キャリアが安定期に入っていた私に、人生の新たな転機が訪れたのはある食事会にTRUSTART代表の大江を誘った席でした。別の新卒同期との食事会に、「最近会っていないから話したいな」程度の気持ちで誘っただけだったことを覚えています。
しかし、その日、TRUSTARTの創業者である大江が私に持ちかけた話は、これまでの関係性を一歩進めるものでした。
彼は、「一緒に新しい挑戦をしてみないか?」と声をかけてくれたのです。不動産ビッグデータを基盤に、不動産エコシステムの生産性を向上させるというビジョンを掲げた彼の話は、私の心を大きく揺さぶりました。
私はそれまで、大手金融機関でのキャリア、外資系コンサルティングファームでのプロジェクトマネジメント、さらに海外でのMBA取得と、職務経歴書を磨き上げることのみに注力()して安定した道を歩んできました。しかし、その安定の裏で、「このままでいいのだろうか?」という漠然とした自問が常に心の片隅にありました。
だからこそ、信頼する新卒同期からの誘いは、私にとって新たな道への挑戦を意味しました。不動産業界もスタートアップも私にとって未知の領域でしたが、「不動産ビッグデータと人の力でエコシステム全体の生産性を向上させる」という方針に心を打たれました。
不動産業界は、情報の非対称性や非効率性が業界全体の問題であり、TRUSTARTはその問題を”人とデータ”の力で解決しようとしていました。転職を決断するまでには時間はあまりかからず、彼がTRUSTARTを通じて目指している未来に共感し、最終的に「ここでなら自分の力をもっと試せる」と確信しました。彼が描くビジョンは、不動産業界のあり方を根本から変える可能性を秘めており、それに貢献できるチャンスを逃したくないと思ったのです。
TRUSTARTに入社してからの2年間、私はその選択が正しかったことを実感しています。不動産ビッグデータを活用して市場の透明性を高め、クライアントにとってより良い意思決定を支援するプロジェクトに携わっています。その結果、エコシステム全体の生産性が向上し、業界全体が効率化される遠くない将来を確信しています。
TRUSTARTでの仕事は、大手企業での経験とは大きく異なり、別次元のスピードと柔軟性が求められます。意思決定が迅速に行われ、個々の貢献が会社全体に直接影響を与えるという点は、これまでにないやりがいを感じさせてくれます。
また、TRUSTARTのチーム全員が共通の目標に向かって協力し合い、互いに成長していく姿勢も非常に刺激的です。もちろん、順調なことばかりではなく、時には難易度の高い出来事に直面することもあります。しかし、その度に、全員で問題を共有し、課題を特定し、それに全力で取り組むことで、さらに強くなることができています。
この2年間で学んだ最も大きなことは、「自分たちの手で未来を創り上げる」という意志の重要性です。これからもTRUSTARTで、不動産ビッグデータを活用し、不動産情報を取り扱うエコシステム全体の生産性を向上させるために全力で取り組んでいきます。
そして、同じ志を持って共に働く心強い仲間を、これからも探し続けています。この旅はまだ始まったばかり。未来に向けて、新たな挑戦を共に切り開いていきましょう。