こんにちは!広報インターンの真木です。
あっという間に6月突入!2019年も今月で折り返しですね。
TRASTAは6月から新しい期に入るので、私も気持ちを新たに引き続き頑張っていきます!
更新がご無沙汰になってしまいましたが、今回も社員インタビューの記事になります。
会社では「キャリーさん」でお馴染み、STAY PACKAGE部のマネージャー山田さん!
ぜひご一読ください♪
目次
1.ダンスを通して感じた、表現で人を楽しませる喜び
2.世間の常識の先にある、新しい価値と可能性を広めたい
3.会社の歴史を作る責任とやりがいが自分の糧になっている
ダンスを通して感じた、表現で人を楽しませる喜び
ー会社のムードメーカー的存在のキャリーさんですが、どのような子供時代を過ごされてきたのか教えていただけますか?
子供のころからとにかく活発でした。
昔、厚底靴が流行った時にそれを履いたまま高いところから飛び降りて骨折したんですけど、骨折してることに気づかないまま学校に行ったりとか(笑)
それと小さい頃から踊ることが大好きで、姉の影響でクラシックバレエを始めて、高校まで続けていました。昔から音と動きで表現することが日常的にあって、舞台やイベントに出て踊ることも多かったので、人前でなにかすることには慣れています。そのせいか、飲み会とかになると、なにかと盛り上げ役になっちゃうことが多いですね。
クラシックバレエは、まず決まった型があってそれらを組み合わせて踊るんです。少しでも型とずれるとそれは「違う」と言われてしまって、私はそれが少し窮屈に感じていました。「正解」があってそれらを真似して踊るというよりも、もっと自由に表現できたらいいなと思うようになっていたんです。
そんなときにたまたまテレビでいわゆるヒップホップのようなダンスを見て、「これがやりたい!」と思ったのを機に徐々にバレエ以外のダンスにも挑戦するようになりました。バレエとは違って自由に表現できることに新鮮さを感じたんです。そうしているうちにダンスの魅力にどんどんハマって、大学に入学してからは完全にストリートダンスに切り替えました。自分たちの表現によって変わっていくお客さんの反応と会場の一体感がすごく楽しかったです。
ー大学でご自身の将来を考えたときに、どのような進路を描いていたのですか?
こう見えて(笑)、大学での専攻は心理学でした。
高校の倫理の授業で、誰もが習うようなフロイトやユングについて学んでいく中で「人間とは何か」「自分とは何か」みたいなことを考えているうちに、どんどん人間の心に興味が沸いてきたんです。
自分の心って結局一番わからないし、もっと心のメカニズムについて知りたくて、心理学を選ぶことにしました。
もともと、私の根本には「関わる人を幸せにしたい」っていう思いがあったので、カウンセリングを通して困っている人や悩んでいる人を救いたいなと思っていました。だから当時は、このまま大学院に進んで臨床心理士の資格を取るつもりでしたし、就職することは考えていませんでしたね。
そんな矢先に大学でのある授業で、臨床心理士の本当の姿というか、心の病と向き合う難しさをリアルに聞く機会があって、かなり衝撃を受けました。想像を超えるほどの病の重さや心理士の負担を目の当たりにして、私の性格的に違うなと思ったんです。
私は結構、身近な人のことですぐ嬉しくなったり悲しくなったり影響されやすいので、精神的な重い病を救うよりも、誰かの日常を楽しくするほうが合ってるなって。
そういう気づきがあって、院には進まず就職することにしました。
世間の常識の先にある、新しい価値と可能性を広めたい
ーいざ就職活動を始めたときは、どのようなことを軸にしていらしたのでしょうか?
当時は今と違って、まだまだベンチャーやスタートアップが世の中で認められにくかったんです。なので周りの就活生はだいたい銀行やこうといった安定志向。
でも「やっぱりこれからはインターネットの時代でしょ」という謎の確信が私にはあったんですよね(笑)。
その頃はまだスマホを持っている人が少数派の時代で、その中で私はスマホを既に持っていました。そのおかげで、手元にネット環境があるっていうことの可能性を日頃から感じていたので、この新しい価値を世に広めたいっていう思いがあって、「インターネットを軸とした新しい価値を広める企業」という軸で就活しました。
有難く第一志望の会社から内定を頂き、新卒で入社しました。
その会社はインターネットを通じて写真を人々に届ける事業をしていました。当時の写真業界のスタンダードは、写真販売は直接印刷したものを送って実物を見てもらって注文を受け付けるというもので、ネット上での販売はまだまだ少なかったんです。
でも写真には、自分が輝いてる瞬間や思い出がたくさん詰まっていて、全部の瞬間を惜しみなく見てほしいし手元に届けたいって思うんです。オフラインでの販売は、見れる場所や時間などの制限があって、誰にとっても簡単には手に入らない。そういう写真を、誰もが当たり前に手に入れられるような仕組みに変えていく。そういったビジョンに共感して、入社を決めました。
ーそこでの苦労や葛藤、その後のキャリアに繋がったことを教えていただけますか?
多くの人が気づいていない価値を、自らの手で広めるのは想像以上に大変でしたし、心が折れそうなときもありました。全く新しいものを受け入れてもらうってそう簡単にいかないし、なかなか聞き入れてもらえなくて。
それでもめげずにやってこれたのは、今自分たちが目指している世界は必ず人々を幸せにするものだと信じていたし、その世界を私たちが実現させるという使命感があったからです。そのために誰かが苦労するなら私がっていう気概と若さでやっていましたね。
そうすると、次第に私たちのビジョンに共感してくれる方や応援してくださる方が出てきて、周りに紹介してくださったりして、どんどん知り合いが増えていくんです。
やっている間は、もはや前進しているのかもわからない程大変だったけど、ふと振り返った時に仲間やお客さんが信じてついてきてくれて、自分が作ってきた道ができている。そういう経験はものすごく自分の糧になりましたね。
そして自分はやっぱり「今の当たり前を当たり前だと思わず、その先にある新しい価値を広めること」が好きで、今後もそういったことをやっていきたいという確信が得られたのは大きかったです。
ー写真業界で素晴らしい活躍をされていたキャリーさんが、観光業界へ飛び込む転機となったのは何だったのでしょうか?
