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プロダクトを通じて世界で活躍する。テラドローンのエンジニアがグローバルな舞台を意識する上で大切にするCore Valuesとは
こんにちは、テラドローン広報チームです。
テラドローンで働く人たちが仕事上で大切にしている価値観やキャリアの軸を紐解く「Core Values」。
今回は、土木事業本部の長谷川卓行さんにインタビューしました!
テラドローンではTerra Lidar Xの開発を担当している長谷川さん。
幼い頃から「海外で活躍したい」との思いを抱き、土木の分野を専攻していた学生時代にはドイツ留学を経験しています。テラドローンには学生時代にインターンを経験したことがきっかけで入社しましたが、それまでには紆余曲折があったようです…
そんな長谷川さんはどんな軸を持ってテラドローンで働いているのか。エンジニアとして違った視点で「世界」を見据えています。入社から約2年で急成長を遂げた長谷川さんが考える「Core Values」を是非、ご覧ください!
ーー最初に長谷川さんのこれまでの経歴を教えてください。
高校時代まで群馬で過ごし、東北大学では大学院まで建築土木の分野を専攻していました。大学院の時にドイツに留学した後、修士課程終了後にテラドローンに入社しました。テラドローンの入社は、大学院生の時にインターンをしていたことが縁となっています。
大学では土木の分野を専攻していましたが、実のところ最初はそれほど興味があったわけではありませんでした。進路を決める際、明確にやりたいことがなかったので得意な理系にそのまま進み、絵を描くのも好きだったので建築学部を選びました。
ただ、実際に入ってみると、「建築って何となく合わないな」となぜか感じていました。そんなこともあり、結果的に土木の分野を専攻することに決めました。
土木の分野を専攻した理由にはもう1つ、幼い頃から海外に興味を抱いていたことです。大学のオープンキャンパスに足を運んだ際、土木関連で海外で展開している研究室があったことも印象的で実際にその研究室に入りました。
ーー海外で活躍したいと思うようになったきっかけは?
両親や親戚が海外で仕事をしている姿を見て、自然と海外で活躍したいという感情をいだきました。大学院の時のドイツ留学は、海外で活躍したいと思いながらもそれまで国外で生活した経験がなく、当時は英語やドイツ語も話せない状況だったので「とりあえず行ってみよう」となったことがきっかけでした。学部時代は部活でソフトテニスをやっていてそうした機会を確保するのが難しかったことも関係しています。
留学時代は最低でも英語を話せるようになろうと、「日本人の友達は作らない」とルールを設けました。講義や発表は全て英語でしたが、そのルールを貫けたことで今でもエンジニアリング関連の英語には自信があります。
留学先のドイツでは1年間過ごしましたが、どの大学を選ぶかよりも何を専攻しているかのほうが重視されることに驚きました。大学によって得意とする分野が違い、日本のように大学名だけで判断される感覚がないことが特徴的です。多くの人が入学段階で自分が選んだ専攻に関係する仕事に就くと明確な真剣な意志を持っていることも、日本の大学との大きな違いだと思います。
ーー帰国後にテラドローンでインターンすることになった理由は?
就職活動でどういう職種にしようかと悩んでいた時、興味を持ったベンチャー企業の1つがテラドローンでした。その時は仕事選びの軸がない状況だったので、採用担当者と何度も会話を重ねて採用いただきました。
インターンの時は主にCSの業務を担当していました。その時期に2社から内定をもらいましたが、テラドローンで働きたいと伝え、その際に、「インターンか正社員かどちらがいいか」と聞かれたため大学院卒業後の数か月間をインターンとして過ごし、2022年1月から正社員として働き始めました。
他の内定先には大手企業やスタートアップがありましたが、若手でも活躍できること、そして会社とともにグローバルで活躍できる人材に成長できることを選考基準の一つとしていました。各社をその観点で比較検討した結果、テラドローンが世界進出に対する最も強い気概を持っていると感じられたため、最終的にこちらを選びました。
ーーエンジニアとしてはどのようなことをしてきましたか?
