※ドリルで効率的にコーヒー豆を挽く、Fringe81 取締役CFO・川崎 隆史。ちなみにそれよりもトップ画像の女性が気になった方はこちら(https://www.wantedly.com/companies/fringe81/employee_interviews/39736)
(ガリガリガリガリ・・・・・)
※Fringe81 取締役CFO・川崎 隆史の私物・ドリル。
タクト (以下T): ん、何の音??いい匂いがするなぁ?
川崎 (以下K): お、タクト。飲む?
※スマホで自慢の何かをそれとなく表示するFringe81 取締役CFO・川崎 隆史。
T: 川崎さん、相変わらずやってますねぇ。ポケモンGOじゃないですか。
K: いや違う(キリッ
T: だって、前回と流れが一緒なんですもん。。
※前回はこちら
K: それはそうなんだが、今日は真面目なものを読んでいるんだよ。毎週エンジニアと海外の読み物の読みあわせをしているんだけど、その準備。
T: なに真面目なことやってるんすか
K: ええっ!!
T: そんなことより、川崎さんの好きなオフィス話しましょうよ!前回聞いてないっすよ!教えてくださいよ!
K: あぁ、そうだったね。じゃあ僕の好きなポイントを紹介するよ。
・・・・・
K: まずはここ、キッチン。
K: ここは人がよく通るんだよね。で、忙しければ簡単に挨拶するだけだけど、ウォーターサーバーに水を汲みに来たひととお話したり、、
(K: 読者の皆さんに説明しよう!Fringe81は会社としてトレーナーと契約しており、様々な指導を受けているほか、定期的な施術を受けています。なかでも有名なアドバイスが「お水をたくさん飲んで人生を変える」。会社のお水消費量が倍増したとかしないとか)
T: なんか固まってませんでした?
K: い、いや。。で、キッチンには色んな人が来る。お水汲みに来たり、コーヒーを淹れに来たり、お土産を置いておいたり、、と、いわばキッチンはシルクロードみたいなんだよね
T: 。。。例えが意味分かんないっす。シルクロードってまた太古な表現ですね。。
K: 太古とか言うな!ベンチャーでも今までに人類が積み上げてきた経験値たる歴史は参考になると思うんだよ。ほらほら、この辺の本だよ。
K: 例えばね、これ。僕の好きな【役員室午後三時(城山三郎)】。
創業80年の歴史を持つ日本最大の紡績会社を舞台としたフィクション(一応)。絶対的権力を持つ社長の地位を40代の腹心が奪うストーリーで、読み物としてスリリングで面白いのですが、一歩引いて見てみると、新旧社長が描く会社のイデオロギーの交代という風にも見えます。社長をお父さんとした会社=家族という考えから、個人の集合体である運命共同体への交代であり、お父さん一人で1万人の家族を牽引するのが困難になった状況にあって、1万人からなる共同体の維持を目指した若手エリートによる冷徹なクーデターに見えます。
実はこのモデルとされている会社にはその後の歴史がありまして、共同体護持を目指すあまり粉飾等不祥事が発生し、実質的な解体に追い込まれました。解体はされましたが、事業によっては共同体の重荷から開放され競争力を回復しているとも聞きます。家族から運命共同体、そこから発展し組織の一体感と合理性が調和した健全な集団を作っていくべしとこの本は教えてくれているように感じられ、「集団」を重んじるFringe81としても参考になるところが大きい読み物です。それから、、、
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K: 後はね、【不毛地帯(山崎豊子)】。
テレビドラマにもなったのでご存知かも知れませんが、シベリア抑留を生き延びた元・大本営参謀の主人公が、商社で辣腕を振るうストーリー。
読みどころは多いのですが、商社で活躍する主人公は、戦後の混迷期に新規事業を立ち上げ成功させるアントレプレナーにほかならず、ベンチャーの人間として参考になるのです。
Fringe81も、大企業さんと共同でお仕事をさせていただくことが多いのですが、こうした様々な利害関係者を紡いでいく仕事はまさにミドルステージベンチャーの難しさであり、強さの源泉となります。その意味で、半世紀前の不毛地帯の空気感は、今でもベンチャーに息づいていると感じるのです。
ところで、「アントレプレナー」という言葉もなかなか味わい深いものでして、語源や英単語としての進化を研究した論文もあるくらいです(https://works.bepress.com/stevenkates/4/download/)。この論文によると、19世紀初頭に英語に導入されたentrepreneurという単語は、もともとはフランス語のentreprendre、金融取引における引受人のような意味合いであったようです。資本家が資本を提供し、引受側(アントレプレナー)がそれを大きくする、そのリターンを、資本家と引受側がともに享受するという構図が1811年の書物に書かれているそうです。Fringe81の大企業さんとの取引もまさに同じで、大企業さんだからこそ提供できるもの(データ等)を、Fringe81のテクノロジーや事業創造力と組み合わせて双方が利益を享受するという構図。そんなわけで、ミドルステージだけどアントレプレナーな動き方をしているFringe81としてはやはり不毛地帯が気になりますね。それから、、、
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(ガリガリガリガリ・・・・・)
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(ガリガリガリガリ・・・・・)
K: ・・・ということなんだよ!