新卒で入った会社では、自分の中である程度やり切った感がありました。
そろそろ次のステップに行きたいと思っていた時に、たまたま友達とホステルを立ち上げる話が上がったことが最初のきっかけですね。
もともと30歳までに新しいことにチャレンジしたいなと思っていたんです。
当時はホテルのことなんて全然知らなかったのに、観光業界の潜在的な可能性と、なんだか面白そうという直感でチャレンジすることに決めました。
ゼロからホテルを立ち上げて作っていくのはすごく楽しかったしやりがいもあったけど、ある程度基盤ができてからは拡大の勢いがなくなってきて、ほぼ接客業のルーティーンになっていました。それと同時に、ホテルの運営側の問題点をなんとかしたいという思いが強くなっていたんです。
ホテルで働いてる人たちの根底には、「目の前の人を喜ばせたい」っていうホスピタリティがあります。でも実際に入社してみると、雑務があまりに多くてお客様と直接接する機会は本当に少ないんです。表に出ているコンシェルジュやドアマンは実はほとんどが派遣の方で、実際の社員は裏で情報の打ち込み作業のようなことが多い。
でも本来、ホテルスタッフはクリエイティブな仕事だと思うんです。せっかくお客様を喜ばせたいというモチベーションで入ってきたのだから、そういったミスマッチをできる限り少なくしたいし、お客様への想いを形にできる仕事をしてほしい。そんな思いがあって、ホテルの運営方法、システム、働き方をアップデートできたらいいなと思っていた時にTRASTAと出会いました。
会社の歴史を作る責任とやりがいが自分の糧になる
ーTRASTAへの入社を決めた理由を教えていただけますか?
会社としてのホテル側のシステムをよりよくしていきたいというビジョンにも深く共感しましたし、オープンでフラットな社風やカルチャーも合っていたので入社を決めました。
実際に今は「宿泊体験を変える」を掲げる部署にいて、ホテル側の仕事をアップデートさせるようなプロダクト作りをしています。
アップデートさせた先に目指すのは、ホテルの社員がもっとお客様へのおもてなしに尽力できるような、自分のホスピタリティを存分に表現できるような場所ですね。お客様とスタッフ、両者にとってよりよい旅行体験を作ることが今後の観光業界には必要だと思っています。
ーTRASTAに入られてから、どんな変化や刺激がありましたか?
何をするにおいても、ベースを作っていく段階が楽しい。
既存の仕組みの上で働くことは誰でもできるけど、そもそもの仕組みやカルチャーを作っていく経験はなかなかできないので、その過程が大変だけどすごく魅力的だと思います。自分が今後の会社を作っていくってすごくやりがいあることじゃないですか。
TRASTAはスタートアップで、まだまだ足りないっていうのが前提だから、何かを始めたり取り入れたりすることに対してとてもウェルカムなのがいいなと思いますね。
「こういうのがあったらいいね」っていう声があがったら、すぐに「じゃあやろう」って動き出すし、働き方に困っているメンバーがいたらその人を助けるための制度を作って取り入れています。
経営陣との距離も近く、1人1人がどんな働き方をしているかを常に把握してもらえているからこそ、こんなに柔軟な方法が取れているんだろうなと思います。
純粋に素敵な会社だなって思ってます。
それから入社前と大きく違うことと言えば、多様な職種の方と関わるので毎日がとても新鮮です。
エンジニア、デザイナー、建築士、など、これまで関わることのなかった職種の方と一緒に仕事するようになって、お互いがこれまで学んできたことやバックグラウンドの違いが如実に見えるのがすごく面白いんですよね。おかげで毎回学ばせてもらうことばかりです。
ーエネルギッシュなキャリーさんらしさがものすごく伝わってきます。日頃どのようなことをやりがいにされているんですか?
わからなくて大変な中でも前を向いて頑張って、ふと振り返った時に道ができてる、そういう瞬間がやっぱりものすごく幸せで嬉しいです。
会社やサービスの歴史づくりはいわば山登りみたいなもの。
道なき道を拓いて行って、ふと後ろを見たときに歩いてきた人たちにしか見えない景色があって、そういう景色をここのみんなと見たいですね。
ーご自身のポリシーやビジョンはありますか?
何があっても、「とりあえず進む」ということ。
まだまだわからないことが多いし悩むこともあるけど、それでも立ち止まらずに、考えながら進み続けようって思ってます。先が見えなくても何かしら手を付けられるところはないかって探して、何でもいいからやってみる姿勢を大事にしています。
これは昔から変わっていないことですけど、やっぱり自分の根幹にあるのは「自分と関わる人をハッピーにしたい」ということ。基本的におせっかいなので、せっかく自分と関わってくれた人には楽しかったと思える時間を提供したいし、幸せにしたいです。それは飲み会ひとつでもそう(笑)。
将来的にも、バリバリ働けるうちに働きたいし失敗して転んで大けがしても治るうちにいっぱい転んでおきたい。それでいつか本当にやりきったと思えたら、田舎でほっこり暮らせたらいいかな(笑)
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