1
/
5

【コロナ就活にエール!】就職氷河期を体験したからこそ語る、不景気就活の鉄則“3つのやらない”

新卒就活中の皆さん、おたす! 

(「お楽しみ様です!」の意。TOKYO BIG HOUSEでは「お疲れ様です」は禁止♪) 

ビジョン創造室という、謎の室(しつ)の室長、宮本です。

人事部長を経て、今は広報・ブランディングなどをメインに、会社の業務全般に関わっています。当時社員数6名だったTOKYO BIG HOUSEに入社し、8年間組織づくりに悪戦苦闘しつづけ、今も奮闘しています!


今日のテーマは……

【コロナ就活にエール!】就職氷河期を体験したからこそ語る、不景気就活の鉄則“3つのやらない”です。

この時期、不安が募る就活生の皆さんに対して、エルトくんやトップ就のサスケさんが、皆さんの不安を解消できるようなYOUTUBE動画を出しています。

そこで私も「現役人事かつ就職氷河期の就活生の末裔として、お伝えできることがあるな~」と思い、まとめてみました!

近年はわりと売り手市場が続いていたので、就活に苦労している世代はもはや化石化していますけど……(笑)。実は私『就職氷河期(※)』の最後の世代なんです!

(※)バブル崩壊後、就職が困難であった時期(1993年~2005年卒が該当とされる)を指す言葉。リクルートによる命名。

今日は、私の体験談も含めながら、皆さんの不安に寄り添いつつ、読み終わった後に少しでも気が楽になるような内容をお伝えしていければと思います^^

*目次*―――――――――――――――――――――――――――――

◎大前提!今年の就活は一気にルールが変わっている

1、ほかの就活生と足並みをそろえない

2、数多くの内定を取らない

3、‟新卒ファーストキャリア神話”を信じない

―――――――――――――――――――――――――――――――――

◎大前提!今年の就活は一気にルールが変わっている

いま就活中の皆さんは、面接がオンラインに切り替わったり、選考スケジュールが予定通りじゃなかったりと、コロナの影響を大いに受けていますよね。「不安だな~」「これからどうなるんだろう~」と、気が滅入るような中で頑張ってると思います。

ホント~にエライ!

そして、大丈夫です!!!!

まず大前提として……

「今年の就活は、一気にゲームのルールが変わった」と思ってください!



好景気で売り手市場の時の就活&採用と、不景気で買い手市場の時の就活&採用って、ぜんぜん別物なんです。今はまさに後者。企業側としても「出方を決められない……」という、混乱の市場の時なんです。

例えばサッカーでも、前半戦で「ガンガン攻めていく!」と攻めがゲームの主導権を握ってる時と、後半戦で「もう失点は許されない。このままボールを渡さずに守って、時間稼ぎして終わろう」と守りがゲームの主導権を握っている時では、同じサッカーなのに全く別物ですよね。

戦局をいかに読み間違えないか。

切り替わった潮目に、被害者にならずに主体的でいられるか。

コレがとっても大事です。

以下では、売り手市場と買い手市場の就活の違いについても分かりやすくお伝えすることで、皆さんの「いま何をすればいいか分からない!」というモヤモヤを解消していきます。

それでは「不景気就活の鉄則“3つのやらない”」を見ていきましょう!

1、ほかの就活生と足並みをそろえない

就活中って、まわりの就活生の状況が気になりますよね。

同級生のツイッターとかをみて、

「あの企業の選考、もう内定まで行ってる人いるんだ~」

「次の選考の案内、あの人には来てるのに、自分には来てないよ~」

「自分には内定がひとつもない!あせる~!」

とか……。



その焦る気持ち、よく分かります。

でも、まわりのことは全く気にしなくて大丈夫です!

コレは精神論ではなく、きちんとした理由があります。

まず、冒頭でもお話ししたように、今動いてる就活はこれまでの就活と全く別モノなんです! 2006年新卒以降の就活論を真面目に踏襲したら、病みますよ(笑)。

今は、企業側(採用側)が足並みをそろえさせて採用活動をする気が無くなっているんです。だから、皆さんもほかの就活生と足並みをそろえなくて良いんです!

