「2019年に新婚旅行で世界一周に行こう!」と決めた私たちは、2018年から準備を始めました。なぜ今更この話をするかというと、コロナ禍で移動が制限される今こそ、仕事を止めずに長期旅行に行く(自由に生きる)準備にぴったりのタイミングだからです。
1. 新婚旅行で世界一周した5組にインタビュー
最初にやったのは、実際に世界一周した人たちへのインタビュー。私はどんな時も、「できた人に話を聞く」を最優先しています。リアリティが沸くし、的確な情報やアドバイスをもらえるからです。実際、「行きっぱなしだと感動疲れする」とか「妊娠が重なると旅行どころじゃなくなる」とかリアルな情報を入手できました。何より彼らの実体験はワクワクして、今すぐ飛行機に飛び乗りたいくらいモチベーションが爆上がりしました。さらに、旅行中もSNSでアドバイスをもらったり、強力なサポーターになってくれました!やってはいけないのは、「知ってるだけの人」の話を聞くこと。彼らの多くは、良かれと思って否定的です。
2. 旅行会社に行き、具体的な計画を立てる
私たちは2018年12月から2019年12月まで旅の計画を立てました。毎月2-3週間ずつ海外に行き、1-2週間日本に滞在する、というスタイルです。旅行先が決まると、資金も明確になります。お金は稼ぐ目的がないと入ってきません。旅行予算は年2000万ほどになりましたが、稼ぐ原動力になりました。南米や北欧の旅は、それぞれ400万程かかりましたが、圧倒的非日常を満喫できました。
3. 1年先までカレンダーを白紙に
油断すると、すぐにカレンダーは予定で埋まってしまいます。まず全ての予定をキャンセルし、カレンダーを白紙にしました。1つでも予定が入ってしまうと長期旅行にいけないからです。今までの時間管理術は、いかに手帳を埋め尽くすか、ですが、時間管理術の本質は、カレンダーを白紙にしてもビジネスが回るようにすることです。
4. チームを作り、フルリモート経営に
出社・訪問は全てなくし、チャットとZoomをオフィスにしました。今では当たり前になりましたが、当時、バーチャルオフィスは馬鹿にされました。自宅では仕事に集中できないとも言われました。私が思うに「楽しみの予定を入れる」が最高に集中力が上がります。その時間までに終わらせないと行けないので。月の半分は海外にいると、どうしても人に任せないとできません。結果的にマネジメントスキルが伸びました。マネジメント関連の書籍を読むより、人の力を借りなければならない状況を作ってしまう方がマネジメント力は伸びますね。
このようにして、実際に2019年、世界一周に出かけました。クレジットカードを無くしたり、飛行機が飛ばなかったり、体調を崩したり、いろんなことがありましたが、夫婦の絆が強まり、かつビジネスもフルリモート経営が確立し、2020年に襲いかかってきたコロナウイルスの影響は全くありませんでした。
以上が、仕事をしながら世界一周するためにやった4つの準備。コロナ禍で移動が制限される今こそ、仕事を止めずに長期旅行に行く(自由に生きる)準備をしてみてはいかがでしょうか?