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私たちは、プロモーション×IT×ビジネスの3つの事業で、顧客ビジネスを支援する会社です。「創発による新たな調和の創造」をミッションに、“予定調和でない「無調音楽 Atonality」のような問題解決”に取り組む姿勢を大切にしています。
今回はIT事業部クラウドチームの犬伏さんにインタビューを実施。バックエンドエンジニアからクラウドエンジニアへとキャリアチェンジをしたことで得られたメリットや、今後の目標などを伺いました。
【プロフィール】
犬伏 晃:バックエンドエンジニアの経験を経て、トライビートに入社。入社3年目でクラウドエンジニアにキャリアチェンジ。現在は複数プロジェクト内のクラウドチームのリーダーとして活躍している。
クラウドエンジニアへのキャリアチェンジを通じて得られたもの
――まずは犬伏さんのこれまでのご経歴を教えてください。
私は医療系の専門学校に通っていたのですが、自分にはあまり向いていない仕事だと感じ、エンジニアを目指すことに。元々PCを触ることが好きだったこともあり、独学でIT関連の勉強を始めました。
前職のIT企業では、バックエンドエンジニアを務めていました。当時の会社の一部がトライビートと合併することになり、転職をする形になりました。
――トライビートに入社したばかりのときは、現在のようなクラウドの仕事には携わっていますか?
そうですね。最初はバックエンドがメインで、レガシーなシステムの保守業務に従事していました。ただ、入社から2〜3年もすると、徐々に「もっと自分のキャリアの可能性を切り拓きたい」「フルスタックエンジニアを目指したい」という思いを抱くようになってきたんです。
そこで、エンジニアとしての領域を広げようと考え、上司にも相談しながら社内でキャリアチェンジを行うことにしました。なかでもクラウド領域は世の中的にも需要が高く、新たな武器として身に付けるにはうってつけの技術だと感じ、クラウドエンジニアを目指しました。このようなチャレンジに至った背景として、当時、自分より優秀で技術的な吸収力も高い後輩エンジニアが入ってきたことも良い刺激となり、危機感につながったかもしれません。
現在はAWSのリソース管理や運用保守の仕事をメインに行っています。なかには新規構築系の仕事もあり、アーキテクチャの設計や選定段階からプロジェクトに入るケースもありますね。
――新たな領域へのチャレンジということで、苦労はありませんでしたか?
とても苦労しましたね(笑)。バックエンドのときは、単にコードを書くことに集中していればよかったのですが、クラウド領域に移行したときに、これまで触れていなかったネットワークなどの基礎知識や意識していなかった概念に触れる機会が多く、戸惑いました。たとえば、まったく想像していなかったところで不具合が起きたり、解決策の見当が全然つかない課題も多く発生しました。
なるべく自分で調べながら解決していったものの、それでも分からないときは、社内の有識者や製品のサポートに質問をしたりしながら、1つずつ課題を潰していきました。
――そのような経験を経て、「1人前」になったと感じるようになったのはいつごろですか?
1から自分1人で構築できるようになったのは、わりと最近だと思います。ですから私の場合は、3年くらいかかったかもしれません。自分のなかで基礎ができていない状態において、知識を補完していくのが大変でした。
ただ、キャリアチェンジを通して大きく成長したなと感じる部分もたくさんあります。たとえば、仮にハードルの高い仕事であったとしても、“やってみたらどうにかなるんじゃないか”というマインド面での変化が訪れました。技術面の領域だけでなく、価値観の幅も広がったと感じますね。
プロジェクト横断業務の多さもクラウドチームの特徴
――クラウドチームのミッションについて教えてください。
『速い、うまい、安い』という言葉をモットーに、チームで取り組んでいます。具体的には、お客様に対して「短納期で提供する」。そして、「高パフォーマンスで、質の高いインフラを提供する」。さらに、「いろいろなコストを抑えて安価で提供する」姿勢を大切にしています。まさにお客様にとってのメリットを意識したミッションを掲げていますね。
現在のクラウドチームは、私を入れて4名。リーダーと私のほかに、ジュニア層のメンバーが2名います。私自身の役割としては、後輩への指導や育成を行いつつ、リーダーを支えられるように、自分が最も手を動かして成果を出していかなければならないと考えています。
――お客様から求められる『速い、うまい、安い』を実現するために、どんな取り組みをしていますか?