景気が良い時であれば、とにかく大量採用・大量内定・一斉研修が基本。企業側は、各フェーズをスケジュールに落とし込んで、効率良く選考を進めていきます。

例えば、『8月からエントリーを集めまくって、1月から1次選考、〇月に一気に内定を出して、全員一気に集めてイベントをしたり、研修をしたりする。内定辞退者の数も見越して人数を調整しつつ、9月から秋採用を実施……』といった流れです。

限られた人事の人数で大量採用をするには、そうならざるを得ないんですよね。

でも、今のように混乱・低迷している時は、そういう風にはやりません。採用目標数すら曖昧になってきちゃうと、人事もリスクヘッジするしかないので、全員同じタイミングで面接をしたり、同じタイミングで一気に内定を出したり出来ないんです。景気の動向や内部の状況、経営者の判断を待ちながら、様子を見てバラバラに進めていくことになります。

企業がそう動いているからこそ、就活をしている皆さんも、「まわりはこうなのに!」「去年はこうなのに!」と比較しなくて良いんです!




そして、これはあくまで私の観点ですが、今年はコロナの影響で就活がスーパー長期化します。どの企業も、採用を後ろ倒しにせざるを得ないからです。この春採用はWEB採用の練習とその体制づくりで、後半の秋採用が本番になってくるんじゃないかと思います。

トップ・オブ・トップの難関メガ大手狙いの就活であれば、話が変わってくるかもしれませんので、そういう皆さんには『トップ就活チャンネル(※末尾でご紹介)』などを観てもらうとして……。いずれにせよ、多くの企業は今年一杯引っ張りながら採用活動を実施していく可能性が高いのではないかと思います。

しかも、通常の面接は、対面で「1次→2次→3次→最終」とテンポよく決めていけるところ、いま皆さんもやっているオンライン面接では、直接会って判断したい部分の判断が付きにくいです。それをカバーするために「1次→1.5次→2次→2.5次」とWEB面接の回数を増やすのか、それともやっぱり直接会える時期まで待ってから決めるのか……。今は企業側がそれを判断できなくて、迷っている状況なんですね。

と、こんな風に、企業側の方針が定まっていないことに皆さんが振り回されるのはモッタイナイです!今は、そこをあせらなくて大丈夫です^^◎

そもそも、一斉就活という仕組みは、リクルートがつくった日本特有かつ高度経済成長期の仕組み。近年「その仕組みは崩壊させた方が良い」と言われていたので、これを機に“完全に足並み揃えよ就活”は一変するんじゃないかと思いますね。

今後、企業が通年採用に移行していくと考えると、皆さんにとっては割と長いスパンでチャンスの門が開いている状況が続くことになります♪

なので……!

ほかの就活生と足並みをそろえない!

まわりに振り回されない!

そのことを心掛けて、落ち着いていきましょう^^♪

2、数多くの内定を取らない

「え?就活って、いっぱい内定もらったもん勝ちのゲームだよね?」

今そう思ったアタナ、ブッブーーーーーです!

よ~く考えて下さい。

皆さんが入社できる会社って、いくつですか?

・・・・・そう、1つだけです!

なので、「まわりは内定を5個もらっているのに、自分は1個だけだ~!」とか「まわりに負けている~!」なんて思う必要は、全くありません。この「数多くの内定を取るのが良い」というムーブメントも、景気が良いときに伸びたもの。でもそれって、全然本質的ではありませんよね。

就活の真のゴールは、多くの企業から内定をもらうことではありません。

“相思相愛になれるオンリーワンの会社、自分にとって納得いく存在を見つけること”です!

景気が良い時には、企業は内定辞退も見越してバンバン内定を出します。採用人数が上振れすることは許されても下振れは許されないので、多いところで“10人に内定を出しても1人しか入社しない”というイメージで内定を出すくらいです。これだけでも、内定の総量が10倍バブル状態ですよね……。

一方、景気が悪い時には、企業は内定をポンポンとは出さないです。内定を出しまくった後で内定取り消しなんて出来ないので……。今後の景気の波がどうなるか読めないし、思うように選考のプロセスを踏めていない中では、企業側も「こんな選考で内定出しちゃって大丈夫かな~」と手さぐり状態なんですね。「できれば状況を見ながら、内定出しは先延ばしにしたい!」と迷っているはずなんです。



このように、企業側が内定を出し渋っている状況なので、皆さんが「思っているより自分に内定が出ない!内定数が少ない!」と焦る必要は全くありません!

