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未経験エンジニアが成長するために重要な事

株式会社VILUCK WORK代表取締役の吉村です。

これまで私が企業やエンジニアを目指している"求職者1,000人以上"と話してきた中で考える、未経験からエンジニアになるために重要な事を書きたいと思います。

『これからエンジニアを目指す・エンジニアとして更に成長したい』と考えている方に読んでいただきたいです。

目次

  • 未経験エンジニアに立ちはだかる、キャリアチェンジの壁

  • なぜ、未経験のエンジニアの求人が少ないのか?

  • 中途未経験のエンジニアが成長できない理由は?

  • 一つ目は、IT関連の知識不足

  • 二つ目は、 個のビジネススキル不足

  • 三つ目は、仕事の実務経験の不足

  • まずは、そういった固定概念を捨てて学び直す姿勢が必要

  • 出来なかった事実と理由を理解する

  • レベルに合わせたキャリア採用と研修制度

  • ポジション毎キャリア採用

  • レベルに合わせた研修制度

  • バディ制度による学習支援と個別フォロー体制

  • 誰もがエンジニアになれる世界を目指す

未経験エンジニアに立ちはだかる、キャリアチェンジの壁

未経験からIT業界へのキャリアチェンジを目指す未経験エンジニアにとって、転職活動は非常に厳しい状況となっています。
多くの地域で「中途で未経験」のエンジニア求人は少なく、希望するポジションを見つけるのが難しくなっています。

また、地方都市だけでなく、東京や大阪などのIT業界の中心地でも未経験者を積極的に受け入れる企業は限られています。

このような状況では、求職者の選択肢が狭まり、希望に合った職場を見つけるのが難しいのが現状です。

なぜ、未経験のエンジニアの求人が少ないのか?

その理由は、過去に未経験者を採用したものの、一人前のエンジニアとして成長してもらい、活躍させることができなかったという事例が多く存在するからです。
中小企業から大手企業まで、さまざまな企業が中途で未経験の方をエンジニアとして採用してきましたが、その多くが期待通りの成果を上げることができませんでした。

こうした結果の背景には、受け入れ体制の問題もありますが、より大きな要因として、未経験エンジニアが途中で挫折してしまい、十分に成長できなかったことが挙げられます。

企業側は、未経験者が活躍できなかった場合、その採用が「失敗だった」と判断し、その結果、未経験エンジニアの求人が減少しております。


中途未経験のエンジニアが成長できない理由は?

成長できない理由は、これまで企業と求職者と話してきた中で大きく3つあると考えています。

一つ目は、IT関連の知識不足

未経験では当たり前ですが、IT用語や基本的な技術概念への理解が足りていないです。
これにより、現場で使われる専門用語が理解できず、チームとのコミュニケーションがスムーズにいかないことが多くあります。

その結果として、業務の進行が遅れたり求められる成果を出せない原因となってしまいます。

二つ目は、 個のビジネススキル不足

システム開発は、既存のオペレーションを改善するために行われることが多いです。
そのため、オペレーションの基本的な理解がないと、開発に支障が出ることがあります。

現状把握や問題解決能力といったビジネススキルが不足していると、開発の目的や課題認識が不十分となり、結果として開発過程での方向性がずれてしまい期待以下の評価を受けることに繋がります。

三つ目は、仕事の実務経験の不足

過去の仕事で問題が発生した際、自らが中心となって問題を解決した成功体験が少ないため、開発現場でも問題が起きたときに適切な対応ができないことがあります。
また、未経験エンジニアとして知識や経験が不足している状況では、さらに問題を乗り越えるハードルが高くなります。

結果として、これらの壁を乗り越えられず、エンジニアとしてのキャリアが成長できないまま終わる可能性に繋がっていきます。

まずは、そういった固定概念を捨てて学び直す姿勢が必要

未経験からIT業界に飛び込むエンジニアが成長できないのは珍しいことではありません。

私が毎回伝えていることは、「固定概念を捨て、なぜ成長できなかったのか」を自分自身で理解するということです。

エンジニアを目指している人は『プログラミングだけ出来ればOK』だと考える人は少なくありません。
しかし、実際はビジネスモデルを理解するスキルや問題解決力などがないとエンジニアとしては活躍出来ないのが現状です。

出来なかった事実と理由を理解する

また、成長して活躍できなかった理由を自分で把握しないと環境を変えても同じ壁にぶち当たり、乗り越えることができません。

私は、キャリアチェンジとなる未経験の方たちの採用の際は、面接時や入社時に上手くいかなかったことを深く伝えることが育成の出発点であると伝えています。

成長出来なかったという事実は終わりではなく、新たな成長のための貴重な学びの機会です。

レベルに合わせたキャリア採用と研修制度

私たちは、これまでの経験から未経験エンジニアが直面する課題を実際に感じていたので、それに基づいてキャリア採用と研修制度を設計しています。

未経験者が成功するためには、彼らが直面する1つ1つの課題を丁寧に紐解き、解決していくことが重要だと考えています。

ポジション毎キャリア採用

未経験エンジニアでも、スキルレベルや経験はさまざまであり、一人ひとりが持つ強みや成長のペースは異なります。

私たちは、さまざまなレベルの社員に対して、個々のスキルや経験に応じたポジションを提供することで、最も効果的に成長できるようサポートしています。

このアプローチにより、社員は自身のレベルに応じた仕事でのインプットとアウトプットを繰り返すことで、スキルが着実に向上し、最終的には成果に繋がります。


レベルに合わせた研修制度

ポジション毎のキャリア採用と同様に、研修も個々のレベルに応じたプログラムを提供しています。

レベルの高い人にとっては、基礎的な研修は退屈で刺激がなく、逆に自分のレベルを超えた高度な研修では、理解が追いつかず効果が薄れてしまいます。

そのため、社員のスキルレベルに合わせた研修内容を設計し、最適な学習環境を整えています。

また、技術的なスキルだけでなく、コミュニケーション能力やチームワーク、ビジネスの基本知識といった多角的なスキルの習得を促し、社員がどんな課題にも柔軟に対応できる力を身につけてもらいます。

バディ制度による学習支援と個別フォロー体制

私たちの研修制度の中で重要な役割を果たしているのが「バディ制度」です。

この制度では、経験豊富な先輩社員が社員一人ひとりに寄り添い、月に一度の1on1ミーティングを通じて、学習面と業務面でのアドバイスやサポートを行います。

また、IT業界は広くて深い業界かつ、流れが早い業界であるため、自身の目標や目指すべき道を自身で判断することは、困難であると考えています。

1on1ミーティングの中で、「自身がなりたい姿に対して、やらなければいけないこと」や「現在の業務を極めた先にどうなるか」といったキャリア形成の相談を実施しております。

仕事の中で質問しにくいと感じる社員も少なくないため、バディ制度を活用して気軽に質問や相談ができる環境を設けています。

誰もがエンジニアになれる世界を目指す

私たちは、IT業界の未来を担う未経験エンジニアの育成に力を入れています。
経験や学歴に依存せず、一人ひとりの可能性を最大限に引き出すための研修制度を用意しています。

『誰もがエンジニアになれる』
という信念のもと、個々の挑戦を支え、日本のIT業界に貢献する人材を育てることが私たちの使命でありやりがいです。

一緒に成長し、未来を築いていく仲間をお待ちしています。

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