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和歌山で社内ハッカソンを実施しました!

こんにちは。広報の谷垣です。
今回は和歌山県を舞台に社内ハッカソンを実施したので、現場の様子をご報告します。

ウフルの新卒入社1年目・2年目の若手エンジニアを含む総勢20名が集まり、ウフルが拠点を構える和歌山県の地域課題解決のためのサービスを短期間開発し、その成果を競い合うという試みです。

今回の社内ハッカソンは、若手エンジニアの育成を目的に行いました。
全国各地でスマートシティ領域の取組みを展開するウフルは、常に「住民視点」「ユーザー視点」のサービス開発を大切にしています。若手エンジニアたちが実際に現地に出向き、地元の人たちと話すことで、若手エンジニアの意識や技術の向上に繋げたいという思いで実施しました。

1日目:東京でアイデアソン

まずは東京オフィスにて地域課題について話し合い、解決のためのアイデアを出し合います。
直観的にプログラミングができるIoT開発サービス「enebular(エネブラー)」や横断的なサービス連携ができるサービス連携基盤「CUCON」などの自社サービスを活用して、ウフルが拠点を置く和歌山県紀南エリアの課題、観光・防災・生活支援などの解決案を出し合います。
自社サービスの理解を深めながら、テクノロジーの力でどのようなソリューションを提供できるか、皆で話し合います。

2日目:和歌山でフィールドワーク

2日目は東京を飛び出し、ウフルが拠点を構える和歌山県紀南エリアでフィールドワークを行います。
白浜町や太地町、すさみ町などウフルがスマートシティ分野における取組みを行う地域に出向き、役場の職員の方に地域課題のヒアリングを行います。

高齢化が進む和歌山県太地町は、高齢者の暮らしを支える移動手段の確保が大きな課題のひとつとなっています。町では住民皆が「この町で年齢を重ねて幸せだった」と思えるような町づくりをビジョンに掲げ、20分間隔でスーパーや病院など町内各地を循環する自動運転車両を無料で走らせ、外出時に休憩ができるベンチを300カ所以上設置するなど、町民に寄り添う様々な福祉政策を続けています。

和歌山県すさみ町は、南海トラフ巨大地震が発生すれば和歌山県内で最も高い津波に襲われると想定されている区域です。町ではドローンなどの最新技術を活用し、被害状況や避難者の位置を収集・分析し、迅速な災害対応を可能にするなど、地元住民や観光客に安心して町を訪れてもらえるよう、観光と防災の両軸で取り組みを行っています。

フィールドワークを終えて

「フィールドワークを通じて、役場の方がどういう思いで住民の方と向き合い、行政サービスを提供しているのか、直接お伺い出来てよかったです。私もエンジニアとしてもっと住民の方に寄り添ったサービスを考えなければいけないと感じました。」
「自分達で考える課題感と実際に現地の人が感じる課題感にギャップがあることに気がつきました。現地に出向き、実際の話を聞くことが大事だと思いました。」
「役場の方のお話を伺い、町の未来に対する熱い想いを感じることができました。実際にお会いしてお話を伺うことで、web上の情報だけではわかりづらい部分を知ることができました。」

3日目:ハッカソン

1日目、2日目のアイデアソンとフィールドワークを踏まえて、いよいよサービスを開発します。
若手エンジニアやメンターらが3チームに分かれ、約7時間かけて地図サービスやセンサー連携などそれぞれの得意分野を活かしながら地域課題解決のためのサービスを開発します。

限られた時間ではありましたが、様々なサービス案が生まれました。
災害が起きた際の住民の安否確認をスピーディに行うサービスや、町にある複数の避難所の満員率や物資残数を可視化させるサービス、観光客の位置情報に連動し近くの観光スポット情報をChatGPTが生成したリッチな表現でおすすめしてくれるサービスなど、多様なソリューションが提案されました。

最終日の夕方、各チームは役員を含む全社に向けてリモートで発表を行いました。
それぞれが構築したシステムのデモンストレーションを含め、3日間の成果をプレゼンしました。

審査員に選ばれた優勝チームが考えたのは、照度センサーと位置情報を組み合わせることで、夜、街灯がついている明るい道を提案してくれる地図サービスでした。
環境センサーで得た明るさの情報を情報ポータルマップに連携させ可視化することで、地元住民や観光客が夜でも安心して歩けるルートの提案を可能にするという内容です。明るさの他にも、将来的には騒音や水位をセンシングし可視化することで、大型工事や河川の氾濫時などには安全で最適なルートを提案するという展望も含めた提案でした。

最後に

今回のハッカソンでは、新卒社員から中途社員まで社歴や経験に関係なく若手を中心として、また、エンジニアや事業開発、マーケティング、コーポレートなどさまざまな職種の社員が混ざったチームを編成しました。
ウフルが大切にする共通価値基準にもある通り、組織の枠を超え、価値観の違いを楽しめる取り組みになりました。

「今回の研修は、ウフルが実際に向き合っているお客様の元を訪れ、直接お話を聞くことで”人のため”のサービスを提供することの大切さを感じてもらえたと思っています。現地に赴き、地域の課題を直接感じることに大きな意味があると実感しているので、今後もこのような取り組みを継続したいと思っています」(人事 佐藤さん)
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