T: すっごく良くわかりました!ありがとうございます!!
【解説】Fringe81では、オフィス一つのぞいて見ても、コミュニケーションの生まれやすい仕組みに設計されていたりします。営業とエンジニアの間はゼロ距離の文化があり、またそれを推進するように、上記のキッチンもそうですし、営業とエンジニアがすぐに集まって会議できるよう、両者の執務スペースの間にはオープンでフランクなミーティング席があったりします。また、歴史読み物に関しては、弊社CFOが、ミドルステージベンチャーはガチで読んでおいた方が良いと思っている本の書評を、書き下ろしで記載しております。
・・・・・
K: 続いては、オフィスを見回すとわかると思うんだけど、外付けディスプレイがにょきにょき見えるでしょ
T: あーそうですね、僕も使ってます。これもトレーナーさんの指導をうけて導入したんですよね
K: そう。必要なことは、まず、やる。ということで、外付けディスプレイを高めの場所において良い姿勢で仕事をしようと言う指導だったので、一気にディスプレイを全社に配備したんだよ
T: そうでしたね。川崎さんは何か変わりました?
K: 肩こりがよくなったし、ディスプレイだけでなくって、周辺機器なんかにも気を配るようになったな。特に気をつけているのは、この、キーボード。
K: 肩に負担のかからない体勢になるように置いているだけでなく、2台ハの字にならべて広背筋に負担がかからないようにしたり、特にこの特定のキーなんかわざわざ配色を変えて、、、、
(ペラペラペラペラ・・・・・)
(ペラペラペラペラ・・・・・)
(ガリガリガリガリ・・・・・)
K: ・・・ということなんだよ!
T: すっごく良くわかりました!ありがとうございます!!
【解説】 Fringe81では、仕事上での健康管理が働きやすさ、ひいては生産性向上に寄与すると考え、専門のトレーナーさん(元ロサンゼルス・ドジャース付きだったり)に来ていただいて、疲れにくくするための姿勢・体操・心掛けの講座をしていただいたり、マッサージをしていただいたりしています。他にも、ヨガの先生を招いて社内でヨガをやったりしています。
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K: 次はここ、休憩室。
K: Fringe81の休憩室には、お昼寝できるソファやマッサージチェア、懸垂棒(社員の私物)などがある。午後一に眠気をこらえて机に向かうより、10分15分でもリフレッシュして仕事に臨んだほうがいいからね。ホラ、こうやって、、、
(フン!フン!フン!フン!・・・・・)
(フン!フン!フン!フン!・・・・・)
(ガリ!ガリ!ガリ!ガリ!・・・・・)
K: ・・・ハァ、ハァ、、、ということなんだよ!
T: すっごく良くわかりました!ありがとうございます!!
【解説】Fringe81では、上記のような休憩室を作ることで、疲れている時にサッと休憩したり、簡単なトレーニングなど、日々のフィジカルメンテナンスを推奨し、本質的な生産性向上を目指し取り組んでいます。
・・・・・・
K: いやぁ、いい時間だったね!
T: そうですね、非常に(珈琲豆を挽きすぎて)濃厚になりましたね!
K: うん、濃厚だった!また次回もやろうね!
T: ハイ!
...その3へ続く。
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