「自らと若者がウズウズ働く世の中を作る」をミッションに掲げている、株式会社UZUZ。そんなUZUZも、今年で10期目に突入しました。
今回は、株式会社UZUZを創業した経緯について、また、これから“どこ”を目指していくのか……そんなお話を、創業者3名にとことん語りつくしていただきました!
なかなか聞く機会のない創業エピソード。ぜひご堪能ください。
▼岡本 啓毅(代表取締役社長)
1986年生まれ。株式会社UZUZ代表取締役社長。北海道出身で高校卒業後、米国アラバマ州立大学ハンツビル校にて宇宙物理学を専攻。大学時代に今村と出会い、20代で一緒に起業することを決意する。大学卒業後はベンチャー企業に入社。IT業界の営業職として1年間勤務し、起業のため退職。その後、2012年に若者がウズウズ働ける世の中を作るべく、今村とともにUZUZを設立する。副社長を経たのち、2018年8月より社長に就任。
▼川畑 翔太郎(専務取締役)
1986年生まれ。株式会社UZUZ専務取締役。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻し、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。1年目から商品開発に携わるも、3年目に製造へ異動。毎日ロボットと作業スピードを競い合う日々を送る。高校の同級生・今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画。現在はキャリアカウンセラーだけでなく、ウズウズカレッジ運営や企業ブランディングを担当し、累計1,000名以上の就活サポートを実施。
▼今村 邦之
1987年生まれ。鹿児島出身で高校卒業後、米国アラバマ州立大学ハンツビル校にてマーケティングを専攻。大学を3年半で卒業し、大手企業には目もくれずベンチャー企業に入社。しかし連日深夜にまで及ぶ労働環境から体調を崩してしまい、9ヶ月で退職。その後、短期離職かつ既往歴があると就活で苦労することを身をもって体験。この辛い経験から第二新卒・既卒の就活サポートしたいと思うようになり、UZUZを設立。現在はUZUZを退職し、ナウビレッジ(株)を創業。
UZUZのはじまり
ー創業の経緯は?
岡本:元々俺は海外の大学に留学していて、邦之(今村)はそこで出会った同級生だったんだけど。その時に2人で「自分たちの会社を作ろう」って話したのが、一番最初のきっかけだったんだよね。
今村:そうそう。でも当たり前だけど、いきなり起業する力も経験もなくて。
だからまずは社会人になって、起業するのに必要な経験を積もうという話になった。それで、新卒の時はお互い別のベンチャー企業に入って働くんだけど、俺は激務で体調を崩して、結局9ヶ月で短期離職。
失意のどん底だったけど、そんな時に見つけたのが、UZUZの前身である“株式会社第二新卒”。
ここで当時の社長に助けてもらって、社員として再び働くことができたんだよね。
岡本:俺も新卒で入った会社を1年で辞めて、邦之と一緒に“株式会社第二新卒”で働くようになったんだけど……。
ある日社長が突然「事業をたたみたい。申し訳ないけど、今村さんも啓毅くんも今月末の解雇でいいかな?」と言ってきて。
いや〜、あの時は本当に驚いたな〜(笑)。
今村:俺もその時のことはよく覚えてる!
