

ヴィックスエイジを設立してから数年が経ち、事業としては安定してきたものの、我々のミッションである「時代に名を残すサービスの創造」を実現するためには事業としてのピボットが必要不可欠でした。
そのため新たな法人を立ち上げそこで自社サービスを生み出していこうと考え、リソースの確保含めた初期投資を比較的抑えられる東南アジアに新法人を設立するという経営判断に至りました。


––新天地にベトナムを選んだのは何故だったのでしょうか?

池ヶ谷氏:優秀なIT人材が豊富だったからです。

ベトナムは国策としてIT人材育成に力を入れており年間5万人〜6万人の新たなエンジニアが生まれてます。また親日国としても有名で日本語を話せる人材も多いことからITの分野で会社をいち早く成長させるためにはこの国以外にはないと思いベトナムへ行くことに決めました。

今でもこの判断は間違っていなかったと思ってます。

「なんでもやる」が大前提の経営方針

––AgeCode Co., Ltd.の事業内容をお聞かせください。

池ヶ谷氏:AgeCodeの事業ドメインは大きく分けて4つです。
人材紹介業、オフショア受託開発事業、自社アプリケーション開発事業、日本語研修事業、以上4つのビジネスを展開している会社です。

2016年設立以降、増収増益を続けており2020年度売上高は前年比200%を達成しました。また弊社はミッションに紐づく事業であればなんでもやるという経営方針ですので事業領域も幅広いです。

現在弊社の収益を支える大きな柱は人材紹介とオフショア受託開発事業になります。人材紹介は設立当初から始めたビジネスで現在まで日系IT企業を中心に500社以上のお客様とお取引させて頂いております。オフショア開発事業はCtoCプラットフォーム開発に特化しており、ユーザー獲得も視野に入れたご提案が可能です。


––ありがとうございます。では今回は、オフショア受託開発についてお聞きいたします。具体的には、どのような開発を行なっているのでしょうか。

池ヶ谷氏:主にCtoC向けのマッチングプラットフォームサービスの開発に力を入れています。

実績といたしましては、旅行者と個人ガイドのマッチングプラットフォームやジムのトレーナーとユーザーのマッチングプラットフォーム、他にもライブチャットやオンライン上でコミュニケーションが取れるプラットフォームの開発など、幅広い業界のクライアント様からご依頼をいただいています。



––競合他社と比べて、差別化できるポイントや強みを教えてください。

池ヶ谷氏:弊社の強みは大きく2つあります。

1つは、ユーザー獲得まで視野にいれた開発です。というのもこれまで自社でCtoCマッチングプラットフォームサービスを開発してきた実績やノウハウがありますので、ただ言われた通りのものを納品するのではなく、サービスが出来上がった後のユーザー獲得も視野に入れ、UX・UIにこだわった開発をしています。

そしてもう1つは、価格です。オフショア開発だからこそ、優秀な人材を低コストで雇用できるので、日本品質のサービスを日本よりもはるかに安く提供することが可能です。



––実際に御社のサービスを利用されたクライアントからは、どのような声をいただきますか。

池ヶ谷氏:開発工程において言葉の壁によるお客様のストレスをなくすために、弊社では日本語が話せるベトナム人が開発を行うだけでなく、日本人が間にしっかりと入ってコミュニケーションを取ります。その点に関して、クライアントから「細かいニュアンスでもやり取りがスムーズに伝わる」と喜びの声を多くいただいております。

継続率100%の実績もありますので、クライアントにご満足いただけるサービスが提供できている思います。


文化や環境に合わせたマネジメントが重要

––ベトナムで起業された際にご苦労されたことはありましたか。

池ヶ谷氏:当たり前ですが日本との文化や言葉の違いによるギャップに対しストレスを感じていました。日本ではあっという間に終わる作業でも、ベトナムだったら1日かかってしまう。スピード感を重視して物事を判断していた私にとっては、それらはとても大きなストレスでした。同時に「今まで自分はどれだけ恵まれた環境でビジネスをやっていたんだろう」とつくづく思いましたね。

転機となったのは、最初のベトナム人スタッフを採用したことです。彼女がサポートしてくれるようになってから徐々に物事をポジティブに捉えられるようになっていきました。

私の中の葛藤から、メンバーを戸惑わせてしまったことも多々ありましたが、今思うと何をそんなに一人で抱え込んでいたのだろうと思います。海外で働くことによって改めて自分の小ささ、ひ弱さに気づくことができそして見つめ直すことができました。人間として一回り成長できたかなと思います。



