こんにちは。ウフル広報の谷垣です。
今回は大分県を舞台に株式会社オーイーシーと合同のアイデアソンを実施したので、現場の様子をご報告します。
株式会社オーイーシーは、大分をはじめ全国各地で公共・民間向けソリューションを提供するIT企業です。AI画像認識技術や、ドローン、人工衛星データの利活用等、新たなサービスやソリューションを展開しており、各地でDX推進やデジタル田園都市国家構想の実現に取り組んでいます。
オーイーシーは大分県に根差した地元企業としての強みを持ち、ウフルはスマートシティ領域において各地での実績を持っています。両社は2023年2月に業務提携を結び、人材の交流や地域に根ざした視点を活かした地域課題の解決に取り組んできました。
今回のアイデアソンでは企業の枠を超えた人材交流を通じて、それぞれの強みを活かし合い、大分県の課題に対する新たなアイデアを生み出すことを目的に実施しました。
アイデアソンには両社から企画や事業開発、エンジニアを含む約20名が集まりました。
会社や職種の枠を超えた混合チームを作り、グループごとに大分県内の地域課題解決のアイデアを出し合い、2日間で改善・洗練させていくという試みです。
まずは各チームで事前に行った自治体や住民に対するヒアリング結果を元に、大分県内の課題について話し合いました。その課題に対してどのような策がうてるか、両社の実績や互いの知見を活かしながら意見を出し合いました。
大分県は、別府や由布院などの温泉や、緑あふれる山々、清らかな河川と美しい海岸線などの観光資源に加え、歴史風情が色濃く残る文化資源も豊富で、スタートアップ企業の支援や宇宙ビジネス創出など先進的な事業でも注目されています。一方で、自然災害のリスクや少子高齢化、国内外からの観光客対応など様々な地域課題を抱えています。
アイデアソンでは、各チームより人口減少や高齢化に対する対策、インバウンド対応や公共交通機関システムの改善、災害時のソリューション、新たな観光資源の発掘など、多岐にわたるアイデアがうまれました。また、オーイーシー自社サービス、医療支援システム「tas-care」や「aki-doco」、ウフルのサービス連携基盤「CUCON」や情報ポータル地図「elcpmpath」などの両社がもつ技術やサービスを活用したソリューションも考えられました。
2日間の活発なディスカッションの結果、さまざまなアイデアが生まれ、最終日にはそれらの施策がもたらす効果や収益化に向けた計画なども含めて発表し合いました。
参加者のコメント:
皆さんとの交流を通じて異なる社風や文化に触れることができ、非常に刺激的な経験でした!
一つの課題に対する着眼点の違いを楽しむことができました!
両社の企画に対するアプローチ方法を学ぶことができました。この貴重な経験を社内でも活かしていきたいと考えています!
(山原さん オーイーシーからウフルに出向・今回の合同アイデアソンを企画)
時間は限られていましたが、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
アイデアソンや懇親会を通じて、両社社員が和気あいあいと交流していたことがとても嬉しかったですし、異なる文化を持つ両社にとって、互いに刺激になる良い機会だったと思っています。
今回は主に企画・営業の取り組みが中心でしたが、今後はエンジニアだけが参加するテクニカルなハッカソンも実施してみたいと考えています。
これが終わりではなく、むしろ両社での課題解決のための大きな一歩となるよう、これをきっかけに連携を強化していきたいと思っています。(山原さん)