どうも、こんにちは!
もうすぐクリスマスですね(^^)/
今年は美味しいディナーとともに、
赤でも白でもない「青ワイン」に挑戦してみてはいかがですか?
「青ワイン??なにそれ??」
今回は巷で話題になっている「青ワイン」とブルーオーシャン戦略を絡めて説明していきます。
消費者のニーズが多様化する中で、マーケティングに関する知識は経営層やマーケ職以外の方でも必要になってきています。しかし、マーケティング理論は急速に進化しているため、忙しいビジネスパーソンには情報キャッチが難しい。
弊社はマーケティング支援会社ですので、
忙しいビジネスパーソンの方に短時間でわかるマーケティングのコラムを紹介していきます!!
青ワインって?
青ワインの作り方は、まず赤ブドウと白ブドウをブレンドします。
その後、ブドウの皮に含まれる色素をベースにインディゴというジーンズにも使用されている着色料を使用し、青色を強くして作っています。
ジーンズ用の着色料を使って大丈夫なの?
と思う方もいるかもれしれませんが、
インディゴには痛みや炎症を和らげる働きがあり、体にやさしいそうです。
また、ノンカロリー甘味料の使用が甘めの味を作り出しており、
アルコール度数が11.5%と普通のワインより低めなので、
女性の方にもオススメ!!
赤ワインや白ワインとは違った色鮮やかさが人気のようで、
スペインをはじめ、ヨーロッパでの購入者がインスタグラムなどに写真を投稿して話題を呼んでいます!!
作ったのはワイン製造未経験の大学生5人組だった!?
なんと、この青ワインを作ったのはワインを作ったことのないスペインの大学生5人組だったのです。
彼らは約2年間かけて、開発から製造までを行い、「Gik live!(ジックライブ!)」を設立しました。
彼らは創業当時から、古くからの伝統が強く変革が必要だと思われる産業を変えたい
と考えていたそうです。
そして、ブルーオーシャン戦略という本が彼らを「青ワイン」へと駆り立てます。
ブルーオーシャン戦略とは?
ブルーオーシャン戦略とは「競争のない市場空間を創造する」というマーケティング戦略です。
少し抽象的ですね。
ブルーオーシャン戦略の本の一節には、
「競争の激しい海(市場)はサメが食べた魚の血で赤い色になり、魚を食い尽くしたサメはお互いを攻撃するが、誰も競争していないブルーオーシャンでは全てが可能なのだ」
と書かれています。
つまり、競争相手が多いところ(=レッドオーシャン)より、競争相手が少ないところ(=ブルーオーシャン)の方がビジネスがやりやすいということですね。
しかし、このブルーオーシャンを創造することが難しいのです。
このような新しい発想のことをイノベーションといいます。
Gik創業への道
彼らはブルーオーシャン戦略を知ったことをきっかけに、
長い伝統産業であるレッドオーシャンをブルーオーシャンに変えようとしました。
そして、スペインで長い歴史を誇る「ワイン産業」に狙いを定め、
今までのワインのイメージである「赤」や「白」とは異なる「青色」で、
甘く飲みやすいワインを生み出しました。
競争の激しいワイン業界に真っ向から挑むのではなく、
「過去を打破して未来を創造する」という彼らの考え方は
まさに「レッドオーシャン」を「ブルーオーシャン」に変えるものでした。
伝統産業であるワイン業界でイノベーションを起こした彼らにはこんなストーリーがあったようです。
すごい。。かっこいい。。
ブルーオーシャン戦略の成功事例
他にブルーオーシャン戦略として有名なのが「シルク・ドュ・ソレイユ」です。
以前までのサーカス業界はワンパターンな団体が多い状態でした。
人気のある動物やスターパフォーマーをお金をかけて、雇うかを重視していたのです。
しかし、シルク・ドュ・ソレイユは大人が楽しめるように、テーマ性やストーリー性を持たせ、
まるで劇作品やミュージカルのような新しいサーカスの形を作り出しました。
サーカス集団なのにも関わらず、全て人を使った芸術的で洗練されたショーを行い、
その結果として、それまでサーカス業界の王様「リングリング・ブラザーズサーカス」が100年以上かけて到達した売上高を、わずか20年足らずで達成しました。
最後に、、、
シルク・ドュ・ソレイユやGikの例から、
ブルーオーシャン戦略とは「ただ見つける」のではなく、新たに「創造」するものと言えるかもしれません。
長い歴史のある業界からブルーオーシャンを創造することは簡単ではありません。
しかし、それを追い求め続けることが今回の「青ワイン」を作り出したのではないでしょうか。
共同創始者の一人は青ワインについて、
「Gikを飲むことは、単に青いワインを飲むというだけでなく、飲み物の発明を味わうということなのです」
と語っています。
青ワインはただ食事をするシーンよりも、野外パーティやカクテルに使用することが多いようですね。
今年のクリスマスは青ワインでパーティーしたいと思います(笑)