イベントプランナーってどんな仕事をしているの?
Startup Hub Tokyo(通称:スタハ)のイベントプランナーとして活躍する、寺田さん。「スタハで働くとは?」「プランナーの仕事の醍醐味」など、女性が活躍できるイベントプランナーの仕事について聞いてみました。
Q1.以前はどんな仕事をしていましたか?
今までずっと、イベントプランニングに携わる仕事をしています。「場をつくる」ことが大好きで、ネイチャーガイドや科学コミュニケーター、「フューチャーセッション」ファシリテーター(研究員) など、様々なジャンルの場づくりに関わる仕事をしてきました。これからもさまざまな立場や考えかたの人が集い、人と人とのつながりを感じられる場づくりに関わっていきたいと思っています。
Q2.今はどんな仕事をしていますか。
今は、起業を目指している方をサポートするイベントを企画しています。「起業をしたい方」が実際「起業家」になるにはさまざまなプロセスがありますが、スタハのイベントでは起業するための具体的な「ノウハウ」を学ぶだけでなく、先輩起業家や起業仲間たちと出会うことで、今まで気付かなかったことを発見し、日々のモチベーションが耕される場になったらうれしいな、と思っています。そんな視点を意識しながら、スタハでのイベントプランニングを愉しんでいます。
Q3.なぜスタハを選んだのですか。
1年半前にスタハ が開所したときに、その事業や取り組みが面白そうだと思いました。いずれは私自身も個人事業主として働いていきたい!という夢があるのですが、スタハ で働くことによって、今までのイベント企画の経験を活かせるだけでなく、私自身も必要な起業の「ノウハウ」を身に付けたり、スタートアップ業界のさまざまな出会いにつなげられるのではないかと思い、決めました。
今までミッションやビジョンを重視する派だったんですが、さまざまな事業規模の会社・団体がどのように生まれ、変化、進化していくのかに強い関心を持つようになり、そのレンジに触れたいと思いました。さまざまな方の本気の「スタート地点」に本気で伴走できればと思っています。
Q4.今、どういう想いで働いていますか。
「起業する」ということは相応の覚悟がいることだと考えています。だからこそ、「なかなか一歩を踏み出せない」という方が多いのも事実。けれど、「起業するんだ!」と一旦覚悟を決めれば、誰でもできることだと思います。なぜなら「起業」というのは、「雇用されているか」や「自分で仕事や組織を立ち上げるか」ではなく、「一つの生きかた・スタイル」だからです。
スタハ のイベントを通して、起業のコツやノウハウを習得してもらうとともに、「今の自分は何に悩んでいるんだろう」とか「人生のターニングポイントを迎えて、次はどんな世界観をひろげていこう」、さらに「そのためにどんなビジネスをするのか?」をじっくり見直したり深められる場をつくり、伴走することも私たちの役割だと思っています。
どんな先輩起業家たちにも、どうしようもない位に悩んでいた過去があるはず。だからこそ、人(先輩起業家)と人(イベント参加者)がリアルに交差できる場をつくること、そして、人と人が直接出会うリアルな場だからこそ起きる「化学反応」を待つこと、が私たちの役目だと思って働いています。
Q5.働いていて楽しいときはどんなときですか?
イベント参加者と先輩起業家が、お互いの本音でコミュニケーションをしている姿を見たとき、そのつながりが生まれたことを嬉しく思い、場を提供できたことによろこびを感じます。
「働く」とは何か?ということを普段よく考えるのですが、「社会でまだ出会っていないけれど確かにいる誰か」が笑顔になる、そのためにはどうしたらすればよいかを考えることだと私は思っています。そんな「ビジネス」アイデアに着地した瞬間にたまたま出会えたり、寄り添えたと思えたときには、やっていてよかったと感じますね。
他にも日々、本当にたくさんの方々の情熱やアイディア・ご協力により、一つ一つのイベントが成り立っています。まさにスタハは「スタートアップ」のための「ハブ」。そのダイナミックさが活きた場になったと思えたときには本当に嬉しいです。
Q6.イベントプランナーに向いている人ってどんな人ですか?
まず1つは、好奇心が旺盛で、遊びゴコロがある人でしょうか。スタハ では、新しいことにチャレンジできる環境があります。既成概念にとらわれず、新しいことにチャレンジしたいと思っている人は楽しいと思えるはずです。
2つ目は、相手の文脈を理解でき、臨機応変に対応できる人です。私たちイベントプランナーはイベントの企画から運営までをサポートします。業務の範囲は広く、とてもやりがいがありますが、さまざまな立場、文脈の方と一緒に企画を創りあげていくので、おのずと様々な状況に直面することもあります。そんなときに臨機応変に対応できたり、社内外を問わず様々な人とコミュニケーションを取りながら進められる方は向いていると思います。「何がベスト」かは状況により変わります。けれど、起業準備をされているメンバーさんの一助になる というゴールは、社内の他チームとも協力しあって、常に見据えることが大切です。
なので、「起業したい!」と思っている人を本気で応援したいと思える人に来てもらいたいです。そんな熱意のある方はぜひ、私たちの仲間に入って欲しいです!もちろん、自分自身で起業を考えている方も大歓迎です。
Q7.イベントプランナーになりたい!と思っている方に一言!!
生きかた、働きかたの価値観が多様化している今、スタハで働く人生のページはものすごく彩りのあるものになると思います。女性が活躍できる環境も魅力のひとつですね。
スタハ スタッフは皆、自由な雰囲気で、気軽にディスカッションしたり切磋琢磨できる環境です。ぜひ、何かを生みだそうと本気で思っている方たちを、一緒に本気で応援しませんか?
いずれは自分も起業している、そんな未来もやってくるかもしれません!