こんにちは。ウフルで広報を担当している谷垣です。
ウフルでは、社員が30近くの都道府県に住んでおり、勤務地を柔軟に選べる環境があります。
今回はウフルの和歌山オフィスで地元和歌山の事業開発に取り組む那須さんにお話を伺いました。
前職では何をしていましたか?
学生のころからファッションが大好きだったので、将来は服飾業界で働くことを夢見ていました。
ファッションとビジネスを学ぶために渡米し、6年間アメリカで暮らしながら感じたことは、それまで考えたこともなかった地元和歌山の魅力でした。
卒業後はアメリカや東京でのキャリアも考えましたが、最終的には故郷和歌山への貢献を望み、帰国後は地元の服飾生地メーカーに就職し、大手商社やアパレルメーカーに生地を卸していました。
数年間の勤務の後、結婚し父親になったことを機に将来について考え、転職を意識し始めました。その時、ウフルに出会いました。
ウフルに転職を決めたきっかけは?
和歌山県白浜町の友人の紹介で、当時和歌山県に拠点を構えようとしていたウフルを知りました。白浜町は企業誘致に力を入れていて、東京の様々な企業が白浜町に進出を検討しており、ウフルもその一社でした。
ウフルのことは、それまで知りませんでしたが、ウフルがテクノロジーを駆使して和歌山の地域課題に真剣に取り組んでいることを知り、そのビジョンに強く惹かれました。
ウフルのビジョンが僕の希望となり、和歌山県民として深い共感を覚えました。IT分野は未経験でしたが、地元の問題を解決したいという一心で、この新たな挑戦に飛び込むことを決意しました。
和歌山の若い世代は、ほとんどが大阪や東京での仕事を選び、地元からの若手の流出は大きな課題です。地元に残って働くことや、故郷に戻ってくることが、何となく負けと見なされがちな風潮もあります。
私は地元和歌山を心から愛しているので、ここに疑問を感じていました。
地方こそが最高の場所であるということを、自分が地元で成功し、ロールモデルとなることで示したいと強く思っています。地方でも充実したキャリアを築くことができるということを、実際に証明してみせたいという思いがありました。
ウフルではどんなことをしていますか?
画像:白良浜のビーチで仕事をする那須さん
和歌山県白浜町にあるウフルオフィスで、主に和歌山県内の地域課題に取り組んでいます。
白浜町は、年間300万人の観光客が訪れる関西屈指の観光地ですが、同時に津波の警戒区域でもあります。有事の際、観光客がすぐ避難できるようにするため、関西初の観光防災デジタルマップ「しらはまこんぱす」を提供しました。
普段は観光スポットを紹介するマップですが、防災モードにも切り替えられて、すぐに避難所がわかるようになるんです。これで観光客も安心して楽しめるし、同時に地域の活性化も狙っています。
このプロジェクトには構想段階からメインで関わり先日ようやくリリースすることができました。
リリースするまでにはいろいろありましたが、地元に根差した住民としての意見ももちながら、地元とウフルの間に入り架け橋のような存在になりながら、地元和歌山に貢献できていると感じています。
ウフルへ転職後ご自身が成長されたと感じたこと
これまでとは全く異なる業界に身を置いてきたため、自分の成長は日々感じています。
仕事のスピード感も比べ物にならず、正直なところこれまでの自分がいかに甘えていたかを痛感することが多々あります。そんな私を上司が丁寧に育て、考える機会を与えてくれているので、本当に感謝しています。
ウフルの魅力って何だと思いますか?
ウフルは社名が示す通り、とても自由な会社で、多彩な社員の個性や経験を重視してくれます。
アパレル業界を離れたからといって、自分の好きなことを諦めてはいません。ウフルは自由な環境を提供してくれながら「自分の経験を生かして、好きなことをすればいいんだだよ」という当時の上司の言葉が印象に残っています。現在の上司からは、「仕事だからやらなきゃいけないこともあるけど、上手く自分の好きな方向にもっていくことが大切だ」と言ってくれました。
過去の経験は一つも無駄ではなく、それをどう活かすかを考えることが大切だと教えられています。
ウフルで挑戦してみたいことはありますか?
地方と都市部のギャップを埋めていきたいです。先進的なITサービスを導入するだけでなく、それを実際に活用し、地域の根本的な問題を解決することが大切だと思っています。
そのために理想と現実の間の隔たりを埋めて、地域に実際に役立つ解決策を提案していきたいと思っています。和歌山の課題や成功事例は、日本の他の地域にも共通する部分が多くあります。和歌山からの成功事例を多く生み出し、日本全体へ貢献していきたいです。
そうして和歌山に多くの人々が戻ってくることで、地元の熱量と活気を高めたいと思っています。
ウフルへの転職を考えている方へメッセージ
現場ではまだまだ課題が山積みです(笑) 自治体や地元企業の様々な立場の人々と共にプロジェクトを進めることが求められます。多くの人を巻き込みながら、細やかに調整するような泥臭い動きに加え、持続可能な地域課題の解決のため、マネタイズ等の事業推進の観点で物事を考える能力も必要となります。
共通の目標に向かって一丸となり、問題解決に取り組める方とぜひ一緒に働きたいです。
ウフルは現状維持や指示されたことのみをこなすことを望む人には、向いていないかもしれません。
逆に、新しいことに挑戦したい、試してみたいアイデアがある人にとっては、理想的な場所だと思います。
様々な経歴を持つ才能豊かな人々が、皆さんの想いを応援してくれます。