社長からその話があった時、俺はたまたま外出していて、後から啓毅(岡本)に 「俺たちクビになるらしいよ」と聞かされたんだけど…。
思わず夜空を見上げて「終わった、詰んだ……」と思った(笑)。
給料10万円ちょっとくらいで正直カツカツだったけど、売り上げも結構出してる頃だったし「よっしゃあ、ここからいくぞ!」って燃えてる時期だったんだよね。
そんな時にまさかの解散宣言。
「せっかくここまで頑張ってきたのに、このままいけば会社は終わってしまう。本当にいいのか?」みたいな葛藤がすごくあった。
色々考えたけど、やっぱりどうしてもここで事業を終わらせたくない。その気持ちが強かったから、もう腹をくくろうと思った。
だから社長に「第二新卒ナビ(株式会社第二新卒が運営していた就活サイト)を買い取らせてください。俺たちに事業を引き継がせてください」とお願いして、現在のUZUZを作ることになった。
普通の“起業”とはちょっと違うかもしれないけど、これがUZUZ創業の経緯。
川畑:俺が入社したのは、本格的にUZUZを立ち上げたすぐ後だったよね。
今村:うん。啓毅と2人で会社をやろうと決めた時から、もう1人くらい一緒にスタートできるメンバーが欲しいと考えてた。
候補は2〜3人いたんだけど、翔太郎(川畑)はその中でも一番で。
でも、当時翔太郎が働いていた会社は大企業だったし「誘っても多分無理だろうな」とは思ってたんだよね。一応ちゃんと話したかったから「いや〜実は俺、こういうのやるんだよね。翔太郎も一緒にやらない?」って伝えたの。
川畑:そうだった。
仕事が終わった後の駐車場で電話したんだった。冬だったから、車の中がものすごい寒くてさ(笑)。
(※当時川畑が乗っていた車はメキシコ製の旧車で暖房設備がなかった)
そこで邦之から話を聞かされて「ああ、会社やるのか」と。とはいえその時は「よし、一旦帰ろ!」って保留にしたんだけど(笑)。
でもその後色々考えて、動くならこのタイミングかもなと思った。働き始めてからちょうど3年経つ頃だったし。ぶっちゃけ東京も行きたかったし。
(※川畑は名古屋で働いていた)
悩んだけど「やっぱり挑戦するなら今しかない」と思ったから、最終的には俺も覚悟を決めてUZUZに入ることにした。
ーなぜお互いを仕事相手に選んだのか?
今村:創業する時から決めていたのが「一緒に会社をやるなら、絶対“自分より優秀な人”と組む」ということで。
そういったことを考えた時、選ぶならこの2人がいいと思った。
啓毅の頭の使い方って、超人的でキレがあるというか「そんな考え方するの!?」がすごく多いんだよね。なかなか出会えないよ、こんな人(笑)。
翔太郎は俺と似ているところも多いけど、もっと効率がよくて器用で、俺には到底できない動き方をする。
俺や啓毅とも違ったタイプだったんだよね。もちろんそのほかにも優秀だと思う人はいたけど、やっぱりこの2人は“最高点”。俺の人生における“ベスト”だった。
「仲間に関しては最強だ!これで負けたら今度こそ俺の人生は詰みだ!」とすら思ったね(笑)。
岡本:俺は、学生の時からシンプルに「仕事するなら好きな人とやったほうが絶対いいじゃん」って考えてた。
邦之とは大学で一番仲が良くて毎日ずっと一緒にいたし、だったら邦之と起業するのが良いよなって。
翔太郎は、実は起業したタイミングではほとんど面識がなかったんだよね。2回くらいしか会ったことなかった。
でも邦之が「翔太郎は絶対に採用したい」って言うから「邦之が良いっていうなら良いんだな。よし、だったらそれでいこう」って思った(笑)。
川畑:嘘みたいだけど、邦之が俺のことを人生における“ベスト”って言ってくれてるように、実は俺の“ベスト”も邦之だったんだよね。
「こいつスゴイな〜、俺にはないものを持ってるな〜、一緒にいてオモロイな〜」って思えるのは、いつも邦之だった。俺、友達多くないから、邦之みたいな親友と呼べる存在が貴重で。
だから、そんな邦之が社長になってどんどん遠くに行ってしまうのを黙って見てるくらいなら、自分も同じ環境で成長していけばいいやんって考え方もあったね。
啓毅に関しては、UZUZに入る前に数回会った程度だったけど、優秀なんだろうな〜と感じてた。ぶっちゃけ入社当初はぶつかることもあったけど、根は良いやつだからさ。
それに啓毅も邦之と一緒で俺にはないものを持っていたし、きっと良いチームが組めるなと思ってた。
ー創業時、“不安”はあった?
