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うんちが愛に満ちた世界をつくる!?個性が爆発するチームで”共感”できるサービス作り【ウンログ創業ストーリー:後編】

健康管理アプリの中でも異彩を放つ「ウンログ」。今回は、ウンログ代表の田口にウンログの創業から今の強み、これからの組織づくりについて聞いてみました。

ウンログが誕生の血と涙と下痢の毎日については前編をチェック!

代表プロフィール

田口たかし
ウンログ株式会社 代表取締役
1983年東京都出身。2006年日本大学理工学部航空宇宙工学科卒業後、3社で営業を経験し、2011年WEBメディア企業へ入社。在職中に0からプログラミングを勉強し、2012年7月にうんち記録アプリ「ウンログ」をリリース。1年間で10万DLを達成し、2013年8月にウンログ株式会社の前身であるじぶんラボ株式会社を設立。代表取締役として現在に至る。

チームの個性を活かして、”共感できる”サービスをつくる

ーアプリをリリースして、起業するまではどのくらいの期間があったんですか?

リリースから約1年です。それまではwebベンチャーの事業開発の仕事をしながら、副業的に運用をしていました。1年で10万ダウンロードを突破して、広告収入だけで毎月だいたい10万円くらい稼げていたので、このまま順調に伸びていけば、自分のお給料くらいは賄えるようになるなとなんとなく考えていましたね。

ー起業するぞ!というキッカケはあったんでしょうか。

働いていたベンチャーでもいくつも新規事業を作るんですが、全然うまくいかなかったんです。WEBサービスは小資本で作ることができるけど、その分成長させるのは難しい。ウンログはこれまでにない”うんち”分野という独自性があったので、片手間に運営していても順調に成長してくれたんです。だから、まじめに運用したらもっと伸びるサービスになると確信しました。

その背中を押してくれたのは、共同創業者との出会いでした。当時、App storeでウンログを見つけて連絡をくれて、「起業しよう」と持ちかけてくれたんです。

ー実際に起業をして、メンバーはどのように増えましたか?

共同創業者が、社外取締役の河野さんを連れてきてくれたのが始まりで、そこから紹介でどんどんメンバーが増えていきました。ウンログのサービスを作ってくれるエンジニアやデザイナーは、取締役の伊藤さんがジョインして、どんどん優秀な人を連れてきてくれたんです。採用に力を入れて取り組み始めたのは、取締役の中島さんがジョインしてくれてからですね。

ー取締役の伊藤さんと中島さんはどんな人ですか?

二人とも、僕にはない強みを持っていて魅力的です。伊藤さんはエンジニアですが、本人もスーパーコンピューターみたい。ずっと先の未来のことまで見据えて思考していて、アウトプットのレベルもすごく高い。中島さんは、課題解決能力がとてつもなく高いです。そして、やると決めたら他を捨ててでも最後までやりきれる人ですね。

取締役のメンバーだけでなく、ウンログのメンバーはみんな個性が強い(笑)。それぞれが自分にしかできないことや誰かが得意なことを理解しているので、強いスクラムを組んで運営ができていますね。

ーそんな愉快な(笑)ウンログメンバーと事業を作っていく上で大切にしていることはどんなことですか。

実行力に優れているチームなので、僕が大切にしているのは「どれだけ共感してもらえるか」という部分に尽きます。ユーザーに共感してもらえるかは大前提で、実際にそのサービスをつくるチームメンバーが共感できるかというのを重視しています。共感してくれたものはグイグイ進むけど、共感できないものはそこで終わり。そうやって自然と成功しそうなサービスは精査されていくので、アイデア出しの時はなるべく考えなしに突拍子もないことを言うようにしています(笑)。たとえ困難なことでも、社内の人が情熱を持ってワクワク仕事をしてくれれば、そのさきに成功が待っていますから。これからもそういう社風でいたいですね。

ー確かに、社内で誰かが情熱を持って進めるプロジェクトはスムーズに進みますね。

「ウンTube」が良い例で、YouTubeを使って観便を広めたい!という僕のアイデアだったんですが、いろんな人が共感してくれて、今みたいな4万人以上が登録してくれている人の役にたつメディアに成長しました。やりがいを感じられるサービスの一つです。どんどんスケールさせていきたいですね。

もともとは陶芸家「うん慶」に扮した長瀬さんに、ろくろを回して毎週のうんちを作ってもらおう!という企画だったのですが、そこは共感を得られずに今の形になりました(笑)。

ーうん慶先生にさせられそうなときはどうなる事かと思いましたが、今では私もウンTube大好きです!

ウンTubeも長瀬さんがジョインしてくれなければできなかったことなので、これからも仲間が増えるだけやれることも増えていくようにしたいですね。

うんちでみんなが愛を探求する世界を作りたい。

ーウンログはたくさんのクライアントともコラボレーションしていますよね。

ありがたいことに、ナショナルクライアントと呼ばれるような大きな企業さまとの取り組みも増えてきています。アプリを作った当時は想像もつかなかったことですね。

企業のプロフェッショナルな人たちが、人々のお腹のためにさまざまな商品を世に送り出しています。それを本当に求めている人たちに届けるのが、僕たちの仕事です。一人ひとりの顔が違うように腸内環境もそれぞれ違うので、最適な商品を見つけることが腸活には最重要、かつ最も困難なポイントでもあります。ウンログアプリでうんちを記録して、腸内環境の変化に気づいてもらう、健康指標として使って欲しいですね。

ーうんちは健康のバロメーターですもんね。観便すると健康な人が増えていくはずですが、ウンログが世界に広まった先にはどんな世界が待っているのでしょうか。

腸内細菌研究が進んでいくとうんちと食事の相関も解明されて、お腹の健康に対するアドバイスの精度が上がります。さらに、AIがもっと発展して自動でうんちがロギングされるようになると、不健康になることが難しい世界がやってきます。

みんなが体も心も健康な世界では、もっとソフトな面を重視するようになると思うんです。たとえば、愛し方を探求するようになっていく。自分自身が健康だと他人を気遣うことができるようになるので、きっと今より優しい世界が待っていると思います。

ーなるほど。うんちで優しい世界を作っていくために、これからどんな人と働きたいですか?

新しいメンバーが入ることで、できることが増えるようにしていきたいです。それぞれの強みを活かして支え合えるチーム作りをしていきたいですね。ウンログの強みは全員がフラットな組織であることです。みんな僕が社長だからって遠慮せずに意見してくれます。

フラットだからこそ、トップダウンでは絶対に出てこないようないいアイデアがたくさん出てきます。

まだ小さいベンチャーなので、自分で決断しなければいけない局面も多いです。そのためには決断力のある人と一緒に働きたいですね。

ウンログの組織についてはこちらの記事もチェック!

ウンログが大切にしている”共感”。どんな些細なことでも共感の輪が広がると、自分では思いもしなかった大きなコトが動き始めます。トイレでうんちを見る、たったこれだけのことで世界中のお腹を健康に、そして愛情深い世界を作ることを目指して、これからも価値提供をしていきたいです!

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