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「TREASURE CDP」に格納したデータとの連携でCTRが増進

popIn株式会社(以下popIn)は、代表の程 涛氏が東大大学院に在学中の2008年、東大発のベンチャーとして創業されました。事業領域はWebサービスに始まり、2010年にメディアのコンテンツをレコメンドするサービスを提供、2014年には広告モデルとして事業を拡大。2015年にBaidu Japanと経営統合し、世界展開を視野に入れています。アカウント・エグゼクティブの高橋 徹氏より、popInの製品紹介と、「TREASURE CDP」との連携についてご紹介いただきました。

メディアの価値を証明するための4つのサービス

popInはメディアの価値を証明するというビジョンを掲げており、メディアを訪問したユーザーに対して最適なコンテンツ、最適な広告をレコメンドすることでユーザー満足度の向上を図り、メディアの価値向上に繋げることをサービスの目的にしています。

popInが提供するサービスは大きく4つ。1つ目はレコメンドウィジェット、2つ目は「READ」という、サイトに来たユーザーが記事をちゃんと読んだかどうかPVの質まで評価するツールです。この部分に「TREASURE CDP」との連携を行っています。

3つ目として「For Brand」という、大きな概念としてブランド毀損をしない、安全な掲載面を担保するもの。

そして動画分野では、「popIn Vertical Video Ad」という、単にネットワークに動画を流すだけではなく、コンテンツとして価値のある動画を、制作から含めて行っています。縦型の動画を年間で100本ほど、実際の制作に携わっています。


「TREASURE CDP」との連携で成果を可視化

「TREASURE CDP」と連携している「READ」は特許を取得している技術です。popInでは450以上のメディアに「READ」のタグを入れており、各ユーザーが何のコンテンツをどれくらいの時間読んでいるかをサイト横断的に把握できます(「タイムシェア」)。この仕組みを活用することで特定のオウンドメディアや媒体主といったメディア側が、ユーザーのペルソナをより具体的に描くことができるため、コンテンツ制作や広告販売といった営業支援分野でも活用することが可能です。

今回連携した先行事例として、広告主の施策では、コンテンツに「READ」のタグを挿入し、「TREASURE CDP」に格納されているサイトの閲覧データと連携を行い、自社ユーザーが関心の高い、もしくは関心を持っているであろうメディアを、タイムシェアデータを用いてセグメントしました。ユーザーと親和性の高いメディアに広告を出稿すれば当然クリック率が向上する仮説を持っていましたが、軒並みCTRが130%~680%増進し、さらにコンテンツページのユーザーアクションも向上しました。

事例として挙げた企業はこれまでもpopInを利用していたのですが、「TREASURE CDP」との連携によってデータが繋がり施策結果が可視化されることで、仮説の実証に成功しました。


データを繋ぎ精緻な分析を行うことで、新たな展開を可能に

今後の展望として、自社データとコンテンツタイムシェアや「READ」データを繋げて行くことが想定されます。その自社データに、閲覧ログだけではなく会員IDや購買データを格納し1st Party化して繋いで行けば、「特定の商品を買っている人がどういったコンテンツを見ているかや、コンテンツをよく読んでいる人は何を買っているのかなどまで見えてきます」(高橋氏)。

より精緻な分析が可能になることで、広告主に寄り添った展開が可能になると、高橋氏は展望を語りました。

トレジャーデータは2018年、デジタルマーケティングの祭典「TREASURE DATA “PLAZMA”」を開催します。「Network Showcase」の規模を拡大、デジタルマーケティングの最新トレンドを提供し、デジタルトランスフォーメーションを加速させるイベントです。2018年2月19日からスタートします。イベントサイトでプログラムの詳細を紹介しています。

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