川畑:それでいうと、俺が一番“不安”を抱えてたと思う。
2人は役員だけど、俺は1人だけ社員。入社直後は売り上げも全然出せなくて、結果はいつもどビリ。これまでに営業なんてやったことなかったし、右も左も分からない状態だった。
だから、最初の1年は自分に“赤字社員”のレッテルを貼って、いつも人件費と自分の売り上げを比べてた。
今村:この頃の翔太郎は、とにかくいつも自分自身の成績と向き合ってたよね。俺や啓毅に対する愚痴も一切言わなかったし。
結果を出すまでは無言を貫いて、何がなんでもやり切ってやるって強い意志を感じた。
岡本:俺自身はね、創業当時“不安”とか“キツさ”は全然感じなかったの!
当時オフィスを間借りさせてもらってたデザイン会社の社長に言われて、朝5時に出社したこともあった。お金がなかったから3人で一緒に住んで、売れない芸人みたいな貧乏暮らしをしたこともあった。
でも、なんだかんだ言って楽しかったんだよ。
「3人の食べる分くらいはどうにかできる!」って思ってたしね。
UZUZのサービス
ー会社を引き継いだ後も、あえて第二新卒・既卒特化のサービスにこだわった理由は?
岡本:例えば、新卒の学生を対象にしたサービスをやろうと思ったら、それなりにうまくできるとは思う。
絶対やりたくないってわけじゃないし、今後もしかしたら新卒を対象にした新しい事業を始める可能性もゼロじゃない。でも俺個人の気持ちとしては、やっぱり単純にこのサービスが好きなんだよね。
新卒の時は就活に失敗してしまったかもしれないけど、またこうやって働こうと頑張っている。そんな人たちをサポートするのが、すごく楽しいんだと思う。
『ドラゴンボール』みたいにコツコツ修行して、着実にレベルアップして最終的に勝つ! みたいなサマが好きなのかもしれない(笑)。
川畑:俺は2人と違って後から入った身だから、当初は特に事業へのこだわりもなかったんだけど……。
「とにかく一生懸命やろう」「UZUZのビジネスモデルをもっと理解しよう」と考えて行動したら、自然と好きになってたってのはある。
人材紹介サービスって、考えれば考えるほど奥が深くて。
あえて誤解を恐れない言い方をすれば、求職者の人をサポートしたことによって俺たちは生活ができている。つまり、求職者の人を“商品”としてお金に替えている事実があるんだよ。
その事実に対して、どういう責任の取り方が発生するんだろう、どう向き合うべきなんだろうっていうのをずっと考えてると「ああ、人材紹介ってすごくいい仕事だな」と思えてくる。
人様の人生を預かってるわけだから責任も大きいけど、その分やれることってたくさんあるしね。
ー事業方針(第二新卒・既卒に特化した就活サービス)を変えようと思ったことは?
岡本:事業方針を変えようと思ったことはないかも。
大前提の話になっちゃうんだけど……。事業や商材を変えることって、あまり意味はないかなって思ってるんだよね。
だって、事業を変えたとしても別の悩みが出てくるだろうし、結局自分がラクになることはないんだから。
それにラクになったら楽しく働けるのかっていうのも、俺自身は全然違う。むしろ俺が“ラク”を求めた時があったら、それはきっと何かを諦めたり妥協した瞬間だろうなと思う。
仕事って正解はないし、登れば登るほど壁は高くなる。だから時には辛いなと感じることもある。
でも、進んだ分だけ自分が見える景色も広がっていくから、今やってることを地道に頑張るほうがいいと思ったんだよね。
ーUZUZの中心事業のひとつ、“ウズウズカレッジ”を始めようと思ったきっかけは?