大学が土木関連の分野だったためそれまでコードを書く機会はあまりなく、エンジニアとしての基礎はテラドローンに入ってから身につけました。最初はTerra Lidarの改善点の発見などで基本的な内容をつかみ、並行してTerra Lidar Xの開発を担当することになりました。
Terra Lidar Xは入社から約1年後の2023年1月にはリリースできましたが、エンジニアとして短期間でこれだけ習熟できる機会は滅多にないと思っています。Terra Lidar Xについてはリリース後も半年ほどさまざまな対応をしましたが、その期間に色々な情報をかきあつめて仕事にコミットした経験も糧となりました。
長谷川さんのインタビュー記事です(一部有料記事)
精度5cm以下の高性能レーザードローン、独自設計で1000万円台に
ーーエンジニアの仕事をやる中で1番楽しいと思えることは?
コードを書く時間なども楽しいですが、顧客に商品を届けて、役に立つのを実感できるときが一番楽しいです。もともとCSからエンジニアになろうとしたきっかけも、お客様にもっと喜んでもらえる製品の根本を担いたいと思ったからです。CSとしての立場は、お客様からの貴重なフィードバックを受け取り、それを製品の改善につなげる重要な役割を担っています。一方で、エンジニアであれば、もっといいものが作れたり、競合に勝てるものが作れたりするチャンスがあります。それがエンジニアを続けている最大の理由です。
特にTerra Lidar Xの導入講習でお客様の元に足を運んだときに、お客様から「このモデルをこんな金額で販売するとは思わなかった」と驚かれたのは印象に残っています。そうした点でお客様にとって意味のあることができたと実感できたことが大きいです。
ーーエンジニアはどちらかと言えば顧客とダイレクトに接する機会が少ないと思います。長谷川さんがそこまでユーザーを意識している理由はどんなところにあると思いますか?
ユーザーがプロダクトを使う価値を底上げするためにエンジニアをやっているからです。自分が入社する前は、テラドローンはまだ組織が小さく開発に携われる人材も少ない状況でした。そうした状況で「自分が入るだけでも変えられるんじゃないか」と思えたことも大きいです。自分の長期的なキャリアプランを考えてみても、理系の専門的な知識や技術を踏まえつつ、ビジネスサイドにも絡んでいきたいと思っていたことも影響しています。
ーーでは、これからテラドローンでどんなことをやっていきたいですか?
第一に「売れて、世の中を変えるプロダクトを作りたい」という気持ちがあることはずっと変わっていません。その上で世界中の人に広く喜んでもらえる商品を作りたいと思っています。それは自分自身で作ることにこだわらず、テラドローンでそうしたものを生み出せる組織を築くやり方で変えることもありだと考えています。自分のバリューを出すためにも、ユーザーの体験価値を底上げすることが今後に向けた重要なテーマです。
ーーちなみに「Terra Way」で体現している部分はありますか?
開発の立場でいえば、Challenge as Global No.1 は大切にしていて、競合と市場、顧客の動きは常に追っています。社内で情報収集はもちろんのこと、2か月に一回くらいは外の何かしらの案件に顔を出し、ユーザーヒアリングや業界構造の深堀に努めています。結局、業界の中で10年後に何をしたいか、そこに対して自分たちがどういったバリューを出せるかが大事になるので、自分の中でまだ体系化はできていませんが、調べ続けるようにしています。
ーーテラドローンで働いていて、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか?
入社までも紆余曲折がありましたが、自分の中で成長できていると思います。もともとグローバルを舞台に挑戦したい思いがありますし、自分たちが手がけたプロダクトを世界に向けて提供することが現在の目標です。
そう感じたのには、就職活動の時に抱いたある思いが影響しています。当時、さまざまな企業の面接を受けていましたが、「海外で働いている人がその人のバリューを出せているのか」と言われるとそうではないと感じたことがありました。例えば、日系企業で現地に駐在するキャリアを進むことがありますが、そうした人たちが活躍できているのかと言われると必ずしもそうでは無いケースもあります。
それよりも、自分で世界に通用するプロダクトや価値を送り出して活躍する人材になれることの方が重要だと感じています。留学した時期に熾烈な環境に身を置いて研究する人々を見てきたこともあり、「海外で働くこと=世界で活躍する」ことではないと今でも感じています。
ーー最後に、今後テラドローンで一緒に働きたい人に向けてメッセージをお願いします。
自分を持っている人がいいですね。「自分を持つ」には色んなベクトルがあり、エンジニアとして「こんなプロダクトが作りたい」といったこだわりを持っている人と仕事ができると、互いに刺激し合ってバリューを高めていけると思います。
Terra Droneでは、一緒に働く仲間を募集しています。ぜひお気軽にご連絡ください。