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管理職に聞く!Designユニットが実現したい「価値」とは?求める人物像は?

Y.Fさん/デジタルイノベーション本部デジタルイノベーション推進部 部長

20年以上にわたって、東京海上グループのIT領域を支えてきたYさんは、現在デジタルイノベーション推進部の部長として、Designユニットのマネジメントを担当しています。管理職の立場から、Designユニットのミッションや今後の展望についてお話しいただきました。

Designユニットの活動が、グループ内に「デザイン思考」を根付かせるきっかけになっている

――Yさんは、デジタルイノベーション本部の前身となる部署で勤務されていたと聞いています。

そうですね。もともとデジタルイノベーション本部の前身は、東京海上日動の契約管理システムの一部をオープン化する際に設けられた内製開発部隊でした。その部隊の業務内容はプログラミングなどが中心でしたが、たまたまデザインに興味のあるメンバーが数名いたため、有志で自主的に勉強会をしたり、時にはモックアップを作成して、東京海上日動のビジネス部門向けに提案をしていました。その取り組みは東京海上日動のビジネス部門には非常に好評でしたし、時を同じくして、社内でもデジタル活用への注目が集まり始めているころでした。そうしたなかで、東京海上グループのデジタル変革を担うデジタルイノベーション本部が新設され、そのデザイン領域を担う本部横断のチームとしてDesignユニットが少し遅れて立ち上がりました。

――デジタルイノベーション本部が設立されて5年ほどが経過しますが、グループ内におけるデジタルやデザインへの意識に変化はあったのでしょうか?

Designユニットが正式に組織化されてからはまだ2年ほどですが、間違いなく、変化があったと思います。以前に比べて、グループ内におけるデザインやUI、UXへの関心度は大きく高まっていますね。東京海上日動のビジネス部門から「このデザインについてどう思うか」「ユーザーインタビューしてみたい」といった相談を受けることも少なくないです。

デジタルイノベーション本部が設立されたころに前後して、「デザイン思考」や「アジャイル」といったワードが注目を集め始め、東京海上グループもそうした手法に高い関心を持っていました。しかし、当時はそれらを実際に導入するノウハウやスキームがなく、なかなか着手できずにいたのが正直なところです。しかし、Designユニットを始めとしたデジタルイノベーション本部の活動を通じ、グループ内でもデザイン思考などのアプローチが根付き始めているのを感じています。


保険業界をアップデートするうえで、デジタルやデザインの力は必要不可欠

――なるほど。Designユニットの活動がグループ内の意識にも影響を与えているわけですすね。しかし、そもそもなぜ保険会社にデジタルやデザインの力が求められているのでしょうか。

大まかに二つのポイントがあると思います。まず、一つ目は、保険業界の旧来的なビジネスモデルの問題です。保険業界では、お客様が紙の申込書に手書きで必要事項を記載して、店舗でサービスに加入するというモデルが今でも存在しています。多くのサービスがスマートフォンで完結できるようになった今、そうした古いスタイルを変えていく必要があります。デジタル化により、利便性の高いサービスを提供していくべきなのだと思います。

また、保険商品特有の「お客様の想起待ち」という弱点を乗り越えるうえでも、デジタルやデザインの力は重要です。例えば、自動車保険や火災保険は、多くの場合、自動車や住宅を購入する際に加入されます。つまり、保険の加入を決めるきっかけが明確に存在しているわけですね。しかし、それ以外の保険商品は、そうした意味でのわかりやすいきっかけがありません。あるとき、お客様が生活の中でリスクを想起して、保険への加入を自主的に検討し始めるまで、保険会社はお客様との接点を持つことが難しいです。これは私たちにとって大きな機会損失。また、日常生活では実感できないだけで、人の生活にはあらゆるリスクが潜んでいるものです。そのため、お客様の想起に先回りして、保険商品を提案する仕組みづくりが求められていて、その仕組みをつくり上げるうえで、デジタルやデザインの力が重要になってきているのだと思います。


「東京海上グループのニーズを引き出せるデザイナー」が求める人物像

――東京海上グループのビジネスをアップデートするために、デジタルやデザインの力が求められているわけですね。では、そうした役割を担うDesignユニットにマッチする人物像は、どのような方なのでしょうか。

今後、Designユニットは東京海上グループ部門が抱える課題をデザインで解決する部署として、取り組みを活発化させていく予定です。そのため、東京海上日動ビジネス部門のニーズに向き合い、的確に課題を抽出できる人材を求めています。デザイナーとしてのスキルを大切にしつつ、インタビューやリサーチなど広い視野でデザインに向き合いたい人、課題を解決していくことに面白みを感じられる方が当社に向いているのではないでしょうか。

――ありがとうございます。それでは最後に、Designユニットに興味を持っている方にメッセージをお願いいたします。

Designユニットはまだまだ発展途上のこれから成長して行く組織です。探究心や成長意欲の強いメンバーが揃っています。また、外部からも経験豊富なデザイナーやエンジニアを多数招いており、互いに刺激し合いながら成長していける環境が整っています。これまでのデザイナーとしてのスキルや経験を生かしながら、さらなる成長を遂げたいという方にはうってつけの場ではないでしょうか。自らのスキルや仕事の幅をさらに広げたい方は、ぜひDesignユニットへの参加をお待ちしています。

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