川畑:“内定がゴールじゃない就活サービス”を作りたかったのが一番。
実は、会社に入社する“だけ”ならウズウズカレッジって要らないんだよね。
求人紹介や面接対策に加えて、いろんな講座や自分で勉強を進める時間があるから、正直就職への最短距離ではない。「何のためにこんな事業やるの?」って疑問に感じる人もいると思う。
でもウズウズカレッジで学ぶことは、社会人になってからも確実に役立つことなんだよ。
加えてウズウズカレッジに通うことによって、入社後の活躍度や会社への定着度を劇的に上げることもできる。
“内定をゴールにしない”って口では簡単に言えるけど、やっぱりキャリアカウンセラー個人によってどうしても質にばらつきは出てしまう。
それを「質を担保しますよ、入社後も安心して就職できますよ」って約束してるのが、ウズウズカレッジなんだよね。
ー第二新卒・既卒特化のサービスにしたことで得したことは?
今村:友達や仲間が増えたことかな。
特に、UZUZで就活して働き始めた元“求職者”の人とか。
「人事になりました!今村さん、是非うちに人を紹介してください!」って連絡してくれる人もいるし、中にはビジネスパートナーとしてUZUZの事業を手伝ってくれる人もいる。
求職者だった人が仕事仲間になるんだよ。すごくない?
こうやってネットワークがどんどん広がっていくのは本当に楽しい!
川畑:人とのつながりが増えるってのは確かにあるよね。
元々就職サポートしてた人と一緒に働けるなんて、そうそうできない体験だし。
あとはアラムナイ(過去にUZUZで就活していた人が集う同窓会イベント)に来てくれた人と話してると、人としての成長を肌で感じられるからそれもすごく嬉しい。
「あの時自信なさげに悩んでいた人が、こんなに生き生き働けるようになるのか。すごいなあ、人ってここまで変われるんだな」って感慨深くなる。
岡本:俺は第二新卒・既卒っていう観点からはちょっとズレちゃうんだけど……。
UZUZという会社をやっていて得したことでいうと、社員の変化を感じられるこの環境はすごく得したな〜と思う!
仕事をする中で壁にぶつかって悩んでた社員が、目の前の壁を超えて変わった瞬間、一皮むけた瞬間っていうのかな……。そういうのを間近で見るとめっちゃ嬉しくなる。
人間って、誰しもなかなか表には出したくない、泥臭い感情(自信を失くしたり、怒ったり、嫉妬したり、悲しくなったり)を抱えてるじゃん。
そういった感情を吐き出しながら変化していく様子、それをノンフィクションで見られるのはすごくいいなと思う。
UZUZの今とこれから
ー会社を大きくしていく中で、一番辛かった・苦労したことは?
今村:俺は一番最初に入社した社員が辞めた時かな。
事務として採用した女の子だったんだけど、面白くて親しみがある子ですごい可愛がってたんだよね。ただ、その子からは何度か「辞めたい」と相談をもらうことはあって、その度に全員で止めてきたんだけど……。
最後の最後で本当に辞めることが決まった時は辛かった。
初めて入ってくれた社員ということで思い入れも強かったし、やっぱり社員の離職系はしんどいなと思う。
岡本:今考えても本当に申し訳ないんだけど、当時俺がその子に厳しくしすぎちゃって、それが原因で辞めたいって言われたこともあったよね……。
川畑:俺はこの2人と比較され続けてることがキツかったな。
特に専務になったばかりの頃は「役員だし、2人と同じくらいの結果出すのが当たり前なんだ」みたいな、そんなことを思ってた。
ちゃんと考えれば、2人と比べても意味ないし、足りないものがあって当然だってわかるんだけど。当時は「とにかく全部できるようになりたい、ならなきゃ」って焦ってたんだと思う。
でも“全部できるようになる”なんて無理なんだよ。
だって、邦之・啓毅・俺のキャラクターはそれぞれ全然違うんだし。なのに何でもかんでもできるようになりたいなんて、むしろすごい傲慢。
そう思えるようになってからは「そもそも2人とは違う人間だしな」って良い意味で諦められるようになったかな。
あとは、自分自身のことじゃないけど、自分がサポートした人が短期離職してしまうとやっぱり落ち込む。「何がいけなかったんだろう」ってすごく考える。
だから、俺が担当して結果的に短期離職になってしまった人のことは未だに全員覚えてるよ。
今の自分にできる最大限のサポートをしたと思っても、必ず成功するとは限らない。どうしてもうまくいかないこともあって。
求職者の人が本当に納得できる就職にするのがエージェントの使命だけど、ひとりの人生がかかっている分、簡単にできることじゃないなと思う。
ーそれぞれが思う、“UZUZが軌道に乗った瞬間”は?
