2016年4月1日 「Tastime」をリリースした翌月、株式会社TripBoxは創業された。
オフィスは、竹下通り口を左方向に7分ぐらいの歩いたアパートの401号室だ。
ここは、代表の根本の住居にもなっていた。
「用をたす時は必ず座って!」
など生活習慣的なもので、最初は色々と揉めた笑
プライベートがなかった状態は、結構ストレスだったんじゃないかと、今になって「よく耐えたな」と彼にウォッカを渡して一緒に乾杯したい、そんな気分。
ただ、そんな住居兼オフィスであったが、自分たちのオフィスが持てたことはすごい嬉しかったことを覚えている。
というのも、それまではオフィスがなく、ずっとリクルートが渋谷で運営している「TECH LAB PAAK」というコワーキングスペースで作業をさせてもらっていたのだ。
ただ、それはそれで最高で、飲み物も、食べ物もたくさんあって、かつwifiも速くて、そこに集まる人は皆とても優秀で、最高のコミュニティだった。
今も「TECH LAB PAAK」は運営されているので、興味のある人はぜひ応募してみてはいかがだろうか。
話が、横道にそれた。
今回は、創業までの話を創業メンバーの熊谷の視点からすることにする。
・メインサービスの「Tastime」がどのようにして生まれ、創業に至ったのか。
話は、2015年7月に遡る。
夏が本格化し、ギラギラとした太陽が照りつける中、僕は目黒にある大きなビルの中にいた。
そこには、自分と同じように起業を目指している約100名がおり、外に負けない熱気を放っていた。
その頃、僕は大学4年次に起業し1年間運営した会社を抜け、Kaizenplatformの案件をやるグロースハッカーをやりながら、再び起業する道を探っているところだった。
そこで、東京都の主催するビジネスコンテスト「Tokyo Startup Gateway」に応募した結果、通過して目黒にある大きなビルの中にいたのだ。
そこに、根本もいたみたいなのだが、全然知らなかった笑
その場で仲良くなったのは、「着物、素敵ですね!僕もよく着るんですよ!」と話しかけてくれたサムライをやっているという同じハロプロ好きのやつ(https://www.facebook.com/ryo.real.7)だった。
根本と出会ったのは、渋谷にあるバーみたいなレストランだった。
「Tokyo Startup Gateway」はビジコン形式なので、だんだん人が減っていくのだが、その最初の審査前に行われた決起集会で、僕らは集まっていた。
東北大学の医学部の人と話していると、そこに身長とガタイの良いやつがいた。
第一印象は、エグザイル。
(当時の写真を勝手に載せたので、後で怒られてる自分が見える)
「自分は、こういうサービスを今考えて〜ごにょごにょ」
話を聞いていると、どうやら慶應らしい。
慶應と聞くと、早慶戦によく行っていて慶應の校歌が歌える早稲田卒としては、親近感が湧く。
ひとしきり話し、最後、別れ際に
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根本「一緒にセミファイナル行きましょう!自分は、ユーザーヒアリングのためにちょっとアメリカ行ってこようと思ってます!」
自分「マジ!笑 気合いすごいね!」
根本「これに賭けてます!」
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と、力強く話してくれたのを鮮明に覚えている。
彼は、その後、宣言通り順調に勝ち進んでいった。
あれだけギラギラとしていた太陽もだんだん落ち着き始めた10月ごろ、彼から
「考えてるサービスのモックを作ってくれませんか?」(※モック=試作段階の模型)
と連絡が届いた。
「いいよ〜」
二つ返事で答えた。
かくして、僕らは一緒の道を歩み始めた。
創業期編へ続く>>>
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