皆さんが入社できる会社は1つだけ。みんな入る時期は来年の4月。

たくさんの内定はとらなくてOKです^^◎

3、‟新卒ファーストキャリア神話”を信じない

よく「新卒で良い会社に入らないと、生涯年収が何千万円変わっちゃう~」とか、「新卒で大手に入れなかったら負け組だ~!」なんてことが言われていますよね。

それを信じて「新卒じゃなきゃ!」とプレッシャーを感じている方も多いと思いますが、そんな必要はありません!

例えばこれが、早慶・難関国立に入って、メガ商社に入って……というような、「日本のトップを攻め抜きたい!」という方となると話は別ですが(笑)。そうでない限り、最初の就活で失敗しても、全然大丈夫です!

というのも、私はこの人材市場に16年いますが、不景気の後の好景気には必ず「第二新卒転職ブーム」がやってくることを実感しています。

企業は「不景気の時にしっかり人数そろえられなかったな~」と言う世代を、好景気に差し掛かるタイミングで再度狙って採用しにいくことが多いんです。他社で育ててもらったその世代の人材を奪いに行く活動をするんですね。あるいは“正社員経験なくても歓迎!”のような求人も多くなります。

人材系企業の戦略としても、不景気の時に稼げなかったぶんを巻き返すために、『第二新卒の転職応援!』といったキャンペーンを打って稼ぎにやってくるので、企業はそれに乗っかるわけですね。

なので、もし新卒で希望の企業に入れなかったとしても、新卒で入った会社でできることを100%しながら自分を磨いていれば、数年後に第一志望だった会社に転職できる可能性も十分にありえるわけです!

もちろん、「数年後に転職するために今の会社でやるんだ」ということでもなく、その会社で真剣に取り組んでそのままそこで活躍するもよし!です。

“人生100年時代”と言われている今。

転職は当たり前という世界観の中で新卒神話に囚われるって……なかなかね^^;

“新卒ファーストキャリア神話”なんて、迷信レベルで扱ったらいいですよ(笑)。

とにかく、入った会社で真剣に働いていれば、必ず道はひらけます!

ヤキモキしなくて大丈夫^^◎

「3つのやらない」、いかがでしたか?

就活だけでなく他のことにも言えますが、こういう厳しい状況の時は本質に立ち戻ることが一番大事ですよね。

景気が良いときや調子が良いときは、余計なモノを持ちすぎたり、考えすぎたり、振り回されたりしていても、成果は出るもんです。でも厳しい時こそ、なにが余計なモノなのかを見極めて、必要なことだけに集中できるかどうかが重要です。

繰り返しになりますが、就活の本質とは“相思相愛になれる、自分にとってオンリーワンの会社を見つけること”です!

多すぎる内定の数、みんなと足並み揃える活動、新卒神話……。

全部誰かが作った虚像で、就活の枝葉部分でしかありません!

ぜひ皆さんも、そんな余計なザワつきに惑わされることなく、自分のペースでオンリーワンを見つける就活をしてくださいね♪キャリア構築も人生もマラソンと同じなので、出だしで焦らなくても大丈夫なんです。就職氷河期にいた私の大学時代の先輩、もちろん私も、みんな今生き生き仕事していますよ。

‥‥‥ここまで読んでいただきましたが、不安も焦りも残っていて当然です。

ゼロにはならないと思うので、そのまま持ったままでオッケーです◎

皆さんはこれまでの人生の大変な時にも、いつも自分らしい選択で人生を切り開いて来たはずです。戦況をよく理解して、しっかりゴールさえ見ていれば、怖いことなんてないですよ^^!

応援しています!!!

▼私がお届けするYOUTUBEチャンネル。こちらも参考にしてね!

web面接の合格率を圧倒的に上げる!オンライン面接攻略法!【10000人と面接した現役人事が語る】 https://www.youtube.com/watch?v=934mf_C_5Z8

▼途中でご紹介した『トップ就活チャンネル』はこちらhttps://www.youtube.com/channel/UCDDiSYJbdFYQAvlLRqJOBhQ

Invitation from TOKYO BIG HOUSE株式会社
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
TOKYO BIG HOUSE株式会社's job postings
4 Likes
4 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Kumiko Miyamoto Miyamoto's Story
Let Kumiko Miyamoto Miyamoto's company know you're interested in their content