東新住建は、輸入材がメインだった2×4工法において、そのパネルに国産材を採用しています。現在、国内で使用される木材のうち、国内産はわずか2割程度です。国産材を利用しなくなったことにより放置された森は、危機的状況です。私たちは「家を建てる」ことを通じて、日本の森を保護する活動をしています。
当社が建てる住宅は、すべて木造です。杉の木の重量あたりの強度は鉄の約4倍。軽さもあり強靭な木の家は地震の影響を受けにくく、さらには優れた断熱性や温度調整機能、ストレス低減効果を持っています。日本の気候風土に適していると言えるでしょう。さらに木の家は「都市にある森」と評されるほど炭素を蓄えています。木造住宅1棟の中の炭素量はおよそ5.6トン。鉄筋コンクリート造住宅や、鉄骨プレハブ住宅のおよそ3.7倍も炭素を閉じ込めCO2削減に貢献しています。
2014年6月に決定された日本政府の新成長戦略には、国産材の普及と促進があります。私たちの取り組みは、森林資材の循環利用と日本の森を保護していく国策にも繋がっているのです。東新住建はこれからも「木の会社」として、木のぬくもりを日々の生活に届けながら、日本の森の再生と社会への貢献を追い求めていきます。