「僕、普段はこういうこと口には出さないのですが...」
おっとりとした口調ながらも、内に秘めた熱い思いを語ってくれたのは、2019年4月から新卒メンバーとして入社した俵 海人(たわら かいと)さんです。部活のクライミングに夢中だった学部時代、物理の研究に明け暮れた修士時代を経て、現在トビラシステムズの技術部エンジニアとして働いています。日々の新しい挑戦も楽しんでいるという彼に、仕事や共に働くメンバーについて聞きました。
クライミングのように「コツコツ積み上げていくこと」が好き
俵さんは学生時代、どんなことに力を入れていたのですか?
学部時代は、フリークライミング部に入って活動していました。大学に入ったら何かちょっと違うことをやってみたいなと思っていて、フリークライミングを見た瞬間に「これは面白そうだ!」と感じました。完全にフィーリングで、ピン!と来たんですよね。
フリークライミングとは、珍しいスポーツに挑戦しましたね!俵さんは大学院に進んだそうですが、大学院でもクライミングを続けてたのですか?
いえ、大学院ではクライミングからはガラリと変わり、研究に明け暮れる生活になりました。僕は物理の専攻で、宇宙に関する研究をしていました。
宇宙!一体どんなことをやっていたのですか?
ええと... パルサーという特殊な天体があり、そこから飛んで来る電波を観測することで間接的に太陽風の密度を測定する、という内容の研究です。大学院では修士論文を書くために、研究しかやっていなかったくらい没頭してました。
す、すごい...何だか壮大な研究ですね。ところで、大学院の研究分野からは一変、就活ではエンジニアを志望した俵さんですが、最初からエンジニアになろうと決めていたのですか?
はい、エンジニアを目指すと決めていました。大学院では研究ばかりやっていましたが、そうは言ってもやっぱり「将来何しようかな」と考える時間もあって。その中で自然と「エンジニアしかないな」と考えが固まったんです。
ほう、「エンジニアしかないな」と思ったのは何故だったのですか?
僕は、「ものごとを積み重ねた結果、わかることやできることが増えていく」感覚が好きなんです。エンジニアも技術を積み重ねていく仕事だから、自分に合っているんじゃないかな、と思ったんです。
コツコツ積み重ねて力をつけていく活動が好きなんですね、クライミングにも通じるところがありそうですね。
そうですね。クライミングも、最初から登りにくくて難しい岩に挑戦することはできません。毎日コツコツと練習していく中で登れるようになります。「何かを積み上げていくこと」は、昔から好きなのかもしれません。
優れたエンジニアと働ける環境で、先輩を超えていきたい!
トビラシステムズに興味を持ったきっかけは、何だったのですか?
求人を読んで伝わって来た会社の雰囲気が、自分にマッチしそうだと思ったのを覚えています。
僕の判断基準・行動基準は「おもしろそうかどうか」「新しいことに挑戦できるか」です。いままでは物理専攻でしたが、工学の方面にも興味があったので、「おもしろそう!」「新しいことに挑戦したい!」の気持ちに従ってトビラシステムズのエンジニアに応募しました。
なるほど。実際に働いてみて、どうですか?
入社してまだ数ヶ月しか経っていませんが、エンジニアにとって居心地の良い環境なんじゃないかと思います。
それから、とにかく優秀な人が多いと感じます。特に若いメンバーが、半端じゃないです!技術的にも、それ以外のベクトルでも、優れている人が多いです。
今は、先輩との差はまだまだあります。でも、「いつかは僕が追い越して行くぞ!」くらいの気持ちで取り組んでいます。僕、普段はあまりこういうこと口には出さないのですが... 心の中ではそう思いながら仕事をしています。
熱い意気込みですね!
「みんなでいいものをつくる」熱い情熱を持ったチーム
現在、どのような仕事をしていますか?
法人向け製品「トビラフォンBiz」の開発をしています。トビラフォンBiz開発チームに入り、先輩たちと一緒に新機能の開発に取り組んでいます。ユーザー管理画面開発やAPI開発、フロントエンドからバックエンドまで広く取り組んでいます。
Bizチームの雰囲気はどんな感じですか?
和気あいあいとしていますよ。自分はまだわからないことばかりですが、お互いにフォローし合って仕事ができます。チームのメンバーは表だっては口に出さないですけど、「みんなでいいものを作っていこう」という空気があります。みんなが同じ方向を向いて進んでいて。言葉には出さなくても、心には熱い情熱を持っている人たちだなと感じられるんです。僕はこのチームに入れてよかったな、いいチームだな、と思います。
大学院の研究はずっと一人でやってきたので、こういったチームワークはあまり経験したことがありませんでした。難しい仕事もありますが、チームで情報共有しながら進めていくのは楽しいですよ。
素晴らしいチームで仕事に取り組めているのですね。そして、そんな風にメンバーを観察している俵さんも面白いです。トビラフォンBiz以外の業務にも携わることはありますか?
社内システム(自社サービスの迷惑電話フィルタシステム)にも携わっています。迷惑電話判定のロジックを改良していく仕事です。僕自身は、まだシステム全体を把握しきれていないので、まずは理解するところからのスタート。いずれは機械学習をもっと取り入れて、さらに迷惑電話判定の精度を上げていくのが目標です。迷惑電話はもちろん、迷惑メール判定にも機械学習を取り入れられます。これからは僕が機械学習の領域を切り開いていくという意味で、機械学習系の勉強会にはたくさん参加させてもらってます。
いろいろな自社サービスや社内のシステムに触れられるチャンスがある環境が、俵くんの肌に合っているかもしれませんね。
はい。今まで知らなかった新しい世界だからこそ、やりがいもあります。楽しくやらせてもらってます!
強みを生かし、会社をリードしていく「第一人者」になりたい
これから会社の技術を牽引していくパイオニアとして、俵くんには新しい分野での仕事が積極的に任せられている印象があります。
そうですね。大きな技術系の勉強会に連れて行ってもらったり、夏にはExploratoryが開催するデータサイエンスのセミナーに行く予定もあったり。会社の制度で費用を負担してもらえるのでとても嬉しいですし、同時に期待されているのかなと感じたりもします。「行きたい!」と思った勉強会には、会社の機会をフル活用して参加していこうと思います。
最後に、トビラシステムズの中で、俵さんはどのようになっていきたいですか?
自分の得意分野で勝負していきたいです。僕は数学や物理など、理論に強いと思っているので、強みを生かして勝負していきたいです。データサイエンスや統計、機械学習など、これからトビラシステムズが注力していきたい分野にも自分の力は活かせると思っているので、第一人者としてリードしていきたいと思います。
みんな期待していると思います!ありがとうございました。
新卒エンジニア、俵さんのインタビューでした。エンジニアに話を聞いてみたい、オフィスに見学に行きたいなど、お気軽にご連絡ください!