インフラの構築の手順化や、パターン化したインフラ設計の落とし込みなど、チーム内でできるだけ共有できるような工夫をしています。ほかにも、お客様は情報の安全性の面でセキュリティを重視する傾向がありますので、セキュリティテストなど、きちんと裏付けを取れるような仕組みも用意するようにしています。
私たちのお客様は、業態や規模など多岐にわたりますが、比較的「どうしようもなくなったシステムを、どうにかしてほしい」という形で依頼をされるケースが多いと感じます。当社全体が“誰もやりたがらない仕事を拾い、解決していく”スタンスで臨んでいることも影響しているかもしれません。正直、大変なこともとても多いのですが、なるべくお客様に満足していただける仕事をしたいとの思いで取り組んでいます。
――お客様とのコミュニケーションにおいて、犬伏さんが意識していることは?
まずはお客様の考えやご意見を聞き入れて、受け止めること。そして、できる限りご要望を叶えることを第一に考えています。そのうえで、自分のなかでの「システムのあるべき姿」から逸脱しないようにバランスを図りながら、お客様にとって一番良いものを提供できるよう心がけています。
実際に私自身がやりがいを感じる瞬間が、お客様からプラスのフィードバックをいただいたときです。たとえば、「他の会社に断られてしまったので途方に暮れていたが、トライビートさんにお願いしたら解決できて感謝しています」といった言葉をもらえると、モチベーションも上がりますね。
――クラウドチームはプロジェクト横断的な仕事が多いことも特徴的ですよね。
そうですね。当社内でも特にクラウドチームは、複数のプロジェクトにアサインされるケースが多いと思います。私も多いときは3〜4本のプロジェクトが同時に進行しているような状況です。そのようななかで、必要なドキュメントを残したり、チームのメンバーを巻き込んだりしながら、業務を属人化・ブラックボックス化しないように留意しています。
新たなチャレンジを後押ししてくれる環境が魅力
――クラウドチームの業務面での特徴や魅力を教えてください。
まず仕事の進め方という点で、SRE(サイト信頼性エンジニアリング)的な働き方ができることが大きな魅力です。一般的に、「受託案件」で運用保守までしっかりと関われるケースは少ないかと思いますが、当社の場合は納品して終わりではなく、運用保守フェーズにも携わることができます。その結果、1社のお客様と長く深いお付き合いができるメリットがあります。
また現在はIaC(インフラのコード化)を進めていたり、Dockerを中心としたコンテナ技術を用いたインフラ構築を主としていますので、サーバレスなどクラウドネイティブな技術を経験できることも特徴です。
さらに、アーキテクチャの選定や設計もある程度裁量を持って進めることができます。チームとして責任を持って選んだアーキテクチャを活用し、実績を残していくことで、お客様の要望を実現するための最適解が得られやすい環境も魅力だと感じます。
――チームの雰囲気やカルチャーの面で、特色はありますか?
「風通しの良さ」が特徴的ですね。年齢や役職の壁もありませんし、お互い過度に遠慮せず、コミュニケーションを取りながら必要な事柄を連携できていると思います。トライビート全体がそのような雰囲気の会社で、1メンバーの意見であっても、きちんと聞いてもらうことができます。
加えて、新しいことへのチャレンジを後押ししてくれる風土がある点も、個人的に魅力を感じるポイントです。私も当社に入社後、自ら望んでキャリアチェンジをしましたが、むしろ積極的に発信をしていかないと成長できない環境だと言えるかもしれません。
――今後のチームづくりにかける思いを教えてください。
現状、受注できそうな案件をリソースが足りずに見送ったり、外部の力を借りたりするなど、力不足感が否めません。トライビートとして内製で受けられる体制を作り、もっとチームとしてのパワーを出していかなければならないと考えています。
そのために、ジュニア層へのサポートを通して力を付けてもらうことが目標です。そして私自身は、「何でもできるエンジニア」を目指しています。苦手領域の克服や、まだ触ったことのないクラウドサービスの知識をどんどん身に付けたいと思っていますし、マネジメント面でももっと成長していきたいです。
――今後どのような人と一緒に働きたいですか?
「挑戦を楽しめる人」がいいですね。多少難易度の高いタスクであっても、面白いと思いながら解決に向けて動ける人のほうが、当社に馴染みやすいと思います。もちろんそのためのサポートは、既存のメンバーがしっかりと行います。
実際に当社でも、挑戦意欲が高く、前向きな人が高い成果をあげている印象です。ぜひ新しいことにチャレンジしてみたいと考えていらっしゃる方に来ていただけたら嬉しいです!