今村:売り上げが1億円を突破した時は「ついにきたな」と思った。
元々1億目指そうと話してたのもあって、達成した時は「本当に1億円いくんだ」って感動したのを覚えてる。
でもそれはあくまでも“嬉しかった瞬間”であって、軌道に乗った瞬間はあるかと聞かれたら……ないかもしれない。
岡本:俺も「軌道に乗ったな」と思えたことが一度もない(笑)。
年末になるといつも「今年はキツかったな……」って考えるし、さらに言えばその“キツさ”を毎年更新してる気がする。赤字にさせまいとといつも全力でやってるけど、予想だにしないことが毎年何かしら起こるもんだからさ(笑)。
とはいえ“壁”は会社を大きくするためには必要だし、「キツい」と思う感情だって必ずしも嫌なものではないんだけどね。
だからもう「今年も大変だったけど、どうせ来年もまた“今年”を超えてくる!」って腹をくくった上で仕事してる。
川畑:人材紹介サービスはビジネスモデル的にストック型(一度サービスを提供すれば、継続的な収益が見込めるビジネスモデルのこと)じゃないから、それができるようになったら少しは変わるのかな?
今村・岡本:いや〜、どうだろう。
結局また別のところで問題が発生すると思う。仮にストック型だとしても、安心できる瞬間はないんじゃないかな。
ーUZUZが創業時に掲げた、“第二新卒・既卒の固定概念をぶち壊したい”という想いはどのくらい達成できた?
岡本:企業や世間から見た第二新卒・既卒のイメージは、ここ最近でかなり良くなってると思う!UZUZとしても、“第二新卒・既卒は活躍できる人材”というのを浸透させたくて色々やったけど……。
正直な話、俺たちはほとんど貢献できてない。
純粋に世の中の流れや市場感が変わって、第二新卒・既卒が受け入れられただけだと思う。悔しいけど影響力は本当にないから、もっともっと頑張らないとなと思ってる。
でも、確実に前には進んでるよ!
“ウズウズカレッジ”も、どんどんアップデートできてるしね!
世の中を変えるって意味ではUZUZはまだまだこれからだけど、確実に地力はついてきてるからもっとギア上げて進んでいきたい!
ー今後、事業を通して実現したいことは?
