2024年6~7月、新卒研修の一環で実施しているジョブローテーションで人事部 組織開発課に配属された新卒入社社員5名に、バリュエンサープロジェクトで活動するメンバーをインタビューしてもらいました。バリュエンスの理念に深く向き合い、バリューマインド行動をどう実践していこうか考えている9人のバリュエンサーを紹介していきます。
今回インタビューレポートを作成してくれた新卒入社社員はこちら。
プロフィール
氏名:堀田 大祐(ほった だいすけ)
部署:買取第二営業部
入社年:2015年3月
|会社目線で物事を捉えられるように
もともとは理念や評価に対して、腹落ちして納得することができているわけではありませんでした。入社してもうすぐ10年目を迎えようとしている今、これまで通り受け身のまま仕事をしていていいのか?と考えていました。会社の方針に対して、気に入らなければ批判するだけの状態をこの先も続けていくのか?と。
そんなタイミングでバリュエンサーの募集が開始され、バリューマインド(行動指針)をベースにした評価軸を決めるプロジェクトがあることに興味を持ちました。評価軸をつくる側の立場に立つことによって、会社側の目線で考えることができ、自分の理念に対する腹落ちにも繋がると思い、立候補しました。
バリュエンサーになってから7ヵ月経ちましたが、理念を完全に自分のものとして納得できるようになったかというと、まだそういう状態ではないなと感じます。ですが、前よりも会社の方針やその伝達を見たときに理念の視点から考えることができるようになり、少しずつ自分自身の思考の変化を実感するようになっています。
|以前からのモットーがバリューマインド行動になっている
社員にバリューマインド行動をしてもらえるように、と考えていますが、私自身、どう理念を体現していこうか試行錯誤しています。
ただ、商談をするうえで一つ大切にしていることがあるとすれば、お客さまの「なんで?」を残さないということです。金貨一つに対しても、なぜこの金額になるのか、どのように値付けをしているのかをきちんと説明することで、退店された後に、もやもやが残らないよう、気持ちよく手放していただくことをモットーにしています。
これは、私がシゴトをするうえで当たり前に大事にしていたことです。
バリュエンサー事務局の社員に言われたのですが、「それはまさに「プロの、誇りを。」徹底的にお客さま目線で寄り添い、丁寧に。着実に。目の前の仕事にこだわっていこう、ということですね」と。改めて考えると、バリューマインド行動に当てはまっているのかもしれません。そうした行動を積み重ねていくことが、バリューデザイナーとしてファンづくりにつながるアクションだと考え、意識して行動し続けたいと考えています。
|「好きを、究めよ。」を探索中
個人的には、「好きを、究めよ。」を体現するのが一番難しいと感じています。
今まで、プライベートで行動するときも費用対効果ばかり考えてしまっていたため、特に好きなものや趣味がないまま過ごしていました。あとは、自分自身があまりストレスを感じないので、趣味やリフレッシュするための行動が必要なかった、というのもあるかもしれません。
ただ、バリュエンサーの活動を通して、「好きを、究めよ。」の解釈を深めていくうちに、このままでは、新しい学びを得ることもできず、根本的に視野を狭めてしまう、非常にもったいない状況であると気付きました。まずは、自分が何に興味があるのか探索し、いろいろと行動に移してみる、ということを続けて、自身の「好きを、究めよ。」を理解していきたいと思っています。
|子どもたちにはライフワークで働く意義を伝えたい
バリュエンスでは「仕事」を敢えて「シゴト」と表現します。「シゴト」は大きく3つあり、ライスワーク的に仕える事としての「仕事」と、ライクワーク的に私の事としての「私事」、ライフワークとして自分の志す事としての「志事」があります。バリュエンスでは社員の皆さんにライフワークとしての「志事」を目指してほしいというメッセージを出しています。
このプロジェクトに参加するまで、私はライスワークの「仕事」をしていました。特に何も考えず、お金を稼ぐために、生活のために働くのが当たり前だと思っていました。
しかし、バリュエンサーの皆さんと議論を交わす中で、ライフワークの「志事」で働くことの大切さを痛感しました。もっと若いうちに知りたかったですし、知っていれば違う道を歩んでいたかもしれない、とさえ考えています。
社内でライフワークの「志事」で働く人が増えていくのかは、まだはっきりと分かりません。でも、自分の子どもにはバリュエンスの理念にあるような考え方を知ったうえで、社会人として活躍してほしいと思います。
私の周りでは、私がもともと理念に共感していないタイプの人間だったので、バリュエンサーになったことをいじってくれます。この何気ない会話が、理念に触れるきっかけになり、バリューマインドについて考えるきっかけになっていると感じています。現状、バリュエンサーである私自身が完璧に理解できているとは言いきれませんが、私の存在を通して、理念について考えていなかった人たちが、理念に触れる機会を提供していけると嬉しいです。
|インタビューを通して、新卒入社 山元の感じたこと
とてもユーモアにあふれた方で、冗談も交えながら気さくにお話してくださり、楽しかったです。一方で、周りに流されない芯の強さを持っている方だと感じました。芯の強さを持っていながら、自分の中にある考えを覆すような場に自ら進んでいく行動力が非常に印象的でした。インタビューの中で、“子どもには理念にあるような考え方を”という話が出ました。自分の生き方を自分で考え選択していく世界が広がればいいなと夢が膨らみました。