こんにちは!バカン広報担当のマッキーです。
今回は、CBDO(Chief Business Development Officer)に就任した、しんすけさん(鈴木 慎介)のインタビューをお届けします!
バカンでは、お互いをニックネームで呼び合う文化があり、社内でも「しんすけさん」として親しまれているので、この記事でもその呼び方でご紹介していきます。
バカンの事業づくりの中心で活躍してきたしんすけさんが、どんな背景や想いを持ってバカンに加わり、そしてどんな未来を描いているのか。
ミッション・ビジョンへの向き合い方や、メディア事業本部のこれから、そして外部の方にぜひ知ってほしいバカンの魅力まで、じっくり伺いました。
バカンのカルチャーや事業への想いがぎゅっと詰まった内容になっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです✨
目次
1. 新CBDO就任の背景と想い
2. MVと事業・組織のつながり
3. MV浸透のための仕掛け
4. 各ステークホルダーへのメッセージ
1. 新CBDO就任の背景と想い
まずは自己紹介をお願いします。
社会人としてのキャリアスタートは、大企業に向けた業務プロセスや情報システム関連のコンサルティング業務に従事していました。しかし次第に、コンサルティングではなく、自分の手でサービスを生み出したいという想いが強くなり、Webサービス企業やアドテクノロジー企業へ転職し、新規サービスの企画、立ち上げを複数経験してきました。
バカンへ入社後は、プロダクト開発のプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーを束ねる本部長として組織づくりに携わりながらも、自らもプレイヤーとして外部企業との協業サービス開発や、トイレ個室空間をメディア化する「アンベール」の事業開発を手掛けました。現在はCBDO(Chief Business Development Officer)兼メディア事業本部の本部長として、新たな挑戦を続けています。
バカンに入社した経緯や決め手は何ですか?
バカンとの出会いは、代表の河野とGREE時代に一緒に仕事をしていた縁から始まります。河野が起業後も近所に住んでいたこともあり定期的に情報交換はしていましたが、入社することは全然考えていませんでしたし、そんな会話もしていませんでした。
ところが、「バカンとして初めての自社オフィスを持ったので一度会社に遊びに来て」と誘われて訪問したんです。オフィスはいわゆる雑居ビルの中の小さなスペースで、まるで部室のようでしたが、創業メンバーたちと会話していく中で、いつの間にか入社していました。笑
当時バカンのメンバーは、3Dプリンターでセンサーなども作っていたのですが、それらを僕に見せながら、楽しそうに説明するみんなの姿に、自分がこれまで携わっていたインターネット上のサービスの枠組みを超えた、新しい魅力を感じ心が動かされ、「一緒にチャレンジしたい」と決心したんです。
新CBDOになって周りからの反応や、心情の変化はありますか?
CBDO(Chief Business Development Officer)への就任は、とても光栄なことです。
ニュアンスの世界の話ですが、私は「サービスをつくる」「プロダクトをつくる」という言葉よりも「事業をつくる」という言葉のほうが好きです。今まで世の中になかったような価値を、事業として展開していく事にチャレンジできることへの楽しさがあるからだと思います。
Chief Business Development Officerという肩書きには、私が責任者として事業運営している単一の事業本部にとどまらず、会社全体への価値貢献が求められていると考えています。期待値は現状よりもはるかに高いところにあると認識していますが、その期待に応えていきたいと思っています。
2. MVと事業・組織のつながり
刷新されたミッション・ビジョンは、どのような意図や思いが込められていますか?
私がバカンに入ったころに、創業メンバーと当時新しく入ったメンバーの全員で議論し、定義された「優しい世界を作る」という想いはいまも変わっていません。ただ、会社の成長とともにステークホルダーからの期待や社会的責任も広がってきました。この刷新は、原点の想いを大切にしながらも、会社が次のステージへチャレンジするための宣言でもあります。
ビジョンを実現するために、メディア事業本部ではどのようなことに注力していこうと考えていますか?
私たちメディア事業本部のミッションのひとつは、「バカン」が情報を届けることができるタッチポイントを、現実空間、インターネット上、問わずに増やすことです。
「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」というビジョンを実現するためには、私たち自身が直接タッチポイントを持ち、体験の入口をつくっていくことが欠かせません。そのため、私たちの事業本部においては、情報を届けられる場所やサービスを生み出し、日常生活のなかで当たり前に、「バカン」が接触ができる状況を構築していきます。
単一の事業として、収益を上げることはもちろん前提となりますが、バカンが生み出した情報を世の中に広く展開し、つないでいく。そんな環境をつくるための準備となっています。
3. MV浸透のための仕掛け
MVを日々意識するために、チームや部で取り組んでいることや心がけていることはありますか?/どんなことに取り組みたいですか。
ミッション・ビジョンは、日々意識していくものというより、無意識のなかで活動の根底に持つものにしたいと考えています。組織として、会社のカルチャーとして、小さなことでもミッションと通じるものはみんなで称え合うことで、当たり前のもの、無意識の中にあるものとしていきたいと思います。
社員が外部に語る時、どんなエピソードや行動でMVを伝えてほしいですか?
繰り返しとなってしまいますが、私たちのものづくりの根底には、「優しい世界をつくる。」という想いがありますので、このことを伝えてほしいと考えています。テクノロジーによる効率化や利便性の向上、良質な情報提供、これらはもちろん大切です。ですが、その結果としてバカンが本当に実現したいことは、人々の心にゆとりが生まれ、優しい世界になっていくことなんです。
例えば、混雑情報を提供することで、人々は無駄な待ち時間のストレスから解放されます。結果として、家族との豊かな会話が生まれたり、心のゆとりから他者に対してちょっとだけ優しい行動がとれたり、小さな変化かもしれませんが、そういった積み重ねが、優しさの循環を生み出していきます。
今後は混雑情報にとどまらずフィールドを拡張し、「人と空間」をつなぐことで、優しい世界をつくっていきます。やれることは広大になったわけなので、場合によってはバカンだけでは実現できないことを、想いに共感してもらえる企業さまと連携して実現していく。そんな実現方法もあると思います。そのために、社内、社外にかかわらず、想いを大切にして伝えていってほしいと思います。
4. 各ステークホルダーへのメッセージ
みなさんに伝えたいバカンの魅力は?
フィールドが広がったことで、一緒にチャレンジをする仲間が更に必要となっているので、採用候補者の皆様に向けての魅力をお伝えしたいです。
バカンでは、断片的な役割をこなすのではなく、関わる領域全体を俯瞰して考えることが求められます。言い換えれば、役割を限定せずに「もっと良くできる」と思ったことに主体的に取り組む姿勢を、会社としてごく当たり前のこととして受け入れるカルチャーがあります。
私はやりがいの大部分は、このような部分に依存すると思っていますので、パーツの一つではなく、全体を動かすことにチャレンジしたい方にとっては魅力的な環境だと思います。
既存の市場シェアを奪い合うのではなく、苦しみながらも新しい市場そのものをつくり出す楽しさを、ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう。
今後、バカンをどんな会社にしていきたいですか?
想いや優れたプロダクトがあっても、本当の意味で世の中にインパクトを与えるには規模も必要です。スタートアップとしての気概は変えずに、会社規模を大きくしていく必要があります。
私たちが目指すのは、世の中に広く使われ、日常に溶け込み、当たり前に寄り添っているモノを届けている会社にして行きたいです。
そしてその結果として、「我々の活動が、少しでも優しい世界につながっているんだ。」と自信を持ってみんなが言える状態にしていきたいです。