岡本:会社のミッションにも掲げているように、“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくりたい”っていうのが一番なんだけど……。
それを実現するためにも、まずはUZUZ社員が“ウズウズ働ける”ような会社にしたいと思ってる。
“仲が良い”とか“優しい”とかそういう表面的なことじゃなくて、思ったことを我慢しないで言い合える環境にしたいんだよね。それってすごく勇気がいるし、エネルギーも使うことだけど、組織を成長させるためには必要だと思ってる。
だから、良い意味での“揉め事”が起きる会社にしたい。
もちろん揉め事といっても、相手の人格を否定するって意味じゃないよ。仕事と向き合おうした時に出てくる「私はこう思う」を素直にぶつけ合いたいんだよね。
ただ、現状のUZUZの中にも忖度してしまう瞬間はあって。
この“忖度”をこのまま良しとしてしまうと、“ウズウズ働く”ことからはどうしても遠ざかってしまう。
忖度って「する側が悪い」と思われがちだけど、俺はそうじゃないと思ってる。結局変えなきゃいけないのは、忖度させてる上司や組織全体なんだよ。
仮に、ある人が仕事に対して前向きな考えを持っていたとしても、上司や組織がその人を正しく理解・評価できていなかったら。きっとその人は自分を評価してもらうために、上司や組織に寄せた発言をするようになる。
つまり、誰かに依存した働き方になってしまう恐れがあるんだよ。
それって、UZUZが目指したい組織の姿とは言えないよね。
俺の感覚だと、今のUZUZはちょうどひとつ上のステージに上がるタイミングに来てる。
ここからあともう一歩進めたらもっと良い組織になれるし、“ウズウズ働く”ことにもより近づけると思うんだよね。なかなか簡単にはできないけど、絶対に実現したい。
だって社員がウズウズ働けるようになったら、きっと次はこの「ウズウズ働ける状態」をどうやって求職者や紹介先の企業に広めるか、つまり“自らと若者がウズウズ働く世の中をつくる”ためにはどうしたらいいか、に思考が進むはずだからね。
川畑:俺はUZUZをもっともっと広めて、社会に対する影響度を高めたいと思ってる。
だってこんなに自慢できるサービスがあるのに、それが外に伝わらないのってすごくもったいないじゃん。
会社の外に出た時「UZUZさんってイケてますよね」「そんな素晴らしいことやってるんですね」って言われる組織にしたい。つまり言ってしまえば、人から褒められたいんだよね(笑)。
ここ最近では、外部の人に「UZUZってこんな想いでこんな事業をやってるんです」と話すと「すごく素敵ですね」と言ってもらえる機会も多くなったけど……。
その頻度を今以上に増やしたいかな。
今村:事業を通して実現したいことからはちょっとズレちゃうんだけど……。
俺は社員一人ひとりの“自信”を高められるようにしたい。
UZUZって平均年齢も若いから、自分のキャリアに自信を持ててる人が少ないんだよね。「自分が通用するのはUZUZの中だけなんじゃないか」「外に出たら自分は使えない人材なんじゃないか」っていう悩みもよく聞く。
でも俺、この悩みの意味が全然わかんなくて。
だってUZUZで活躍できる社員なんだから、外でも活躍できるに決まってるでしょって思う。
事実さっきも翔太郎が言ったように、外部から「UZUZさんってすごいですね」って言われることもあるしね。なのに自分に自信を持てない社員が多いのは、多分、“外からの見られ方”と“社員自身が感じてる自分像”にものすごくギャップがあるからなんだよ。
そこのギャップを埋めるための、社員の自信を高めるための機会を作っていきたいとは思ってる。
川畑:あ、ふざけた未来予想図なんだけど……話してもいい?
俺ね、UZUZで老人ホームやりたいの(笑)。
事業としてって意味じゃないよ。
誰かのためじゃなくて、自分たちのための老人ホームね。俺たち3人とUZUZの社員全員が悠々自適に暮らせるデカいやつをつくりたい。
土地、建物、運営費、自分が死ぬまでの生活費を全部まかなえるくらい売り上げを立てるのが理想。
UZUZに入れば、じいちゃんばあちゃんになってもみんなで楽しく過ごせる。馬鹿げてるかもしれないけど、UZUZをそれくらい長く続く会社にしたいんだよ。
そういう意味で、UZUZの最終形態は老人ホームです(笑)。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
どうですか?UZUZの老人ホーム、入りたくなりましたか(笑)?
めでたく10期目に突入したUZUZは、今期でさらなる進化を遂げようと「新しいサービス」を続々と立ち上げ中です。筆者も「会社全体の熱が上がっているな…!」とひしひしと感じています。
今後さらなる飛躍をしていくためにも、新しい仲間を絶賛大募集中!
世の中を変えたい、自分自身を成長させたい、UZUZが面白そうだから働きたい……etc。どんなきっかけでも大歓迎。
まずはカジュアルにお話しする機会をセッティングしますので、ざっくばらんにお話しできればと思います。少しでも気になるかたは、以下よりご連絡を!
皆さんとお会いできるのを、役員・社員一同たのしみにしています。