––日本との違いと、ベトナムだから楽しめたということをお教えください。

池ヶ谷氏:日本との違いはありすぎますね笑

数え上げたらきりが無いのであえてベトナムの方が魅力的な点を挙げるならば「人」です。あくまでも個人的な見解ではありますが殆どの方が明るくパワーに満ち溢れていてポジティブです。国が元気だと人も元気というのはよく言ったもので高度経済成長ど真ん中の国で生きているってこうゆうことなんだなと毎日まざまざと思い知らされてます。高層ビルや大型商業施設も次々に建ち日々変わる風景に興奮してます笑

バブル崩壊後に物心ついた身としてはすごい新鮮で刺激的な体験ですね。

楽しかったことも「人」ですね。こちらに来てかけがえのない多くの出会いがありました。

社員はもちろんのこと日本にいたら出会うことのない方たちと知り合い、友人としてまたはビジネスパートナーとしてたくさんの経験を共有できたことが最高の財産です。また東南アジアという土地がら様々な国に友人たちと旅行に行けたのも楽しい思い出です。今はこういった世の中ではありますがコロナが終息したらまた行きたいですね。


––思い出のエピソードはありますか?

池ヶ谷氏:これもありすぎますね笑

オフィスの移転や自社サービスローンチ、メンバーが誕生日を祝ってくれたこと、友人との別れ、新規事業での失敗などいろいろありますが直近で言うと昨年の3月くらいに結核で死にかけたことでしょうか笑

ちょうど世界的にコロナが流行り始めた時期ということもありホーチミン市内のどこの病院にも見てもらえずたらい回しにされること約1ヶ月、結核と診断されました。

コロナよりも遥かに致死率が高い病気なのにも関わらず病名がわかったときにはなぜかほっとしたのを覚えています。なにも分からない時期が一番怖かったですからね。
その際にもスタッフがわざわざ親を説得してまで病院まで付き添ってくれたり、メンバーや友人たちが家まで食料を届けてくれたりしてサポートしてくれました。本当に感謝しています。



––この経験を通して自己の成長に繋がったり、学びになったりしたことはありますか。

相手の考え方や価値観に合わせたマネジメントが大事だと学びました。

例えば、日本ではメンバーができていない部分に対しては、どうやったらできるかを事細かく話し合っていたんですが、それは相手が日本人だったから最適な方法だっただけで、海外でビジネスをする際にはまた別の方法が良いかもしれないと気がついたんです。そこでベトナムに来てからはみんなが主体性を持って動けるようなマネジメント方法に切り替えました。

やはり国が違えば考え方も違う。であれば、相手の意見を尊重して見守る。失敗した場合は、次にどうしたらいいかを考えてもらう。海外ではある意味、放任してやってもらう方がうまくいくなと実感しました。

人生を豊かにするサービスを作り続ける

––今後の目標を教えてください。

今後のビジョンは「時代に名を残すサービスの創造と次世代の育成」です。

ここでいう「時代に名を残すサービス」とは、ユーザーの人生の1ページに残るようなサービスのことです。その1つの指標としてユーザー数100万人以上を掲げ、一人ひとりの人生の中の一部になれるようなサービスを多く作っていきたいです。


––具体的なサービスの構想はありますか。

これまでも「IT×リアル」にこだわった開発に力を入れてきましたので、オンラインとオフラインの掛け合わせは外したくないですね。

オンラインがどんどん発展するにつれて、「自分の目で見たい」「出会いたい」というオフラインの欲求も高まると思うので、その軸はずらさずにサービスを作っていきたいです。


––現在、特に力を入れていきたいことはありますか。

今は受託開発に力を入れながら、世の中でどういったニーズがあるのかという勉強をしている段階です。そこで得た知識や経験を今後の自社開発に生かしていければと思います。

現在は嬉しいことにお客様からの依頼も多く受託開発事業に集中してますが、ミッションを実現するため今後は自社開発に着手できる体制を整えていければと思っております。

また今年から新規ビジネスとしてベトナムの良いものを日本に届けるというDtoC事業も始めたのでこちらも力を入れていきたいです。

––ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。

今転職を考えてる方には是非海外も視野に入れて欲しいですね。
ヴィックスエイジもAgeCodeも主体性を重んじる会社です。弊社メンバーは決して会社に依存してません。

自身の成長のため、将来のために必要な経験をここで培えるから働いています。どんな時でも人生の主人公は自分なので環境や人に惑わされることなく後悔ない選択をしてください。ありがとうございました。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
ヴィックスエイジでは業界未経験の方でも、エンジニアになりたい!IT業界で働きたい!という強い気持ちをお持ちの方でしたら、全力でサポートする環境が整っています。

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